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はじめに2



「ほんっと今日も疲れた…。 いつまでこんな毎日続くんだろう…」


今日は早く帰れたが何も感じない。嬉しさも楽しさも。

帰る電車、道、周りには楽しそうなカップル、家族連れ、友達同士…。


私は1人家に向かって帰るところ。


「さぁ。今日は牛丼買って帰ろうかな。」


そんな事を考えながら歩いていた。


私は田舎から出てきたものの、何も夢中になれることも、一緒に遊ぶ友達もいない。


会社ではコミュニケーションぐらいは行うが飲みに行くわけでもない。そんな浅い関係である。


信号待ちをしているとモニターから音楽が聞こえてきた。


若い女の子たちの声がする。


ふと見上げてみると、そこには可愛すぎる女の子たちのmvだった。


「あんな可愛く産まれてたら人生違ったんだろうな」


『今日も一日お疲れ様ですっ! この度、1stシングルを出させて頂きます。念願のデビューで…やっと皆さんに恩返しが出来ます!!!

1stシングル発売記念イベントも行いますのでお会いできる日を楽しみにしてますっ!!!』


お疲れ様…か。久しぶりに言われた気がする。


なんだかじんわりきた気もするが、私には関係のないこと。



その日は夜になってもあの曲を歌っていた人たちのことが頭から離れなかった。


曲もなんだか懐かしい気もしたし…


っていい年した女の私がアイドルのイベントに行くなんて無理無理無理。


でも…曲だけなら聴いてみようかな…

あっ、彼女たちのグループ名なんなんだろう。

わかんないや…。


まあいいか。寝よう。



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