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読みにく感じがしたのでちょいと段とか空白とかいれます
おはようございます。
アリアです。
私たちの住んでる孤児院はちょっと大きめな町の離れにあります。
夜明け前に起きて、小さい男の子達は協力して新聞配達して、小さい女の子は家を掃除したりします。
10代ぐらいになるとご飯の準備をして、朝日が上った頃にご飯をみんなで食べ、たべ終わったら、午前中に孤児院の裏にある敷地の庭を耕したり、水くみをします。
昼ご飯も少ないですが食べます。
孤児院と教会がセットになってる場所なので割と敷地は広いのです。
食べ終わったら、ギルドに行って、薬草採取の依頼を受けます。
ちょと村はずれだし、モンスターがいるから怖いんじゃない?といわれますが、生活のためです。
私たちはある人がくれた石をもって薬草をとりにいきます。
もちろん森にはいると本当危険なので、見晴らしがいいところで今日の担当の見張りさん達がモンスターがこないか見張り 数人で薬草を刈ります。
私はチートではなかったですが、簡単な治癒と小さな本当小さな結界とほんの効果UPの付与ができるます。
本当ささいなものですが・・。
薬草を採った後はちょとUPさせてギルドで売ります。
それで普通よりほんのちょと金額をあげてくれます。本当おまけみたいな金額ですが、ないよりましです。
薬草を摂取してると、
『アリアー』
向こうから手を振っ走っててくる男性。
『ルーク』
私は手を振り替えして
『ただいまアリア みんな。』
『おかえりなさい。ルーク 久しぶりね。元気だった?体にけがはない?』
私は抱きついてあっちこちルークの体をみたりさわったりしてたら、
『大丈夫だよ。毎回のことだけどじろじろみないで。』
はずかしそうに、私をはがした。
ちぇ と思いつつ。
『おかえりルーク』
と子供達が手を休めてみんな集まってきた。
『だたいま。みん元気だった?』
ルークはしゃがんで子供達の目線をみた。
『こら みんなルークが久しぶりだからって見張りまできたらだめでしょ』
『アリア姉ちゃんだって真っ先にルークに抱きついたじゃん』
『うぅ。私はいいの』
といいつつ子供達は
『ルーク今日はいつまでいれるの?』
『いつもどおり夕方までかな』
『残念。今日はミリの誕生日だから遅くまでいてほしかったのに・・』
『ごめんごめん』
とミリという少女の頭をなでなでした。
ルークは私たち孤児にも優しく、たまにしか帰ってこないのに、みんなにモテモテなのだ。
『ルーク来月は私の誕生日よ?その日はこれる?』
『もぅそんな時期か・・アリアいくつになるっけ?』
『ひどい 16歳よ』
『じゃ その時に特別なものを用意しておくよ。』
『本当?うれしい』
『そういえば 石の効果はどう?』
『おかげさまで今もこないわ』
ある人っていうのはルークのことで、孤児院ではギルド登録できたら討伐PTに入れてもらってお金を稼いでいくんだけど私は見ての通り何もできないので、ルークに相談したら薬草採取だけでもお金になるよって教えてくれた。
登録に行くときもそばにいて色々説明してくれて登録完了後にお祝い。
ってモンスター避けの石をくれたのだ、これがあれば一人で採取するより子供立達と行ってすぐ終われるようにって。
みんなのこともだけど色々と考えてくれてる。
『さぁ 一通り採取できたから 帰ろっか』
『は~い』
私たちは町に帰った。
ルークはモテモテで子供達から肩車やら抱っこやらで非常にモテモテだった。ルークがつれてる馬には沢山の荷物があるんだが、その馬も子供建ちに人気で乗らせてもらったりする。すごい力持ちで疲れ知らずだから子供が乗っても平気なんだよって行って乗せてくれる。
町についたら 子供達だけ先に孤児院に行ってもらって
私とルークはギルドに行って薬草採取の依頼を完遂させた。
(ルークは荷物があるから外でまっててくれたけど)
これが終わったら、ある意味自由時間だ。
薬草採取までしてら子供達は院で遊んだり昼寝したりする。
私は15歳なので昼寝することはないから本を読んだり神様にお祈りしたり色々する時間だけど、今日はルークがいるんだ。
久しぶりなんだからいっぱい話たいこともある。
ルークはたまに帰ってくるが普段何をしているかわからない。商人で色んな所を旅してるんだって。
ルークはあんまり自分のこと言わないけど、町でこんなことあったよ とかいろんなことは教えてくれる私も話したい事あるから、話が終わるころにはすぐバイバイの時間になる。
ギルドの帰りに私たちのお土産があるからって事で孤児院に行くことになった。
『今日も荷物多いわね。いつもご苦労様。ウール』
私はルークといつも一緒にいる馬ウールに話しかけながらなでなでする。
『ウールは力持ちだからね。まだこの倍はもてるよ』
と笑ってみる とんでもないもう無理だと と言わんばかりに 馬がヒヒーンとなく。
『ねぇルークは今回どこの街に行ったの?』
『う~ん、あんまりいつもと変わらないけど・・。それよりアリア達の事聞きたいな』
『え~ いつもあんまり変わらないって言って最近教えてくれないじゃない・・』
とぷんすか怒ってみたけど、笑って私の頭をポンポンとたたいて
『俺の話はあんまり変わらないよ 』
って最近話してくれない・・昔は色んな話を教えてくれたのに・・・。
孤児院について荷物を降ろしてたら子供たちが集まってきて結局ルークを取られた。
まぁみんなも久しぶりだからしょうがない・・と諦めて子供たちの様子を見てたら。
そんなルークは少したって私に気付いたのかおいでおいで と手招きしてくる
わたし?と指を自分にむけるとうなづく。
なんだろ とおもいつつ ルークのところにいくと、
『さみしがりのお姫様みーっけ』
と私をもちあげた。子供たちは大笑いして私ははずかしくて
『さみしがりじゃないもん。おろして~』
『じゃあ、みんな抱っこしてもらってるのに、自分だけしてもらえてないすねてるお姫様かな?』
『ルークの意地悪~』
あはは とみんな笑う。
そんな楽しい時間も夕方になるとバイバイの時間になる。
シスターも子供たちもルークのお礼をいい、私は町の外に行く場所までついていった。
『ルークいつもありがと~』
『全然、こちらも、もらってくれてたすかってるよ』
ルークは商人なので物が新しくリニューアルすると以前の物がうれなくなるので、そういった不良債権を私達にもってきてくれる。
商人達さんも、抱えて捨てるより孤児院に寄付という形のほうが、見栄えがいいという形で色々ルークに押しつけてもってきてくれる。
『それにこっちもありがたいしね』
とリボンの布をもつ
私はちょっとしたおまじない程度の付与ができるので、ルークが持ってきてくれたリボンに付与をしてあげるのだ。
ルークはこのリボンの売り上げをくれる。最初は断ったんだけど、リボン購入のついでに色々買ってもらえるからギブアンドテイクだって。
『でも、そんなちょとした付与売れるの?』
『貴族様にはうれないけど、市民には売れるんだよ。アリアが一緒に街についてきてくれたらみせてあげたいんだけど・・』
『ごめんね・・』
私は町をでたくない。
私は10年前戦争孤児で、孤児院に入ったのだ。
10年前魔族との戦いで農民だった父は戦争に駆り出され、父が死亡したと思ったら今度はちょっとした魔法が使える母も狩りだされ、結局二人は帰ってこず、私は行く当てもなくただ何日もぼーぜんとしてたらみかねた大人達が孤児院につれてきてくれたのだ。
シスターは私を一生懸命育ててくれた、私の第二の母。
だからシスターにまだ恩返しもできてない状態で町をでたくない。
せめてもうちょい子供たちが大きくなるまでは・・と思いつつ
ルークはそれが分かってるので、私を誘わないようにしてくれる・・。
ちょっとしんみりした空気だな~とおもったら
『そんな顔しないで、また来月もくるんだからさ』
『・・・・プレゼント期待してる。』
『うん期待してて。』
『じゃあね』
とルーク町をでた
『またね』
とお互い見えなくなるまで手をふった。
寂しいけど来月にはまたきてくれるんだからと自分に言い聞かせて私は家に帰った。
よんでくださりありがとうございます。