「拝啓︙15年前の俺へ一言。今俺は苦労しています」
プロローグ
あぁ…確かに憧れたよ
だけどなー違うんだ女神よ…
転生
それは、ラノベ、ゲーム、漫画を愛する者の多くが
憧れ、そして恋焦がれる夢の空想。第2の人生
チートな能力やステータスで無双して魔王を倒す度に出たり
文明の未発達な魔法の世界で農業や製鉄知識で改革を起こしたり
はたまた、その能力を活かさずにスローライフに力を入れたり
まぁ流石に転生させられて女の子になり
無能力者で赤ちゃんの頃に捨てられて貴族に買われて、飽きたからた捨てられて、オークやゴブリンに捕まりゲフンゲフンでお人形さん扱いってのは流石に勘弁だが
もしそんな最悪な状況であっても俺は剣と魔法の世界に行けたなら
早い内に貴族の手から逃げられるよう努力
オークやゴブリンに連れ去れそうでも死に物狂いで抵抗する
その辺の枝なり尖った石で目だけを目標に攻撃でもするかな
逃げきれた後は
魔力0というならば魔道具で闘うスペシャリストなり
どんな魔法も切り裂く剣を持ち暴牛の様に突撃して英雄を目指すのもいい
ただ、希望を言うなら
俺はやはり「チートもの」がいい
異世界に生まれ直し、学校や親に魔術を習い
才能を見せて圧倒的な力でみなを驚かせ英雄になり
順風満帆な生活を送りたい
剣と魔法が飛び交う世界
みんなから羨望を浴びて裕福な暮らしができる世界を
そして俺、柱間唯斗はそんな勇者に選ばれた
いや、訂正する。
「時よ止まれ!時空魔法・クロノス!……何故、魔法が発動しない!」
「残念だったな。俺が近くにいる限り空間系の魔法は発動しない」
俺、柱間唯斗は
「クソッ…チート野郎が」
「いやいや、あんたの触れたい物に触れる。触れたくないものはすり抜けるって能力も充分チートだから」
「お前のだって…」
「おーもしれーっなーこのクラス」
そんな勇者「達」に選ばれた
15年前の転生する直前の俺に言ってやりたい
この異世界はお前が思っていたの違うぞ!っと
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