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初めて会う2人

歩いて15分程度で百合ケ丘駅に着いた。今日は、日曜日なのでいつも学校に行く時にいる人の量とはあまり変わらない。上を見上げていると、それは雲があまりない青空だった。


汐莉からLINEが届いた。

『今百合ケ丘駅に着きました。将太はどこにいるの?』


『駅の中にあるドーナツ店の近くにいるよ。』


『わかりました』


と、僕は余り人の居なさそうな所でそこを選んだ。


すると、少しずつ僕のほうに近づいて来る可愛らしい女の子が近づいて来る。


「きっと、あの子が汐莉ちゃんかな!」


とワクワクしながら待っていたが、


僕の近くにいた彼氏さんみたいな人の所で、


「たろーちゃんーお久しぶり 待ってた?」


なんて言いながらキスをしてやがる。


僕は心の中で


「おぃ 人前でしてるんじゃねーよー。」


と羨ましい思いながらも少しイラッとして汐莉を待っていた。


少し待っていると、どこかで見たことのある男がやって来た。


「久しぶり将太!なにやってんだよー」


「なんだっていいだろう。これから直人くんは部活ですか?」


「そうだよ。俺、女の子にモテるために今もバスケットボール続けてるのさ(笑)」


「頑張ってください」


「おぅ! お前も彼女作れよ」


「言われなくても大丈夫だよー」


と、久しぶりに中学の時の友人の直人くんと話した。相変わらず直人は変わっていない。顔はそんなにかっこいいとは思えないけど、性格はとてもいい奴だけど、彼女は出来た事がない。多分ナルシストな所が多いからかなー


頑張ってー彼女作れよ。なんて思いながら後ろを振り返ってみると、どうやら同世代っぽくてスマートフォンを片手に何かをしている女の子がいた。


すると、汐莉からLINEが届いた。


『ドーナツ屋の前に白と青のカーディガンの人?』


確かに俺だなって思ったので


『そーだよー』


って、少しにやりとしながら送ると、先程同世代っぽい方が僕の方に近づいて来る。


そして、汐莉のほうから話しかけてきた


「将太さんですか?」


「そうだよー 初めて」


と、顔が丸く目がクリッとしていてとても可愛らしい女の子だった。自分が思っていた以上の女の子でとてもビックリしていた。それが、自分の顔に出てしまいとても顔が紅くなっていった。


「顔が紅くなっていますけど、大丈夫ですか?」


「全然大丈夫だよー」


なんて、初めて会った人のような感じがしなかった。


すると、汐莉は


「ところで、今日はどこへ行くのですか?」


「敬語じゃなくて大丈夫だよー

今日は百合ランドっていう所に行くよー」


「わかった!

じゃあ、出発しますか?」


「そうだねー 」


少し2人の距離は遠いけど、今日のデートで少しでも距離が縮まるといいなーって思いながら百合ケ丘駅から百合ランドへ出発した。


と、いうことで初めて会った汐莉と将太でした。次回は、百合ランドでのデートについて書いていきます。まさかの展開になるかもしれません。


次回もお楽しみに!

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