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第五話 遭遇
図書館は、本当は学校登校以降しか、入館を許されていない。
しかし光は影の薄さと真面目なイメージを利用し、時々ルールを破っている。
今は午後18時。
夕食までまだ時間がある。
日が沈み、誰もいない廊下に月明かりが差し込む。
なんとも神妙な雰囲気である。
図書館に向かう途中にお手洗いでも行くか、と入り口に差し迫った瞬間。
「やぁ、こんにちは」
「!?」
静寂が打ち破られ
心臓が跳ね上がる。
びっくりした。
初見の人物が、男子トイレと女子トイレの間、白い壁にもたれかかっていた。
学園でルールを破って、しかも図書館に行く人なんて生まれてこの方光しかいなかった。
しかも格好がこの学園の者ではない。
水色のサイドポニテールで片目だけ前髪で隠れている。
目はピンク。
ポニテには星型の髪留め。
月明かりに一瞬反射する。
長身で175cmはありそうだ高校生ぐらいか。
極めつけは長袖カッターシャツと短く着られた赤いスカート。




