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第十一話 近江屋事件 京都見回り組再戦

 十造と竜馬は伏見屋敷で合流した。

手を負傷した龍馬は傷を癒す為

お龍と共に旅行に行き、戻って来た後

十造と合流し、二人は再び

共に行動するようになった。

 十造は龍馬に話す。


十造「……龍馬さん。あの時寺田屋で

   龍馬さんの手を斬ったあいつら、

   京都見回り組って言ってました。

   あいつら、今までの敵とは

   違う気がします。

   これからは、今までより、

   もっと気を付けて下さい。

   

   ……あいつら、いつかまた

   俺達の前に現れるんじゃないかって、

   そんな気がするんです」

龍馬「そうかい。だが俺はまだ

   死なねえぜ。新しい日本を

   実現するまではな」

十造「そうですよね」

龍馬「しっかり守ってくれよお、十造」

十造「はい、任せて下さい!」


 龍馬が締結した薩長同盟により、

幕府打倒派の勢力・圧力は大きく拡大。

幕府は、幕府打倒派との大規模な衝突が

起きる前に、自らの意思で政権を、

国の権威を担う朝廷(天皇)に返上する

『大政奉還』を宣言した。


 岡田以蔵、隼瀬十造、

桂小五郎、坂本龍馬、

長州藩の仲間達、皆が願った幕府打倒が、

ついに実現したのであった。


 その後も龍馬は

新しい日本を作り上げていく為、

交渉や政治的活動を続けていた。

 潜伏と会合を兼ねて近江屋と言う商家に

龍馬と十造は居候していた。

 

 そんな日がつづいていたある夜、

近江屋付近の夜道。

十造と竜馬が歩いていると、

正面から男二人が迫って来る。

「!!あの服装!京都見回り組です!

龍馬さん下がって下さい!」

十造はそう言うと龍馬の前に立ち、

敵二人へ叫んだ。

「死にたい奴から、掛かって来ーい!!」

 

 直後、敵二人が同時に銃を撃って来た!

十造は敵に向かって走りながら弾丸を刀で弾き、

敵一人を袈裟斬りにし、そのままもう一人の敵に

一気に距離を詰め、下から上へ斬り上げる!

十造は瞬時に二人の敵を斬り伏せた!


(……おかしい。弱すぎる)

十造がそう違和感を覚えた直後、

「は!龍馬さん!」十造は龍馬へ振り向く!

ズバ!

隠れていた敵が龍馬を背後から斬った!

「グオオ!」 龍馬は振り向きながら

横払い斬りで敵を斬り殺した。

「龍馬さーーん!!」十造は

龍馬の元へ駆け寄る。


十造「龍馬さん!大丈夫ですか!?」

龍馬「ああ、なんとかな……それより、

   まだ終わってないみたいだぜ」


 龍馬の目線に十造が目をやると、

寺田屋の時の最後に立ち去った男が

刀と脇差を構えゆっくりと迫ってくる。


十造 「お前は……京都見回り組、

    佐々木只三郎!」

佐々木「……ふん、我らが主、

    松平容保殿は

    坂本龍馬をやれと命じたが、

    もはや儂には、そ奴など

    どうでもよいわ。

    儂が斬りに来たのは、

    若造、貴様じゃ。 

    ……よくも仲間を次々と

    殺してくれたな。 

    今ここであいつらの

    ……仇を討つ!」


(……二刀流の使い手なのか?相手するのは

初めてだな……)十造は思う。

 その時龍馬が十造に呼びかけた。

「ハア…ハア…十造、これを使え。

弾は六発入ってる。 

相手は二刀流使いみてえだ。気をつけろ」


「た、確かに、これなら……」

十造はそう言うと龍馬から銃を受け取り、

刀を鞘に納め、

右手に以蔵の形見の銃ルフォシュー、 

左手に龍馬の銃

スミス&ウエッソンモデルNo2アーミーを

構えて敵と対峙する。


佐々木「……貴様、

    自分が今どんな格好か

  分かっておるか?

    刀を納め、

  両手に銃を持って戦うなど、

    貴様はもはや侍では無いわ!

    この卑怯者が!」


十造 「……卑怯だろうが、邪道だろうが、

    知った事か! 何が有ろうと、侍は、

    勝たなきゃならないんだ!!!」


つづく

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