5/6
とある日の、朝のこと
それは まだ あさ陽が目を覚まさない
くらやみと 夢のまにまのこと
だーれも いない グランドで ピアノの音がきこえる
さみしさとかなしみを 奏でる音が 響く中
二人の人形が 踊っていた
奏でる 音とは 対照的に
人形は リズミカルなステップを踏む
人形が笑う 楽しそうに話す
二人の人形は まるで 人のよう
やがて 音楽は静かに 鳴り終わった
壊れた おもちゃのような 嘲りが 聞こえる
二人の人形は それを無視して
華麗に お辞儀した
彼らは 生きている
優しい 笑顔は 人よりも 豊か
あぁ、 周りの人形は なんて 悲しいのだろう
朝の陽差しが 夢から 私を 呼び寄せた
なみだの まくが 私の こころを揺らす
目が覚めたその瞬間に 消えたはずの
ピアノの 音を くちずさむ
朝は 夢とお別れ けれど 想いも優しさも
つれていこう
今日一日の 笑顔は 夢から 持って行こう
明日の元気も チャージしよう
今日の夢は 幸せを
明日の夢も 幸せを
人々の 平和を いつまでも
かしこ




