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1-1

はっきり言って、祖父は変わり者だ。

最後に会ったのは小学生のころ。

それっきり、一度も会っていない。


生まれたころから仮想世界で生活するのが主流の時代で、

労働階級でも、現実世界主義者でもないくせに、

あの人はずっと、わざわざ実在する世界で暮らしていた。

正直、意味がわからない。

でもわたしによくしてくれてたし、時折連絡も来ていた。


「おい五月(いつき)、聞いてるか?」


個人VC(ボイスチャット)のシュウの声に、私ははっと顔を上げる。


「ん……あ、ごめん。ちょっとメール来ててさ」


「なんだよ。今日、放課後ヒマかって聞いたのに」


「ごめん、シュウ。今ちょうど予定できた」


言いながら、ウィンドウを指でスワイプしてメールを閉じた。


「じいちゃん、死んじゃったって」


「……えっ、マジか。ごめん」


「いーの。そもそも疎遠だったし。

でも親族、私しかいなくて。

それでさ、じいちゃん、リアルに住んでたから——遺品整理しに行けって」


「そりゃ大変だな……なんか、手伝えることあるか?」


「大丈夫。一人で行ってくるよ」


「……わかった。気をつけろよ」


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