彼女一筋男が、女の誘惑に勝ちぬけるのか?
私の彼は、“彼女である私を一筋に愛してくれる。”
でもそんな彼に私は異変を感じるようになった。
彼の職業が、ホストになったからだ!
私達の結婚資金の為に、彼がお金を貯めると言い出し!
長く働いていた仕事をキッパリと辞め、ホストクラブで彼は働き始めた。
最初は? お客も付かず、ずっと先輩の補佐的な事ばかりでうんざりして
いた彼も、徐々にホストにのめり込んでいく。
如何に、“お客の女の子にお金を出させるか?”
そんな話を私と一緒に居る時も気にするようになった。
『なあ? 奈帆なら、貰って嬉しいモノって何?』
『えぇ!? 私に何かくれるの?』
『バカ! お客さんにだよ、今どきの女の子って何を貰ったら嬉しい
のかなって、そう思ってさ!』
『“いつになったら? ホストクラブ辞めてくれるの?”』
『えぇ!?』
『“本当に私達の結婚資金の為? ただ、今の仕事を楽しんでるだけ
なんじゃないの?”』
『まあ、楽しいよ! お客が俺の為にお金を落としてくれるし!
でも、浮気とかそういうんじゃないよ! 俺が好きなのは奈帆だけだから!』
『・・・ううん、それは分かってるけど、でも、』
『あともう少し、もう少しだけ我慢してくれないか? あと少しで、
目標のお金が貯まりそうなんだよ! 頼む!』
『・・・うん、分かったわ、でもお金が貯まったら直ぐに辞めてね。』
『あぁ、分かった! 約束するよ!』
『うん。』
彼はあまりお酒が飲めないが、仕事がホストクラブで無理にお酒を飲まな
くてもいいと言われているらしのだけど、、、?
頑張ってお酒を自分から飲むようにしているらしい。
それもこれも! “来てくれるお客さんの為に......。”
その甲斐もあってか、お店での彼の人気は、少しづつ上がっていく。
遂に彼がホストクラブに入って半年で、お店のNO.3にまで登りつめた。
彼の給料も、一気に数十万から数百万に膨れ上がったのだ。
一日の彼だけの売り上げで、1000万以上もあるとか。
彼は次第に、ホストクラブの顔つきに変わっていく。
態度や見た目もド派手になり、優しかった彼は性格まできつくなったように
私には感じていた。
私は早急に彼には、ホストクラブを辞めてほしかった。
彼がホストクラブにのめり込んでいく所をもう見たくなかったから。
『“もう仕事を辞めて!”』
『えぇ!? どうしたんだよ、急に?』
『急にじゃないよ、ずっと思ってたの! もうホストクラブの仕事は
辞めてほしいの!』
『・・・で、でも、あと少しで、お金が貯まるんだよ!』
『足りないお金は、私が働いて稼ぐから! お願い、もう辞めて!』
『・・・わ、分かったよ、奈帆がそこまで言うなら、辞めるよ。』
『えぇ!? 本当? 辞めてくれるの?』
『・・・あぁ!』
『ありがとう。』
『うん。』
こうして彼は、“ホストクラブを辞める事になった。”
彼はホストクラブを辞めてから徐々に、またいつもの私が知っている
優しい彼に変わった。
私は少しホッとしていた。
彼がまた私の所に戻ってきてくれた事を、、、。
お金の事なんかもうどうでもいい!
彼がいつもの彼なら、それだけでいいの。
彼はホストクラブをしている間、お客の女の子に何回か二人だけで
食事に誘われたり、○○ホテルに一緒に行くように強要されたりしたらしい
が全て断っていたそうだ!
“全ては私の為。”
彼は、女の誘惑に勝ちぬけたのだ!
私を一筋に愛する男は結果? どんな仕事をしても私を一筋に愛してくれる
男に間違いなかったわ。
やっぱり私は彼を選んで良かったと今でも想っているけど。
もう彼にはホストクラブで働いてほしくないと本気で私は思っている!
最後まで読んでいただいてありがとうございます。




