pt.3 初依頼
はいどうも、皆さんこんにちわ。なまパスタです。
皆さん、音楽って聴きますか?
私は、何か作業をするとき絶対音楽かけるんですよね。
これ書いてる時もどうしても聞きたくなってしまう…
まあ、そんなわけで、ep.3、始まりです。
「あっ、メンバーそろったんですね~。それじゃあ依頼受けますか?」
「ああ、もちろんだ。今回の依頼内容を教えてくれ。」
シウンが依頼の手続きをしている。これをしないと、たとえ依頼をこなしたとしても、お金やほかの報酬が手に入らないのだ。
そんな大事な時なのに…
「ねえ、シウン遅いわよ!まだ申請終わんないの!先にジェラルと行くわよ!」
と、待ちきれないフェリーナがギャンギャン喚き始める。
「お前ちょっと待っとけよ!今忙しいから黙っとけ、ガキ!」
売り言葉に買い言葉。しまいには、フェリーナとシウンが喧嘩を始めてしまった。
このチームで大丈夫なのか…
受付の人が苦笑いしながら僕を手招きした。
「申請はとりあえず終わりました。がんばってきてくださいね。」
と一枚のカードが渡された。
がんばって…その言葉には、深すぎる意味が込められていた気がする。
「てか、今回の依頼ってなんなの?」
フェリーナの疑問に大きなため息をつきそうになる。
何で依頼の内容も確認しないんだ?よくこれで冒険者やってきたな。
実際、シウンはため息をついてこちらを見ている。
目には、疲労とあきらめが色濃く映っている。
これは俺が説明した方がいいんだろうな。
「今回の依頼は魔物の盗伐だ。最近、近くの森にある洋館で魔物が住み着いたらしくて、討伐要請が出てたんだ。ただ、魔物の情報が多く出てるわけじゃなかったから、3人以上の人が必要だったんだ。」
疑問を出さないような完璧な説明。これは大丈夫だろ。
「へぇ、そうなんだ。まあ一筋縄ではいかなそうね。」
この言葉に、シウンも驚いている。いつも説明しても理解してくれないのか。
そりゃあ、説明をあきらめたくなるな。
そしてくだらない話をしていたら、いつの間にか洋館の近くまでやってきた。
「さあ、こっからは敵の根城だ。気を引き締めとけ。なに起こるかわかんねぇからな。」
シウンが僕らに言う。やっぱりこの人はしっかりしている。
それに、フェリーナもこの時は真面目に話を聞いている。
なんだかこのメンバーなら、何とかなる気がしてきた。
そんなことを思いながら、僕らはドアに手をかけた。
ということで、皆さんどうだったでしょうか。
もしよろしければ、星、ブクマ、コメントなどよろしくお願いします。
それではまた来週お会いしましょう。バイバイ!