ep.25 イルム=クロウ
どうも皆さんこんにちは、なまパスタです。
ようやく新キャラ来たーーー!
正直ここまで来ないとネタ切れがすごくて…
そんなことは置いといて、ep.25、始まりです。
「お邪魔しまーす。」
中は白色で統一された家具が置いてある。
メッチャキレイだな。
「そういえば、あなたの名前は?
まだ聞いてないですよね。」
「私はネクト=スランと言います。
ネクトとでも呼んでください。」
ネクトさんが目を伏せながら言った。
あんま喋るの得意じゃないのかな。
「あ、私はフェリーナ=ナブロワ。よろしくね。」
「シウン=シルラだ。シウンでいいぞ。」
「ジェラル=ミストです。お世話になります。」
それぞれが自己紹介をする。
2人とも敬語って知らねぇのか…?
「あ、お茶用意しますね。
ちょっと待っててください。」
といって、ネクトが立ち上がってどっかに行ってしまった。
「あの人、どう思う?」
「ん?なかなかきれいな人だよな!
俺の好みじゃねぇけど…」
シウンのセンシティブな発言に対し、フェリーナからの天誅が下る。
「どうだろう。魔力感知は引っかかんなかったけど、魔法使いなら隠して当然だもんね。」
やっぱそうか。俺もこっそり魔力感知やったけど引っかかんなかった。
魔力制御が上手いのか、魔力を持っていないのか…
どっちなんだろ。前者なら非常にありがたいけど。
「すみません。ちゃんとしたものが用意できなくて…」
いや、結構ちゃんとした紅茶だと思うんだけど…
そんなことを考えていたら、玄関の方でドアが開く音がした。
「お、今度こそイルムか?」
「どんな人なんだろ。ちょっと緊張してきた…」
「大丈夫ですよ。彼は優しい人ですから。」
3人でこそこそ喋っている。
俺は、ヒーラーって聞いてたから魔力感知を使った。
どれくらいあんのかな…?
ってこの人も隠してんのか。チッ。
そんなことをしていたら、リビングのドアが開いた。
「ふ〜疲れた…あれ、お客…さん?
じゃなくて、シウン!?こんなとこまでどうしたのさ。」
「よ、ちょっと邪魔してるぜ。」
良かった。ちゃんと知り合いだった。
「…なんか変なこと思ったか?」
俺は無言で首を横に振る。
んで、肝心のイルムは長身で金髪の男だった。
後ろの槍が赤くて少し不気味な色だ。
「まあ、久しぶり。
あ、二人は初めまして。イルム=クロウです。」
「フェリーナ=ナブロワです。初めましてー。」
「ジェラル=ミストって言います。よろしく。」
お互いに軽い自己紹介を済ませたところで、イルムがシウンを見る。
「んで?今日は何の用なんだい?
何でも屋の仕事なら依頼してくれればやるよ。」
「お前さ、もっかい俺と旅しねぇ?」
…いきなり本題に入るなよ。
案の定イルムはぽかんとしている。
「いやー、俺ら今ヒーラーいなくてさ。
お前ならヒーラーとして申し分ないかなって思ったんだけど。どう?」
「どうって言われてもな…」
イルムがチラッとネクトを見る。
ネクトも困ったような顔してるし…ちょっと厳しいか?
「…ちょっと考えさせてくれ。
こっちにもいろいろあるから。返事は後でいいか?」
「おう、もちろん。」
シウンがそう言うと、イルムは少しほっとした顔をした。
ということで、皆さんいかがだったでしょうか。
良ければ、星やブクマ、コメントなどよろしくお願いします。
それではまた、次回お会いしましょう。
バイバイ!