ep.13 出発しようぜ
どうも、皆さんこんにちわ。なまパスタです。
…あと何回謝ればいいんですかね。
予約投稿したはずだったんですけど…
……ep.13始まりです。
久々に宿に戻った俺は、旅支度をしていた。
最近、一人でいることがなかったので、なんだか不思議な気分になる。
今まで一人で依頼をこなしていたから、チームで動くことはあまりなかった。
だけど案外チームも悪くはないな…そう思いながら旅支度を進めていった。
「おーい、ジェラルー。起きてるかー?扉開けるぞー。」
…ん、なんだ?
フワァ、とあくびをしながら、不思議に思うと目の前に衝撃的な光景が広がっていた。
多分、寝落ちしたんだろう。荷物まとめが途中で終わっている。しかも、扉はドンドンとなっている。
「ああ、ちょっ…」
止めようと思ったけど無理だった。
ガチャ、と音が鳴ってシウンと目が合う。
「…手伝おうか?」
苦笑いで言われたのが、妙に心に刺さった。
「時間を10分超えてるけど、まあ許容範囲でしょ。」
冷めた目でフェリーナに言われてしまい、再び心の傷をえぐる。
「まあまあ、過ぎたことは忘れて!今から新天地!前向いてさっさと行こうぜ。」
シウンのカバーが効いたのか、フェリーナの冷たい視線が少しだけ和らいだ。
「そういえば、ネイザン魔導国だっけ。そのヒーラーがいるところまではどれくらいかかるんだ?」
フェリーナの視線から逃げるため、シウンに話を振る。
「今いる場所がソレント共和国だから、北に1カ月くらいだと思うけどな…何が起こるかわからねぇから、もうちょい長くなるかもな。」
「思ったより遠いのね。」
「まあ、今アイツがいるところが王国に近い場所だから、そこまで遠回りにはならないだろ。」
シウンの雑な計画に内心ため息をつきそうになるが、そうしてはいられない。
「魔導国だから、ヒーラーだけじゃなくて魔術師も見つかればいいんだけどな。」
「それは出来ればでいいでしょ。ヒーラーが仲間になるだけで十分だわ。」
「そろそろ立ち話は終わりにしようぜ。どっかの誰かさんが寝坊したから時間がギリギリだからな。」
……意外と根に持つタイプか。
旅立つ直前に一つだけ大事なことを学んだ気がした。
ということで、皆さんどうだったでしょうか。
良ければ、星やブクマ、コメントなどよろしくお願いします。
それでは皆さん、また来週お会いしましょう。
バイバイ!