ep.12 旅へ
どうも、皆さんこんにちわ。なまパスタです。
もう最近はずっと遅れてる気がします…本当にすみません。
この先も忙しいので、当面は時間がバラバラかもしれません。
日曜日には必ず出しますので、これからもよろしくお願いします。
そんなわけで、ep.12始まりです。
「変な魔人がいた?」
ギルドに行き依頼の報告をしたら、受付の女性に第一声で言われてしまった。
「ああ、そうなんだ。名前は…リベリムだったか?」
「エリラムよ。シウン、少しボケてんじゃない?」
2人の漫才を聞きながら、俺はエリラムについて考える。
…そういや、最後にクラフロウ王国の北に行けって言ってたよな。
「なあ、クラフロウ王国の北側って何があったっけ。」
「ん?ああ、そういやなんか言ってたな。確かに何があったっけ。」
そう話していると、受付嬢が口を開いた。
「クラフロウ王国の北部は、ベグラス山脈が連なっています。どの時期に行っても寒いですから、行くなら防寒具を着た方がいいですよ。」
「マジか。俺、寒いの嫌いなんだよな~。」
と言って、分かりやすくへこむシウンを尻目に受付嬢の解説が続く。
「確か、あの辺には武神ダルニアの遺跡があったと思います。後は、ダンジョンで言ったら有名なのは、雪山火口ですかね。」
…そろそろフェリーナが一人でどこかに行ってしまいそうだ。
「たくさん教えてくれてありがとうございました。また今度。」
適当に話を切ると、受付嬢は解説をもっとしたかったのか、口を尖らせていた。
「この後どうする?」
宿の近くに戻ると、シウンが切り出した。
「とりあえず、あの人が言ってた武神ダルニアの説明が欲しいわ。」
フェリーナが想定した通りのことを口にしたので、俺が解説する。
「武神ダルニアは創世記神話時代の神様で、いわゆる守護神だな。ダルニアが持ってた刀は四つに分かれて、どんな攻撃からでも守る結界を作るらしい。」
「神様なんて実際にいるのかどうかは分からねぇけど、その刀は見てみてぇな。」
シウンが目を輝かせて言った。案外武器マニアなのか。
「まあ、この後クラフロウ王国に行くのは決まりでいいでしょ。
たださ、私たちヒーラーがいないじゃない。誰かこの町で誘う?」
フェリーナが提案する。
確かに、ヒーラーがいないとこの後の行動に支障が出てしまう。
そう思っていると、シウンが話し出した。
「少し遠回りになるけど、ネイザン魔導国に俺の知り合いのヒーラーがいる。
元冒険者だから、一緒に来てくれるかは、分からないけど行ってみるか?」
「まあ、アテがないよりマシだろ。」
俺がそう言うと、シウンがうなずいた。
「よし、じゃあまずはネイザン魔導国に行くか。明日に荷物をまとめて、明後日ぐらいに出発しようぜ。」
そうして、俺らの当面の目標が決まったのだった。
ということで、皆さんどうだったでしょうか。
良ければ、星やブクマ、コメントなどよろしくお願いします。
それでは皆さん、また来週お会いしましょう。
バイバイ!