ep.11 敵か味方か
どうも、皆さんこんにちわ。なまパスタです。
時間ギリギリセーフ…
さっさと話しに入りましょう。
ep.11、始まりです。
「ここのゴーレム倒したのは君たちだよね?」
ゴーレムを倒したことで、全員気が抜けていた。
後ろを振り向くと、黒髪で長身の男性がいた。目も黒色だから、人なんだろう。
「おい、おまえは誰だ?なぜそんなことを聞く?」
シウンが武器に手をかけながら聞く。
「まあまあ、そんな怖い顔しないでよ。時間はあるし、ゆっくりしようよ。」
と言って、床に座ってしまった。そしてこちらを見てくる。
俺らは3人集まって話し合う。
「どうする、アイツ。」
「無視してもいいでしょ。変よ、アイツ。」
「賛成。」
「えぇー、何でそんなこと言うんだよ。つれないな。」
ギョッっとして隣を見ると、さっきの男が音もなく近づいていた。
慌てて飛び下がると、男はアハハッと笑った。
「まあいいよ。僕の名前はエリラム。何でも聞いていいよ。」
「じゃあ一つ聞いてもいいかしら?」
と言って口を開いたのは、フェリーナだった。
「あなた、武器を持ってないみたいだけど。どうやってここまで来たのかしら?」
「僕は魔法使いだから。武器は必要ないよ。」
手に炎を作りながら、エリラムが答えた。
「ここに来た目的はなんだ。」
次に俺が疑問を口にする。
「えっ?そりゃあ、ギルドから依頼を受けたんだよ。」
「嘘だな。」
「は?」
俺がそう言い切ると、エリラムが驚いた声を出す。
しかし、そんなことは構わず続ける。
「俺らはギルドに、3人以上じゃないと依頼を受けられないと言われたんだ。だから、ジェラルと臨時でパーティを組んだんだ。1人のお前は依頼を受けられるはずがない。」
2人も力強くうなずく。
すると、エリラムの肩が震え始めた。
「フハハ!マジか!そうやって見破るのか!想定外だったな!」
エリラムは立ち上がると、そのままふわりと浮かび上がった。
いつの間にか、目が魔族を象徴する紅眼に変わっていた。
「うん、気に入った。キミら、もし行く場所がないんだったらクラフロウ王国の北部に来なよ。面白いものを見せてあげるから。」
と言い残して、エリラムはさっさとワープしてしまった。
「……とりあえず、街に戻ろうぜ。」
シウンの何も気にしていない様子に、二人同時にため息をついた。
ということで、皆さんどうだったでしょうか。
良ければ、星やブクマ、コメントなどよろしくお願いします。
それでは皆さん、また来週お会いしましょう。
バイバイ!