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枕の下に 希望の上に(10)

世改造

掲載日:2018/06/07

生まれ落ちて

目を開けば

ここが世界ですって

挨拶された

最初は誰だって

そうだった

訳もわからず

はしゃいでいたんだ

僕等の平等は

その一瞬しか存在しないのだと

わからなかったから




世間体とか職種とか

付属された部品で形を作る

理解していく説明書で

現実世界を知って

気が狂うほど

泣いた事もある

それでも

噛み締めて

歩けているのは

理解した説明書を

みんなも

知っているからだった




形作るのが終われば

ここからは改造をする

先人は教えてくれた

上手くできれば

人より先を行く

原型が無くなるほど

継ぎ足しても良い

差し引いても構わない

改造という名の破壊は

傷であろうと

自信に変えるのだと

先人は強く教えてくれた

特別な個体であると

言葉にできるように




そうやって

誰もが特別になるなら

世界は賑やかになる

今よりも苦悩するし

怒りもするだろう

だが

今よりも気楽だろうから

笑いもするだろう

それで良い気がする

全てが必要だから

苦しんだ時間が存在できる

喜んだ時間が存在できる

無駄じゃないと言った

誰かの言葉は

正しかったのだと理解できる

要らない時間は

この世界には無い

要らない時間を

この世界では

定義できないからだ




目を閉じて眠って

朝 起きて

目を開けば

違う世界なんて

死んでもあり得ない

君が同じ意識で居る理由も

全くわからない

だが

違う世界だと思う事は

出来るだろう

世界は変わったと

定義したら良い

自らも変わった体で

全く違う事をやれば良い

世間体を気にしているくらいなら

自らが変わった体を

気にしている方が良い

自分と他人より

自分と自分の方が

気が楽だろう




その先に

それなりの覚悟もあれば

納得した未来になる物だ

横から色んな人が

挟まりに来る

君は選ぶ側になるんだ

選んでも良い側になるんだ

そこには

優しさも惰性も必要無い

溢れた人間は

誰かが拾うと

思っていれば良い

そうやって形作るから

納得した未来になる

それは

現実世界からの贈り物だ








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