ホームの発展状況
……沢ガニの素揚げ、食べたいなぁ。
お魚とかは次回に持ち越しとして、最近の研究・訓練の成果。
鍛冶の方だけど、信綱が投擲用の鉄球を作り出した。
ただ、鉄球って単純に見えてとっても難しい。綺麗な真球の形を作ろうと思うと、熟練どころか天才レベルの才能と数百時間の練習が必要になる。付け加えるなら、鉄の均一性にも問題があるんだよね。
これについてはある程度の品質で諦めるしかないだろう。
それとは別にスコップも作り始めているけど、こっちもすぐに壊れるからなぁ。冶金は難しいです。
服の方は綿花栽培が軌道に乗ってきたので、ホーム原産の素材で自作し始めている。
糸の方は問題なく作れるけど、服の方はまだまだ。
機織りできればいいんだけど、それができるようになるまでどれだけ時間がかかるんだろうね?
一応それらしい図面が見つかったので、紙に印刷して蔵人に渡しておいたよ。
革関係だけど、皮のなめしに使える草が見つかったので、ちょっとだけど作業効率が上がった。
ちなみに、これまではツバを付けて皮をなめしていたんだよ。
これで革の盾とか作れるね。
お風呂の改良というか、露天風呂の方は完成した。
岩を集めるのに苦労したけど、そこさえできれば後は簡単。……大変なのは、お風呂にお湯を溜める事だけどね。
なかなか評判が良く、五右衛門風呂と平行してみんなの癒やしとなっている。
最近は白ゴブ姫が風呂全般を管理するようになった。男に頼らず自分でお湯汲みからちゃんとやっているから、女性陣の評判が少し持ち直している。
あとは藤孝の魔法研究だけど、こっちは藤孝が変な方向に進化し始めた。
≪風魔法≫の方向性を広めるために見せたメリー=ポ○ンズのミュージカルを見せたら、高いところから傘を持って飛び降りる練習を始め、見事「傘で落下速度を制御する魔法」を身につけた。
ちなみに、その魔法は≪風魔法≫ではなく≪重力魔法≫である。
あとは眼鏡から殺傷力皆無のビームを出す≪眼鏡魔法≫を覚えている。藤孝は完全にネタ枠になってしまったようだ。
と言うか、ここの運営は何でそんなスキルを用意したんだろう?
畜産関係は、猪が育ってきて畜産リーダーのゴブリンが大変そうだって事と、糞の処理が大変すぎて白ゴブ姫が駆り出されるようになったという話。
白ゴブ姫は植物係の魔法に秀でているので、糞を処理した場所の近くにハーブを生やして臭いが広がらないように頑張っているのだ。
この魔法が果樹園とかにも適用できればいいんだけど、何でか知らないけどほとんどの食用農作物には効果がないらしい。おそらくゲーム的な縛りだと思う。
ニワトリやアヒルはまだまだこれからなので、なんとも言えないかな?
農作物関連は、ジャガイモの苗が高さ50㎝まで成長したのが特に大きい出来事かな?
ジャガイモの収穫時期は、この苗の部分が枯れてからだったはずなので、収穫にはもうしばらくかかると思う。
アスパラはまだ先が細いから、もうちょっと太くなるまで食べられない?
農業系は時間がかかるので、焦らずいこう。
あとはレンガで家とか倉庫を作ってみたりレンガを敷いた道路を作ってみたりと、ちょっとずつ住環境を整えている。
可能なら上下水を完備したいけど、それはさすがに高望みしすぎだよね。
下水工事なんて今のメンツで人力でやったら何年かかる事か。それにどこからどこに汚水を流すのか。
いろんな意味で手が出せない。
僕らの現状はこんなところ。
始めたばかりとは比べるまでもなく、リアル1月前と比べてもずいぶん発展したと思う。
この調子で一歩一歩、地道に進んでいこう。




