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【第三回・文章×絵企画】泥中の蓮見ミドリ

作者: 三篠森・N

牧田紗矢乃さま主催【第三回・文章×絵企画】参加作品です。陽一様(http://10819.mitemin.net/)のイラスト『【第三回・文章×絵企画】1 』に文章をつけさせていただきました。

第1部 【“アブソリュートマン プラ”の全て!】


アブソリュートマン プラ

身長:32m 体重:1万t 人間の姿:蓮見(はすみ)(ミドリ) 22歳

必殺技:トキシウム光線 プリズム・トキシウム光線 ヘビーダストハンマー ポイズンエッジ ドレインミスト リサイクルシャワー 

年齢:1500歳(人間の年齢では20歳くらい) 飛行速度:マッハ3 変身可能時間:3分~




・経歴

地球に初めてやってきた初代アブソリュートマンの末の妹。5番目の兄アブソリュートマンブロンコの後を継ぎ地球に訪れ、EAT(Earth Attribute Team)の勇敢なエースパイロット、蓮見ミドリと合体して地球を守る!




・なんといってもその強さ

アブソリュート兄弟の中で最も個性的な技を持つ必殺技の達人だ! 水と空気の汚れた地球の環境で戦うために、アブソリュート一族の中で唯一『フュージョンエンジン』を用意したアブソリュートマン プラは、地球を(むしば)む公害や有毒物質を『フュージョンエンジン』の働きで作られる特殊免疫で体内で無害化するどころか、必殺技の源に変換してしまうのだ! そのため水と空気が汚れている地球では、光エネルギーを力にする兄アブソリュートマン、アブソリュートミリオン、アブソリュートマンフラッシュ、アブソリュートマンホープ、アブソリュートマンブロンコと違い、変身可能時間が実際は3分以上の長さを誇る。また、アブソリュートマザーと同じくアブソリュート一族の女性であるプラは生命を与える優しい力も備えているのでエネルギーを大きく消耗することで死んだ人間を蘇らせたり傷や病を癒すこともできるのだ!!

多くの公害・有害物質・ゴミを力に変えるアブソリュートマン プラだが特に好物なのはプラスチックとそれを燃やした時に発生するガスだ。




・弱点

アブソリュートマン プラは兄弟の中では最も若く唯一の女の子のため兄たちよりも体が小さく腕力が弱い。そのため力が強い怪獣との取っ組み合いがニガテだ。空気と水がきれいすぎる場所では『フュージョンエンジン』が十分に働かず、力を発揮できなかったり3分も変身を維持できないこともある。きちんと水と空気が汚れている場所では3分以上戦うことができるが、3分を過ぎると『フュージョンエンジン』の浄化機能と特殊免疫が追い付かず、体内にたまった毒素でアブソリュートマン プラも少しずつ体内から病気になり弱ってしまう。

しかし、そんな弱点を『フュージョンエンジン』の働きと技の工夫でどうにかしてしまうのが、アブソリュートマン プラのスゴイところでもあるのだ。




・必殺技

【トキシウム光線】

アブソリュートマン プラが最も得意とする光線技。変身ポーズと同じく、両手の親指を立てて人差し指を曲げ、点対称に構えてリサイクルマークを作ることで、体内と周囲の毒素で特殊な粒子を作り出し、高温のバーナーと共に等間隔で粒子を発射する。物体にぶつかると粒子は玉突き状に破裂し、連鎖誘爆して大爆発を起こし敵を爆散浄化する! また、エネルギーの消耗具合がちょうどよく、体内の毒素が溜まりすぎている場合はトキシウム光線で排出することで変身可能時間の延長をすることもできる。逆に水と空気がきれいすぎる場所では1発使うだけでヘトヘトになってしまう。焼き払え! 悪を、不浄と共に!


【プリズム・トキシウム光線】

EAT基地のプリズム・オベリスクのパワーを借り、アブソリュート一族本来の力の源・光エネルギーとアブソリュートマン プラ特有のトキシウムエネルギーが混ざり合い、クリア星人の切り札・キングロッカも一撃で粉砕する史上最強の必殺技へと昇華された!


【ヘビーダストハンマー】

振り上げた腕に一瞬にして毒素やゴミを集めて大きくて重いハンマーを作り、そのまま叩きつける荒技だ! 体が小さくパワーが弱いアブソリュートマン プラならではの工夫が光る打撃技だが、ゴミのハンマーの重みでその威力は怪力自慢のパワフルなアブソリュートマンブロンコの必殺技【テキサスロデオボンバー】と同じく、スタン・ハンセンのウェスタンラリアットの10万倍近い威力がある。【ヘビーダストハンマー】の場合は敵を殴った衝撃で砕け散った毒のハンマーの粉塵で相手を病気にしてしまうこともあるので怪獣にとっては【テキサスロデオボンバー】よりも恐ろしい技だ。ホープとの修行でキックにハンマーを乗せるようにできるようになってからは重いキックが繰り出せるようになりその威力はジャイアント馬場の5万倍!


【ポイズンエッジ】

毒素の結晶を手に纏ってナイフに変え、怪獣の硬い鱗や甲羅も鋭く切り裂き、急所に毒を送り込む必殺チョップ! アブソリュートマンホープとの特訓の後はチョップを繰り出すテクニックとポイズン手裏剣も身に着け【トキシウム光線】と並ぶアブソリュートマン プラの得意技になった。


【ドレインミスト】

周囲のきれいな空気も汚れた空気もすべてを吸い込み、『フュージョンエンジン』で猛毒のガスに変換してまき散らし、怪獣を病気にしながら猛毒の煙幕に隠れて相手が倒れるのを待つアブソリュートマン プラの最後の技だ!


【リサイクルシャワー】

怪獣には容赦のないアブソリュートマン プラの技の中でも、傷ついた生き物たちを守り傷や病気を治す何よりも優しい技だ。アブソリュート兄弟の中でもこれに似た技を使えるものは誰もいない。しかしアブソリュートマン プラのエネルギーを大きく消耗し『フュージョンエンジン』とアブソリュートマン プラ、そして人間の姿である蓮見ミドリの体にも大きな負担をかける。



・人間の姿 蓮見ミドリ

アブソリュートマン プラの人間の姿蓮見ミドリは、怪獣や宇宙人から地球を守る特殊部隊EATのエースパイロットだ。彼女が乗る高速飛行機EATバレットは強力な武器を搭載しマッハの速度で宇宙空間でも飛行することができる。巨大な怪獣をきりきり舞いにさせるアクロバット飛行も彼女の十八番だ。

蓮見ミドリは幼い頃にアブソリュートマンに助けられた経験から地球を守ることを夢見て、勉強しながら体を鍛え、食べ物の好き嫌いをせず、弱いものを助け、悪いものに立ち向かう勇敢で優しい心を持ったエリートとして学校を優秀な成績で卒業してEATに入隊した。すぐに鹿井隊長にも信頼されるエースパイロットに成長したぞ。

怪獣フォレストンのために撃墜されヘドロに沈んでしまったが、勇敢な姿に感動したアブソリュートマン プラはミドリと力を合わせて戦うことにしたのだ。アブソリュートマン プラに変身した後の圧倒的な力の前に、アブソリュートマン プラに変身してしまえばエースパイロットとしての自分の力は必要ないのでは、と悩むこともあったが、空気と水がきれいな場所ではエースパイロットミドリ、空気と水が汚いアブソリュートマン プラの得意な環境ではアブソリュートマン プラに変身、と使い分けている。しかしアブソリュートマン プラの力を手に入れてからは、EATバレット搭乗中に変身するときはEATバレットを墜落させて捨てないといけないのでチームでは「最近ミドリはよく墜落するなぁ」と笑われている。ヘルメットの番号は“2”。

ミドリとプラの人格は完全に分離されており、ミドリの姿の時には心の中にいるプラと相談して戦い方を決めたり、プラから怪獣の情報を教えてもらったりするぞ。プラに変身した後もミドリの意識で戦うため、アブソリュートマン プラは誰よりも地球のことを考える優しい戦士なのだ。

ブレスレットの『リサイクルエンブレム』が輝くとき、ミドリはアブソリュートマン プラに変身し、人々を助けるのだ。戦え! アブソリュートマン プラ! 全てを浄化する優しい戦士!



・EAT(Earth Attribute Team)

山林の緑が美しい多摩湖に基地を置く地球の最新テクノロジーの詰まった対怪獣の最強の特殊部隊。巨大なクリスタルでできたプリズム・オベリスクが目印。この美しいプリズム・オベリスクは正義のために戦った怪獣の遺骨を人工ダイヤモンドに生成したもので、世界各地に設置されたミラー・サテライト(鏡衛星)からの日光の反射を集め、光の屈折を利用してとても環境にやさしい必殺光線プリズムレーザーを24時間いつでも発射できる。基地の中では怪獣と戦うために日夜科学者やパイロットたちが根を詰めている。

多摩湖の周囲には環状に線路が通っており普段は多摩の美しい風景とプリズム・オベリスクが一望できる観光用の鉄道だが怪獣が攻めてきたときは列車で砲弾を運搬しながら撃つ強力な移動砲台や、囮の怪獣風船を動かす手段となる!


【鹿井隊長】

EAT極東支部を任される頼もしい隊長だ。パイロットだったが、かつて大けがをしてしまった。ミドリが入隊してからは安心して最前線を退いた。


【蓮見副隊長】

若くして副隊長を務める勇敢なエリート女性隊員。EAT極東支部のエースパイロット!


【平田副隊長】

EAT極東支部もう一人の副隊長。野心家でミドリと対立することもしばしば。


【仙道隊員】

広島出身の怪力自慢!


【牧野隊員】

科学者。武器・兵器のスペシャリスト!


【チカ子隊員】

ミドリと仲良しの若い女性隊員。




・凶悪宇宙人クリア星人

アブソリュート一族最大の宿敵。月面着陸や宇宙進出など成長著しい地球人を厄介に感じている。アブソリュートマンブロンコの任期が終了し、後任のプラがまだ地球に来ていないその隙を狙って大怪獣フォレストンを地球に送り込んだ! その後も宇宙のあちこちから凶悪怪獣を連れてきたり、地球に眠っていた古代怪獣を呼び覚ましたりと、あの手この手を打ってくる。

アブソリュートマン プラのエネルギーの源が地球の空気と水の汚れと突き止めてからは、アブソリュートマン プラの力を無力化させるために地球の空気や水を浄化する力を持った怪獣や空気や水がきれいなところほど調子が上がる怪獣を送り込んだり、待ち伏せさせたり卑怯な手をとるようになり、ミドリとプラもおおいに苦しめられた。

普段は宇宙のどこかのアジトに姿を隠しているが、地球に現れたときにはアブソリュートマン プラも全く歯が立たないほどの強さも見せた。しかしついに地球に集った初代アブソリュートマン、アブソリュートミリオン、アブソリュートマンフラッシュ、アブソリュートマンホープ、アブソリュートマンブロンコ、アブソリュートマン プラの6兄弟の活躍によって退治された。

しかし宇宙にはまだまだ多くのクリア星人が残っており、クリア星人最後の切り札キングロッカとの戦いはし烈を極めた!




・アブソリュート6兄弟

アブソリュート6兄弟は、宇宙の平和を守る宇宙最強の兄弟戦士だ。未熟で他の宇宙人に狙われやすい美しい星、地球を防衛する任務に就いている。


【アブソリュートマン】

40m 3万5千トン

アブソリュート兄弟の長男。格闘、光線、超能力のバランスが良く兄弟のお手本でまとめ役だ。必殺技『エアリウム光線』

 

【アブソリュートミリオン】

40m 3万5千トン

アブソリュート兄弟の次男。孤児。頭脳明晰で冷静な性格の参謀長。必殺のアブソリュートブレイドと3体のフレンド怪獣を操る。必殺技『スラシウム光線』


【アブソリュートマンフラッシュ】

40m 3万5千トン

アブソリュート兄弟の三男。アブソリュートの星の教官で宇宙動物園の園長。怪獣や宇宙人とも仲良くしようとする優しい性格。必殺技『ボルテウム光線』


【アブソリュートマンホープ】

39m 3万トン

アブソリュート兄弟の四男。兄弟ナンバーワンのハンサム。超能力の扱いに関しては兄弟でも右に出るものなし! 年の近いプラと仲がよく多くの技を授けた。必殺技『ギロチウム光線』


【アブソリュートマンブロンコ】

53メートル 7万トン

アブソリュート兄弟の五男。宇宙でも屈指の大男で豪快な怪力戦士。必殺技『メガトウム光線』



・放送リスト

1話【東京ピンチ! その時アブソリュートマン プラが現れた!】4月9日

2話【踏みにじられたミドリのほこり!】4月16日

3話【東京SOS! 光合成怪獣を倒せ!】4月23日

4話【切り裂け! 必殺アブソリュートナイフ!】4月30日

5話【沈黙の春】5月7日

6話【きれいな花には毒がある】5月14日

7話【立ち向かえ! 東京を襲う怪獣の群れ】5月21日

8話【妹よ! ついに来たぞ最強助っ人アブソリュートマンホープ】5月28日

9話【プリズム・オベリスク起動せよ】6月4日

10話【ゴングはなった! 蘇ったよろい怪獣】6月11日

11話【不都合な真実】6月18日

12話【卑怯者! にせプラ東京に現る】6月25日

13話【夏の怪奇シリーズ 闇夜にうごめく怪獣の手】7月2日

14話【夏の北海道シリーズ どさん子危機一髪】7月9日

15話【夏のお祭りシリーズ 怪獣縁日】7月16日

16話【夏の東北シリーズ 星になった親子の夜鷹】7月23日

17話【母星はいずこ】7月30日

18話【いのちをかえせ】8月6日

19話【はっけよい! 夢の島の横綱怪獣】8月13日

20話【ミドリの母 プラの母 怪獣の母】8月20日

21話【宇宙木枯らし 地球をかすめる】8月27日

22話【怪獣御三家リサイタル】9月3日

23話【輝けエンブレム! ミドリ、最後の変身】9月10日

24話【弧をかくやじるし、その意味は……】9月17日

25話【さらばプラ いつまでも美しい地球(ほし)を去る】9月24日







第2部 泥中の蓮見ミドリ


「ハイこちらEAT。え? 夢の島に怪獣? わかりました。すぐ出動します。夢の島に怪獣です!」


「よし、全隊員出動!」


 チカ子隊員が市民からの通報を受け、鹿井隊長の号令で出動し、怪獣と戦う。それがEAT隊員の蓮見ミドリの仕事だった。怪獣に撃墜され、ヘドロの中で宇宙人アブソリュートマン プラと合体するまでは……。


「誤報ではない……」


 ミドリはつぶやいた。


「何か言ったか?」


「いえ、なんでもないわ」


 怪獣を探知するテレパシーは宇宙人プラと合体して身についた超能力の一つだ。ここ最近、侵略宇宙人クリア星人は囮や幻で誤報を誘ったり、地球人のふりをしてウソの通報をするような卑怯な作戦も使ってくるようになっている。いざ怪獣目撃地点に向かったら何もいなかった、テレパシーで探ったら目撃地点には怪獣なんていなかった、なんてことが最近は増えていた。しかしミドリ一人だけが怪獣がいないということを知っていても、EATは出撃しなければならないのだ。テレパシーで怪獣がいるかどうかわかってしまうのはプラと合体したミドリだけ、という孤独で悲しい秘密だった。アブソリュート戦士は決して正体を明かしてはいけないのだ。それにその通報が誤報であろうとウソであろうと、地球に危機が迫っている可能性が1%でもあるかぎり、怪獣におびえる人が一人でもいるかぎり、出動する。それがEATというチームの、EATの副隊長のミドリの務めなのだ。


「……チャンス!」


 最初のアブソリュート戦士、アブソリュートマンが地球に現れてから確かに地球は平和になった。怪獣や宇宙人からの被害は減り市民は安心して眠れるようになった。しかしその平和は地球人が自分の力で勝ち取ったものではない。巨大で強大な宇宙人の力だ。地球人である自分の力で地球の平和を守りたいと強く考え、必死に特訓と勉強をしてきたミドリが、宇宙人のアブソリュートの力を使って地球の平和を守っていることは……ミドリにとっては、皮肉だった。プラの力で地球を守る夢はかなったが、その力はあの時撃墜されなければ手に入らなかった力だった。そしてあの時、撃墜されてしまったのはミドリの力不足故だった。

 しかし! 今日はプラがいない。精神と力の同居人、アブソリュートマン プラは今、冥王星にあるアブソリュート兄弟の基地に呼び出されているため、変身ができないのだ。

 アブソリュートマン プラが地球を蝕む公害を必殺技の源にしていることを突き止めた侵略宇宙人クリア星人は、最近はプラを無力化すべく地球の公害を取り除く改造怪獣ばかりを送り込むようになっていた。公害除去怪獣によって地の利を奪われるプラは毎回苦戦を強いられるが、実は怪獣たちは公害除去に能力の大半を割いているために兄たちが戦ってきた怪獣よりも強くないのだ。ミドリは今の怪獣のレベルならプラに変身せずとも倒せると考えていた。だからチャンスだったのだ。プラに変身せずに怪獣を倒し、副隊長・エースパイロットとしての面目躍如を図る大チャンス!




――冥王星アブソリュート兄弟基地

「今日の議題は他でもない。プラのことだ。会議はこのミリオンが仕切らせてもらう」


 アブソリュート兄弟で最も冷静な次男ミリオンが切り出した。


「クリア星人が送り込む怪獣の怪獣強度は明らかに下がっている。今では大体30万がいいところだ」


「30万だと? ザコじゃないか」


 兄弟一の豪傑ブロンコが驚いた。

 怪獣強度30万は決して高い数字ではない。ブロンコの言う通りザコである。かつて初代アブソリュートマンは92万、ミリオンは97万、フラッシュは89万、ホープは95万、ブロンコは91万の敵を倒している。彼らが地球を防衛していたころの怪獣強度のアベレージは約70万だった。


「プラがまだ若い女の子だということを差し引いても30万程度に苦戦するようでは困るな」


「30万程度なら人間の力でも倒すことは可能だろう。だが地球の平和はアブソリュート一族が守っている、ということが地球にとっては重要だ。アブソリュートの名を恐れて侵略を諦める宇宙人も多い」


「だがいくらプラがアブソリュート一族と言えど30万に苦戦するようではアブソリュートの名でも抑止力にはならんぞ」


「それが今日の議題だ。少し厳しいようだが、プラの地球防衛任務の継続の是非。期間を満了せずにプラが任を解かれるようでは一族の名にキズが付く。だが30万程度に敗北するようではさらに名にキズが付く。フラッシュ、有力な後任の候補はいるか?」


 アブソリュートの星の教官、フラッシュがアブソリュートバインダーに目を通す。


「まだ訓練兵で我ら兄弟の血筋ではないが、アブソリュートジャッジとアブソリュートファルコンという二人が一応後任の正式な候補だ。プラの防衛任務が終わった後はこの二人のどちらかを地球防衛に送り出すべきでしょう。だがこの二人を今地球に送り込むことは反対です、兄さん」


「それは教官としての意見か?」


 ミリオンが強い口調でフラッシュに迫る。


「兄としてです兄さん。私はプラに最後までやり通させてやりたい。ここで予定を前倒しにしてプラを帰還させるとプラは一生悔いるだろう。そしてプラは優しい性格だから我々に直接怒りをぶつけることはないだろうが我々を恨むでしょう。それに助っ人を送るにしても我ら兄が行くならまだしも後輩となるとプラの誇りが傷つく」


「それに兄さんたちは忘れてしまったのですか? プラは力の弱さを補うために汚れた地球の環境を逆手にとり汚れた環境下ならば3分以上変身を維持できる『フュージョンエンジン』を使っています。逆に言えば公害がなければ力を発揮できない。クリア星人は卑怯にもその弱点を突いた怪獣でプラを弱体化させる作戦を徹底しています。しかもプラは『フュージョンエンジン』をわざわざ地球防衛のために外科手術で取り付けているんです。地球を守りたいプラの気持ちを尊重すべきです」


 プラを最も可愛がっていたホープもミリオンに食い下がる。


「『フュージョンエンジン』が働かなくても30万程度に苦戦するようでは困ると言っているんだホープ兄者!」


 ブロンコが机に拳を叩きつけた。


「落ち着けブロンコ。だが私もブロンコと同意見だホープ」


「いいえミリオン兄さん。プラも地球防衛任務に就いた当初は私たちと同じく怪獣強度70万以上の怪獣たちを相手に戦っていました。おそらく80万近いような怪獣たちです。『フュージョンエンジン』を酷使し続けたプラの体は弊害の蓄積毒素でもうボロボロなんです。もう人間体にも影響が出始めているくらいです」


「少し厳しいようだが、そんな優れものを使っていても苦戦している、という事実に変わりはない」


「そんなこと、アブソリュートブレイドとフレンド怪獣を3体も持っていた兄さんが言える立場ですか……」


「なんだと?」


 アブソリュート兄弟の長男アブソリュートマンがミリオンとホープを制止する。


「ミリオン、落ち着け。ホープ、言葉を選べ。ホープ、プラを尊重してやりたいお前の気持ちはよくわかる。だが何かいい案はあるのか?」


「我々兄が、プラの地球防衛期間中はいつでも助けに行けるようにしましょう。兄さんたちが行かないというのなら私一人でも行きます」


「私も行こうホープよ。プラは我々の大事な末の妹だ」


「フラッシュ兄さん!」


 ブロンコが不機嫌そうに舌打ちした。


「ケッ、クリア星人の一匹や二匹はさっさとブチのめしてしまえばいいんだ。その辺、お前はどう思ってんだ、プラよ」


 兄たちの会議を聞かされていたプラは針のムシロだった。確かに最近怪獣は弱くなっている。しかし戦いで蓄積する毒素を無害化できる特殊免疫を作り出す『フュージョンエンジン』が最近の怪獣のために無力化されてしまい、体調がすぐれないことは事実だった。その悪影響は人間体のミドリにも徐々に及び始めている。

 ミドリとプラの逆境は兄たちが思っている以上に深刻だった。

 クリア星人が送り込んでくる環境浄化怪獣が弱くなっている理由は環境浄化に力を割きすぎているからではない。人間の力でもいつでも倒せる程度の弱い怪獣だと人間たちが気づいてしまえば、怪獣は人間にとっては頭が痛い地球の深刻な環境問題を解決する有難い生物となり、暴れ始めたらすぐに始末できるとなれば、都合がいいように利用しているうちは怪獣から益獣になる。管理できる脅威は、数年前から日本でも動き始めている原子力発電所と同じで便利な道具なのだ。

 益獣と認識すれば地球人は怪獣を歓迎するだろう。しかし地球人はクリア星人の存在も、ここ数か月の怪獣の出現がクリア星人の仕業だとも知らない。もちろん怪獣の強さを測る怪獣強度のことも知らない。地球人が怪獣を益獣と歓迎すれば、クリア星人は意気揚々と「益獣を送り込んだのは私だ」と名乗り出るだろう。そうなってしまったが最後、プラが怪獣退治に現れれば、プラはもう地球人から益獣を奪う外敵にされてしまう。そして地球からプラを追い出したクリア星人は、油断した地球に怪獣強度70万以上の強力な怪獣を送り込み一気に地球を征服してしまうだろう。もしくは環境問題はクリア星人の益獣ににより解決されたと思い込ませ地球を顧みない過剰な開発競争を促し、急に怪獣を撤退させ地球を自滅させてしまうか。だからミドリとプラは、怪獣たちが一種の益獣と地球人たちに気付かれる前に始末する必要があったのだ。それが、地球人が自分たちの力で地球の平和を勝ち取ることを何よりも望むミドリが、プラに変身して戦う最も大きな理由だった。エースパイロットのプライドと子供のころからの夢よりも、一度は失った命と引き換えに背負わされたアブソリュートの力を使い、地球人に悟られないうちに最速でケリをつけるという使命。そしてエースパイロットとして出撃した後にプラに変身するためには乗っている兵器を墜落させなければならなかった。そのことはミドリから少しずつ自信を奪っていった。そして、肝心な時、つまりプラが現れて戦う時、いつもいないあの副隊長は逃げ隠れしているのでは? と噂されていることも……。ミドリの痛みもミドリも望みも、プラは痛いほどよくわかっていた。


「わたしは最後まで戦いたいです。それがわたしの、兄さんたちの背中を見て育ったわたしの変わらぬ夢です」


「その夢がお前の力では及ばないかもしれないとしてでもか?」


「変わらぬ夢です」


「人間体の蓮見ミドリが死ぬかもしれないぞ」




――地球 EAT基地

「隊長! 新兵器のEATホーネットを使いましょう!」


 科学担当の牧野隊員が得意げに笑い、机の上に設計図を広げた。


「EATホーネットはEATバレットの改良版で! EATバレットの3倍の素早さと5倍の小回りと10倍の火力を誇る最新兵器です! 従来の兵器では不可能だった空中での急停止や急加速、ホバリングが可能です! まだ試作の一機しかありませんが!」


 牧野隊員の新兵器設計図の覗き込んだ隊員全員が息をのんだ。


「すごいな牧野!」


「ええ、これは本当にすごいですよ。怪獣を倒せます!」


 ミドリの胸は高鳴った。こんなすごい新兵器に乗りこなせるのは、エースパイロットの自分だけだ。これならばプラの力を使わずとも怪獣を倒せて、試作段階の新兵器を乗りこなしてエースパイロットとしての誇りも信頼も取り戻せるだろう。プラの不在と新兵器、大チャンスが今、自分に来ているのだ!


「よし! 平田、仙道はEATバレット、牧野隊員は新兵器のEATホーネットで出撃! チカ子隊員は私と基地に残れ」


「え」


 鹿井隊長の指令にミドリは呆然とし、耳を疑った。


「隊長? 蓮見副隊長じゃなくてボク……ですか?」


 牧野隊員も驚きを隠せない。


「試作の新兵器だ。お前が一番よくわかっているだろう」


「じゃあ蓮見副隊長は……」


「今日は天気がいい。それに夢の島ならプリズム・オベリスクを使用したプリズムレーザーの射程距離内だ。蓮見副隊長は夢の島でミラー・サテライトの調整とプリズムレーザーの命中と効果を確認してほしい」


「それこそサイエンス担当のボクの仕事じゃないですか……」


 牧野隊員はミドリを慕っていた。牧野隊員は研究員として長らくがり勉がり勉と馬鹿にされてきたが、鳴り物入りのエリートとして入隊したミドリは牧野隊員を励まし続け、牧野隊員が考案した兵器や武器を有効に活用してエースパイロットと認められ、副隊長に昇格し、エースパイロットになれたのも副隊長になれたのも牧野隊員のお陰だと周囲に話して彼を正式な隊員にすることを推薦した。そして牧野隊員は誰からも頼られる科学担当の隊員になれたのだ。そのため牧野隊員は、恩人のミドリを尊敬し、慕っていたのだ。


「まぁまぁまぁ、いいじゃないですか。蓮見副隊長もたまには息抜きがしたいでしょう。それに牧野隊員、新兵器EATホーネットに乗るのが怖いのなら僕が代わってあげましょうか?」


 ミドリと仲が悪い意地悪な平田副隊長が牧野隊員を小突く。


「いえ、ボクが乗ります」


「そうしよう。それがいい。へへっ、蓮見隊員、援護は頼みますよぉ」


 平田副隊長は出撃用のヘルメットを見せびらかしながら出撃用ドッグに向かっていった。牧野隊員、仙道隊員もヘルメットを持ってそれを追う。まるでその場から逃れるように……。今日、ミドリの“2”番のヘルメットが使われることはない……。


「蓮見、わかってくれるな?」


「……わかっています」


 鹿井隊長の言葉にミドリは歯を食いしばりながら答えた。ミドリは静かに怒りに燃えていた。普段ならば、牧野隊員が開発したせっかくの新兵器もプラに変身するので使うことはないだろう。プラに変身するために墜落させねばならないかもしれない。しかし今日はプラがいない。思いっきり全力で、新兵器EATホーネットを墜落させず怪獣をきりきり舞いにできたはずだった。度重なる出撃と変身のための墜落で自信を喪失しかけていたが、前向きに考えることもできる。牧野隊員は新兵器EATホーネットを扱いこなすことでまた評価を上げるかもしれない。それはミドリにとって自分のことのように嬉しいことだ。


「牧野隊員……ッ!」


 しかしその日現れた怪獣、ベムロスはここ最近にしては強かった。怪獣強度70万はあるくらいの強力な怪獣だった。ベムロスは牧野隊員の搭乗する新兵器EATホーネットを集中的に狙う。おそらくクリア星人はEATホーネットが新兵器であることを突き止め、新兵器EATホーネットに乗っているのはエースパイロットのミドリだろうと考え、ベムロスにEATホーネットを狙うように指示しているのだろう。なんとか牧野隊員は攻撃をかわしているが撃墜されるのは時間の問題だった。弟同然の牧野隊員をミラーサテライトの麓から見上げたミドリは……無意識に両の掌を胸の高さで突き出し掌を重ね、両手を広げてから指でリサイクルマークを作っていた。


「プラ……。プラ! 今、牧野隊員がピンチなの! もう贅沢は言わない。変身させて!」


 今度こそは変身を! 再び変身ポーズをとるミドリだったが、プラは兄たちの呼び出しで冥王星にいるため変身が出来ない。ベムロスの長い舌が牧野隊員に迫る! ミドリの悲鳴が喉まででかかったその瞬間!


「……行け、ナーガ! 頼むぞ!」


 ミドリの耳ではなく心に誰かの声が届き、青い光の泡と同時に別の怪獣が現れ、鱗でおおわれた力強い腕でベムロスを殴り飛ばす! 間一髪、牧野隊員が逃げ延びた!


「あれはミリオン義兄(にい)さんのナーガ!」


☆龍人怪獣ナーガ

高さ46m 重さ5万トン 怪獣強度81万(全盛期)

かつて水害が続いた村に祀られていた龍神と生贄に出された人々の魂が合体した怪獣。人々の信仰が薄れ、環境破壊と土地開発で住処を破壊されたことで目を覚まし、激しい怒りで暴れるがアブソリュートミリオンに鎮められる。故郷を失ったナーガはミリオンのフレンド怪獣に加わり、フレンド怪獣たちのリーダーとなったミリオンの頼れる相棒だ!


 ナーガが再びベムロスにパンチを見舞う! 衝撃で夢の島に埋められたゴミが舞う。


「聞こえるか蓮見ミドリよ」


「ミリオン義兄(にい)さんですね!?」


「ああ。今テレパシーでお前に語りかけている。こんなこともあろうかと、私はナーガを地球に残しておいたのだ。しかし、ナーガは年老い、長い眠りについていたために力が衰えている。今、プラとホープも地球に向っている最中だ」


「いいえ、わたしにやらせてください! ここなら、ゴミが山ほどあるこの夢の島ならプラも思う存分戦えます! それにEAT基地のプリズムレーザーももうじきに発射できます!」


「うむ、よい心がけだ。アブソリュート戦士にふさわしい勇敢さだ。だが万が一ということもある。よし、お前の意思を尊重し、ホープは月に待機させよう」


 ミドリのEAT無線機が鳴る。


「EAT基地のチカ子です。ミドリ副隊長、プリズムレーザーが間もなく発射されます」


 ナーガと取っ組み合うベムロスの目が怪しく光る。ナーガをがっぷり四つで持ち上げたベムロスは、ナーガをプリズムレーザーの盾にしてしまった!


「ナーガ!」


 戦いの推移を観ていたミドリも着弾の衝撃で目を細める! ナーガの悲鳴の後、レーザーが直撃した背中から剥がれ落ち、ひび割れたナーガの鱗がミドリのすぐそばにも落ちてくる。元々水中生物だったナーガは乾燥や高熱には弱いのだ。ナーガは激しく痙攣してその場に崩れ落ちる! あざ笑うようにベムロスが吠える!


「ナーガ! ナーガ! おのれ、戻れナーガ。ゆっくり休め」


 テレパシー越しにミリオンが相棒ナーガを案じているのが伝わってくる。ナーガは再び光の泡に包まれてゆっくりと消えていく。それを見上げるミドリの瞳に……希望が宿る! 空の彼方から飛んでくる紫の光、即ちミドリの精神と力の同居人、プラの精神体が冥王星から帰ってきたのだ。


挿絵(By みてみん)


「ミドリ!」


「わかってる!」


 テレパシーで返事をしたミドリの手首で『リサイクルエンブレム』が輝く! ミドリは再び、両の掌を胸の高さで突き出し、変身ポーズの準備をした!


「プラ!」


「ミドリ!」


「アブソリュートフュージョン!」


 プラとミドリの力で『リサイクルエンブレム』が点火され、激しい破裂音と同時に、紫とショッキングピンクのサイケデリックな閃光の螺旋の中でミドリがプラに変身した!


「プラ! 変身持続可能時間!」


「3分+2分32秒!」


 息の合ったテレパシーでミドリがプラに確認する。変身持続可能時間は残り5分32秒!


「今日は長いわね」


「ええプラ。夢の島はゴミ処理場、それに今日は天気がいいから光化学スモッグも強いわ。ここなら地の利はわたしたちにある!」


 戦え! アブソリュートマン プラ!




――冥王星アブソリュート兄弟基地

「さきほどプラが倒した怪獣ベムロスの怪獣強度がわかりました。79万です。久々に正統派の怪獣ですよ。わかったでしょうミリオン兄さん。プラはやれますよ」


 月から帰還したホープが嬉しそうに微笑んだ。しかし冷静なミリオンは腕を組んだまま眉間にしわを寄せている。


「確かにああもアッサリとナーガがやられてしまうほどだ。ナーガが年老いてなまっていたのもあるが、今回は完全にクリア星人の不意打ちだった」


「そういえばナーガは無事なのですか?」


「負傷はしたが命に別状はない。あのプリズムレーザーも今日は光化学スモッグで光が拡散され威力があまり強くなかったからな。今はゆっくりと休ませている。本当にナーガが無事でよかった。しかしそう手放しで喜べるものではないぞ。今回はあまりにもプラに地の利があった。『フュージョンエンジン』が働かないプラでは30万でも苦戦する、という問題の解決にはなっていない。考えすぎかもしれないが、クリア星人はこうやって定期的にプラの有利を誘い、プラの任務を長引かせようとしているのではないか? 『フュージョンエンジン』が十分に働いている状況下でのプラは確かに強い。我々にひけをとらないだろう。だが今回の件でもはやプラは公害と共存、いや、依存していかねばならないという課題が浮き彫りになったと私は考える。やはり、私はプラに長く地球を守らせることには反対だ。それに、地球がクリア星人が小細工をせずとも、『フュージョンエンジン』が働かない美しい星になることが、今でも私の願いだ」


「深く考えすぎですよミリオン兄さん」


 まとめ役の初代アブソリュートマンも頷く。


「うむ、今後のことはともかく、ひとまずは我々の末の妹をほめようではないか。よくやったな、プラよ」




――地球 EAT基地

「いやぁ、今日もプラに助けられましたよ! 本当に危ないところだったんですから! いつもおいしいところを持っていくなぁ、プラは! ボクたちの立つ瀬がないですよ! でも助かりました!」


 間一髪のところをプラに救われた牧野隊員が感激してミドリに今日の出動の話をする。


「そう、よかったわね、牧野隊員」


「でも蓮見副隊長ならあんなピンチを招くこともなかったでしょう。ボクが一番わかってますよ」


「ありがとう。少し夜風にあたるわ」


 ミドリは遠回しに自分を励ます牧野隊員に笑って見せ、屋上への階段をゆっくり昇って行った。そして多摩に広がる星空を眺め、少し咳をした。


「ミドリ、大丈夫?」


「ええ。大丈夫よ」


 精神と力の同居人、プラがテレパシーで呼びかけてくる。すぐに返事をしたミドリは口元と掌をハンカチで拭き、鉄の味がする歯の裏を舌で舐めた。


「東京よりもここは星がきれいね」


「ええ。プラ、あなたの星もここからは見えるかしら」


「きっと見えるわ」


「こんなに曇った空でも見える星なら、あなたの星の輝きは本当に眩いのね」


「ええ。青い海と緑の自然の大地が輝く星よ」


「そう。少し、うらやましい。わたしの星の光は、もう自然の輝きではなくなりそうになっているもの。行ってみたいわ」


「きっと兄さんたちも歓迎するわ」


「ふふ、フラッシュ義兄(にい)さんとホープ義兄(にい)さんに会っていつものお礼が言えるのは嬉しいけど、ミリオン義兄(にい)さんとブロンコ義兄(にい)さんは少し怖いわ」


「大丈夫よ。わたしもミリオン兄さんとブロンコ兄さんは怖いもの」


 ミドリとプラはこれからも限界まで地球のために戦うだろう。だがいつまでもプラは地球のために戦えるわけではない。なぜなら、こんなに地球が汚れていたのは遠い昔の話なのだから……。


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― 新着の感想 ―
[一言] こんにちは。ソウイチです。 企画小説の執筆、お疲れ様でした。 こちらの作品も拝見させて頂きました。 設定が面白かったです。有害物質をエネルギーに変えることが、ただの武器だけではなくて、下手…
[良い点] ウ○トラマンみたいな話で、おぉ~!!ってなりました。地球のために戦うミドリとプラがかっこよかったです!| ̄m ̄) [気になる点] 所々にある解説や人物紹介が何故必要なのかよくわかりませんで…
2017/05/25 17:19 退会済み
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