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残光魔法少女

作者:夜方
 スターライト☆キャンディチャイム――。

 七色にきらめく。月の光さえ届かない、真っ黒に塗りつぶされた路地裏が。
〝魔法杖(マジカルステッキ)〟の先端からほとばしったのは、星屑のシャワー。
 くぅおおと悲鳴を上げて、ぬらぬらと黒光りするナマズの怪人の姿が消えて無くなるのを見届けて、完了――の合図にわたしはその身を翻す。そして大きな星型の、だけど丸っこいフォルムの杖を振り下ろした。
 怪人の残った魂とでもいうべき緑色の集合体が、ちゅどぉん、と音を立てて閃光するのを背中で感じながら、深く息を吐いた。
 邪悪の消滅に、世界は元通りのかたちを形成し直していく。時間が動き始める。
 差し込んできた月光が、フリルスカートのチェリーピンクを鮮やかに染め上げていった。

 わたしは駆け出す。路地裏を。宵の闇を。そして、この夜を――。

『セルライト』と呼ばれる怪人。〝魔法装束(マジカルドレス)〟に身を包み、〝魔法杖(マジカルステッキ)〟でその怪人たちを倒すのが、四方山(よもやま)もえぎの――魔法少女の、毎夜の、そしてこれからも続く毎日の『宿命』……のはずだったが……。
少女ノ魔法 
2015/03/15 18:30
魔法ノ残光
2015/03/20 19:02
残光ノ少女
2015/03/27 20:31
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