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38 学校行きたくないなぁーって話

 当たり前のように今日も学校がある。

でも、行きたくない。

りーくんときょーちゃんが一緒にいる所見たくないし…。

あー、休みたいなー。


 もういっそ、ズル休みしてしまおうか。


「兄ー、頭痛いー」


 とリビングまで行くのを手伝ってくれている兄に言おうと思ったが、兄は朝が苦手なのに、私のために起きてくれているので止めておいた。


 はぁーもう行くしかないかなー。


「咲笑ちゃん、おはよ。元気ないねー。どーしたのー?」


 と、リビングでご飯を食べている陸さんに心配された。

大輝にぃはキッチンで朝ご飯の片付けをしていて、りーくんはもう家を出たようだった。


「おはようございます。うーん、ちょっと…」


 どうやって学校を休もうか考えてたなんて恥ずかしくて言えない…。


「そう。なんか困ったことがあったらいつでも言ってね」


 と、陸さんは後ろに華が飛んでそうな笑顔で言った。

癒される…。


 

 朝ご飯食べたり、身支度をしていたら、家を出る時間になってしまった。

気が重いけど仕方ない。

今日から怪我が治るまで兄が車で送ってくれるそうだ。

ありがたいけど、寝起きの兄の運転はかなり不安だ。

さっきから一言もしゃべっていない兄と、玄関に向かうと、


「ちょっと待って。ノリ運転なんてできるの?」


「……」


 兄から返答がない。


「もしかして、寝てる?」


 私は兄の顔を覗き込むと、死んだ瞳が見えた。

やばいぞ、この顔は!!


「寝てないけど、寝てるね」


 と、陸さんは苦笑いを浮かべて言った。


「ノリは寝てな。俺が咲笑ちゃん送ってくるから。車借りるね」


 と、陸さん言いながら、兄の手から鍵を取った。


「じゃあ、行こうか、咲笑ちゃん」


 その時後ろからドタドタと足音が聞こえてきて、


「それなら俺が送って行く」


 と、大輝にぃがエプロン姿のまま出てきた。

 

「いいよ、大輝、仕事だろ?」


「陸だって学校だろ」


「俺はまだ時間大丈夫だし」


 と、陸さんは言って、私の手を掴むと、


「いってきまーす」


 と言って、外に出た。

陸さんに手伝ってもらい兄の車に乗る。


 陸さんは普通に運転席に座りエンジンをかけた。

陸さんが車の免許持ってること知らなかった。

バイクの免許を持ってるのは知ってたけど。


「陸さん、車の運転できるんですね」


「うーん。一応ね。車よりバイクの方が色々と都合が良いから基本バイクなんだ」


「へえー」


 でも、なんだか昨日色々あったせいか、眠いな。

車の揺れもあって寝ちゃいそう。


「さーえちゃん。寝ちゃだめだよ?」


 あー、陸さんの声落ち着くなぁー。

眠い。帰って寝てたい。


「学校行きたくない」


 つい、ポロッと言ってしまった。


「じゃあ、サボっちゃう?」


 陸さんから思ってもみない反応が返って来て驚く。


「どこ行こうか?あっ!最近大学の最寄り駅に水族館が出来たんだ!そこ行こうか。あっ、でも咲笑ちゃんのその足だと、水族館はだめか・・・。なら、映画とかのがいいかな」


 勝手に話が進められて、焦りながら、陸さんの話を止めるために、陸さんの名前を呼ぶ。


「陸さんっ」


「冗談だよ。嫌だな、なんて思う日程良いことあったりするかもよ、ね?」


 陸さんが言うからそんな気がしてきた。

今日サボっても明日も学校なんだから、どうにもならないよね。


「そうですね、多分良いことありますよね!」


「うん、きっとあるよ!ポジティブシンキングだよ!」


 と、陸さんは言ってくれた。


「はい!」


 私は大げさに元気よく返事をした。

 でも、さっきの水族館へのお誘いはすごく魅力的だった。

 映画もいいけど、久しぶりに水族館行きたいなー。

 

「あー、ちょっと惜しいことしちゃったな」


 と陸さんは突然残念そうに言った。

 

「何がですか?」


「だって咲笑ちゃんとデートする口実になったのに」


 陸さんはおどけたように言った。

 陸さんがデートなんて言うから、からかわれた気がしたので私も負けじと、


「私もデートしたかったです。水族館デート」


 と言って思いっきり笑ってみせた。

 

「・・・」


 何で!?

 何で陸さん何も言ってくれないの!?


「やられたよ。流石咲笑ちゃん」


 そうつぶやいた陸さんはちょうど信号待ちで止まって、目を押さえた。

 運転で疲れちゃったのかな?


「大丈夫ですか?」


「うん大丈夫。じゃあ、足が治ったら、水族館デートしようね」


「はい!連れて行ってください」


 やった!水族館だー。

 楽しみで顔が緩んでしまう。

 そんな私の顔を陸さんは鏡で見たようで、笑われてしまった。 


「咲笑ちゃん忘れないでね」


「忘れるわけないですよ!」


 私はそんなに忘れっぽくないです!!っと言おうとしたら、陸さんが素敵な声で私の耳元で囁いた。


「デートだからね、デート」


 と。

 2回言った。

 しかもすごく色っぽい声で。

 心臓がばくばくしてしまってとにかく頷いた。

 

 その後の陸さんはなんかすごく上機嫌そうにみえた。

 

 学校の校門が見えてきたところで、


「じゃあ、学校終わったら電話してね」


 と陸さんは言って、車を止めた。


「帰りも陸さんが迎えに来てくれるんですか?」


「うん。なんかこの位置を他の奴に譲るのは癪だしね。それに今日バイトないから」


 癪って。

 どういうことかな?

 しばらく考えて、聞こうと口を開こうとしたときに、


「時間大丈夫??」


 と陸さんに言われて、時計を見た。


「大丈夫じゃないですね」


 と、言い、急ぎながら(実際は陸さんの手を借りて車を降りた)、


「送ってくれてありがとうございました!行ってきます!」


 と言って陸さんと別れた。

 さぁー、多分良いことがあるであろう学校が始まるぞー。

頑張るぞー!!

タイトルが誤字だらけでした。

すいません。


咲笑が怪我しているのに、水族館とか無理ですよね笑

なので後半内容変えましたすいません(T-T)

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