表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
30/57

30 緑青高校の人達との話

 緑青の三人は、 優美ちゃん、愛美ちゃん、里香ちゃん、 というらしい。

みんな、同じ高1だ。

その中でも、優美ちゃんは、りーくんのことをいっぱい話してくれた。

愛美ちゃん、里香ちゃん、曰わく優美ちゃんはりーくんのファンらしい。


 りーくんは学校で人気者で、女子から告白されることが多くて、でも、いつも決まって、好きな人がいるからと断るらしい。

それでも、諦めずにいる女子がいるようで、それが、さっきからりーくんの隣にいる浪川京香さんらしい。

他にもいるらしいけど、京香さんは、りーくんと特に仲が良いみたいだ。


 さっきの楠木先生と、及川さんの件を見た後だから、なんだか、微妙な気分。

それに、どうしてか分からないけど胸が痛い。


「仲辺先生と、浪川さんの話は、おいといて、坂田さんも、あのかっこいい先生と仲良さそうだったじゃん!」


「咲笑っでいいよ」と、私が言うと、照れながら「咲笑ちゃん」と言い直し、またさっきのことを聞いてきた。


「楠木志紀って先生だよ」


「凄い仲良さそうだったじゃん!」


 と、愛美ちゃんがいうと、他の2人も頷き、何故か透まで頷いた。


「今年からの新任の先生だからなー。まだよく分かんない。あの先生スキンシップが激しい先生なんだよ。だからそう見えたんじゃない?」


 と、私が言うと、3人は


「いいなー」

「スキンシップされたい」


 と言ったが、実際されてみたらいい!

すごく困るんだからな! 


「私は、楠木先生がスキンシップ激しいだなんて、思わないよ?」


 透が私の言葉を否定する。


「なんでよー!」


 ちょっと、不満げに返すと、


「なんでもなにも、私楠木先生にスキンシップされたことないし。基本的に優しいし、イケメンだけど、オーラが怖いから、近づきたくない」


 透さん、よくお分かりですわね。

私はついさっき知ったけど、楠木先生は怒らせると怖い先生だと思う。


「まあ、そこは、私が思うことだから気にしないで。それより、私は杉谷先生の方がスキンシップ激しいと思うよ?でも、杉谷先生は優しい人だし、良い先生だよね。」


「うん。杉谷先生は良い先生だよ。私、杉谷先生好きだもん」


 私がそういうと、3人は驚いたように、私の方をみた。


「あっ!違うよ!先生として、って意味ね」


「なんだー」


そんなに驚くこと?

でも、先生を好きになることもあるしね、今その話をしてたから、そういう意味にとられても仕方なかったかも。


「咲笑は、なんでも好きって言っちゃうから気にしないで。咲笑の好きは幼稚だから」


と、透は3人に説明したが、納得できない。


「透のばーか!」


と、少し大きな声が出た。


「こらこら、仕事しなさい。そして、俺も話にまーぜて!」


 と、中井先輩が私の隣に座った。


「先輩こそ仕事してくださいよ」


 と、里香ちゃんが言うと、


「天使の胴体の骨組は君たちの分を合わせて合体させれば完成でしょ?だから、翼の部分をどうするか企画班に相談しに行ってるの。相良が」


「また相良先輩に任せてー!」


「えへへ」


 と、誤魔化すように笑う中井先輩に


「会長サイテー」

「サボり魔!」


 と、ひどいことを言う優美ちゃん、愛美ちゃん、里香ちゃん。

でも、会長って、誰?

相良先輩って、誰?


「会長って、もしかして中井先輩のことですか?」


 私が恐る恐る聞くと、


「もしかしなくても、俺が会長。生徒会長なんだ!見えないでしょ?」


 と、中井先輩が偉そうに言ったが、偉そうに言うことじゃない。


「あれ?言ってなかったっけ?私が生徒会の役員で優美と、愛美は手伝いで来てくれたの。だから、緑青のメンバーは生徒会のメンバープラス有志なんだ」


 と、里香ちゃんが言った。

そうなんだ。

てか、中井先輩が生徒会長って意外すぎる。


「私達の方は、学級委員プラス有志かな?でも、基本学級委員の中での有志メンバーって感じ!」


「透ちゃんは、学級委員って感じする。咲笑ちゃんは有志?」


 愛美ちゃんが何気ない雰囲気で言う。


「いやいやいや、私が学級委員!透が有志!!」


「え?意外ー」


 と、中井先輩は言うがちょっと失礼でしょ!

いや、私も思ったからお互い様かな?

そんな話をしている時、後ろから誰かが中井先輩に近付いてくる。

黒縁メガネかけているせいか、すごく真面目そうに見える。

それに、制服をほどほどに崩して着ている中井先輩とは対称的に、ぴっちりと制服を着ている。


「おい、海斗!そろそろ作業終わりだそうだ。企画班との話し合いは、また明日の放課後だとよ」


「おう!分かった。じゃあ、そろそろあっちの胴体の骨組と合体させよー」


 と、中井先輩は言い私達が作った骨組をもともと中井先輩が作業していた場所に持って行った。

そして、みんなで合体させる。

もしかしたら、中井先輩は私達の作業手伝ってくれたのかな?

さり気ない優しさとか、すごいな。

できる男って感じ!

そう思いながら、中井先輩の隣にいるさっきの黒縁メガネの人を見た。

目があう。

しかし、すぐに目をそらされた。


「あの人が、さっき話してた「相良先輩」なの?」


 近くにいた愛美ちゃんに聞く。


「そうだよ、海斗先輩と仲良しで、副会長さん」


 うん、中井先輩と、仲良さそうだよね。

それにしても、相良先輩の方が生徒会似合うな。


「よし、骨組完成!」


 と、中井先輩が言い、みんなで拍手した。

まだまだだけど、なんだか達成感がある。

この骨組の上に布を張っていくのだ。

まあ、その前に翼の問題があるんだけどね。


「じゃあ、そろそろ片付け始めるか」


 と、杉谷先生が言いみんなで片付けをした。

それで解散となった。


 緑青の 優美ちゃん、愛美ちゃん、里香ちゃん、とはお互いに名前で呼びあえるほどには仲良くなれた。


 明日の合同準備は放課後だ。

少し楽しみだ。


あっ!

帰ったらりーくんになんで私の学校に来ることを教えてくれなかったのか、なんで目をそらしたのか聞かなきゃ!!

彼が私を選んだ。を読んでくださっている方ありがとうございます。

お気に入り登録とか、アクセスとか、感想とか、評価、とても嬉しいです(*⌒▽⌒*)


ちょうど30話だしいつもの感謝の気持ちを…(笑)


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ