表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

87/100

第八十七話 営業許可

 アゼルが一瞬にして巨大な魔物ケルベロスを倒してしまうなんて。

 しかも素手で。

 昨日の事なのに昔の記憶か夢のように感じられる。


「おはよう! マミ」


 アゼルはいつもと変わらず笑顔だ。


「お、おはよう」


 昨日の話題を出してもいいものか、どうか。


「そうそう。昨日の魔物だけど今朝には遥か遠くの孤島に転送されたみたいだよ」

「え? そうなの?」

「街の警備や結界には問題なくて、誰かが持ち込んだようで調査してるみたい。たまにあるんだよね。裏取引で魔物を商売する事件」


 魔物をペットにしたり、警備代わりに飼ったりするお金持ちがいるらしく、ごくまれにある事件らしい。

 けど、なんで、アゼルはこんなに詳しいんだろ。


「アゼル、なぜそんなに詳しいの?」

「いや。今日ね。早朝からお城に行ってジャンから色々教えてもらったんだ」

「え? お城に?」

「そう。これをもらいにね」


 アゼルは両手で紙を広げた。


「それって……」


 もしかして……。


「そう」


 アゼルはにこりと微笑んだ。


「営業許可証!」


 アゼルと声が完全にシンクロした。


「すごい! 営業許可証もらえたのね!」

「ああ、マミのおかげだよ。すべての検査項目、文句のつけようが無いんだって」

「準備してさっそく明日から営業しましょう!」

「ああ!」


 この日は、ミクちゃん、レイちゃんも呼んで明日の営業再開へ向けて準備した。

 いよいよ、営業再開!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ