第三十七話 制服が出来上がりました。
「わあ! かわいい!」
制服が出来上がってきた。
アゼルが仕立て屋さんから持ってきてくれたのだ。
「これはなかなかの出来栄えだね」
茶色ベースのワンピースに白いブラウス、白いエプロン
ワンピースの胸の部分には茶色のリボンがつけられるようになっている。
ワンピースは胸の部分が空いていて、腕やウェストの部分は絞られてシルエットが、かわいい。
「今後、スタッフも制服も増えると思うから管理出来るように番号つけないとね」
あたしがそう言うとアゼルは関心していた。
「確かにそうだね。マミ、やっぱりしっかりしてるねぇ。助かるよ」
アゼルは素直に褒めてくれるから嬉しい。
あたしもやる気が出る。
制服は4種類。それぞれ番号をつけた。
エプロン E01
ブラウス B01
ワンピース P01
リボン R01
それぞれアルファベットと数字の組み合わせで数字の部分は必ずワンセットで使うようにする。
制服はきちんと番号をつけて管理しないといけない。
そうしないと、持って帰ってそのまま二度と戻ってこないとかあるのだ。
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給与日後の金曜日はとても混み合う。
通常のレストランでもそうなのだが、メイド喫茶もだ。
シロちゃん以外の常連さんもついてきたし、お店は順調だ。
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8月27日(金)
メイド喫茶『オスティウム』
料金 1時間1980デジ 延長30分ごと950デジ
売上
日別 110040デジ
月別 1339630デジ
年別 1339630デジ
席数
28席
カウンター 6
テーブル 24
メニュー
オムライス(メイドのお絵かきあり) 1000デジ
オリカク 1500デジ
メイドドリンク 1000デジ
チェキ 800デジ
初心者セット1500デジ
カラオケリクエスト 1000デジ
カラアゲ 500デジ
メイドの心得
メイドの心得1。
お客様のプレゼントに遠慮はしない。代わりに全力で喜ぶ。
メイドの心得2。
お客様の事は、お客様から話をされるまでは詮索しない。
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