第三十五話 レジ金管理表を作りました。
レジのお金の調整は意外に大変だ。
毎日、同じ金額からスタートして次の日には全く同じ状態でスタートする必要がある。
硬貨とお札の数も全く同じにする必要がある。
『オスティウム』のレジ金は50000デジにした。
5000デジ札 2枚
1000デジ札 22枚
500デジ硬貨 20枚
100デジ硬貨 50枚
50デジ硬貨 50枚
10デジ硬貨 50枚
合計 50000デジ
このスタートで売上が入ってくるとレジ金の金額が変わる。
今日は営業終了後、レジ金は131990デジだった。
つまり、50000デジ引いた81990デジが売上ということだ。
ちなみにお金の数は以下のようだった。
10000デジ札 10枚
5000デジ札 1枚
1000デジ札 7枚
500デジ硬貨 22枚
100デジ硬貨 59枚
50デジ硬貨 51枚
10デジ硬貨 54枚
合計 131990デジ
この状態を明日スタートの状態にする必要があるのだ。
まず、売上分81990を抜くと以下のようになる。
10000デジ札 2枚
5000デジ札 1枚
1000デジ札 6枚
500デジ硬貨 21枚
100デジ硬貨 55枚
50デジ硬貨 50枚
10デジ硬貨 50枚
合計 50000デジ
大きなお金の順に数を抜いた。
次にお金の数をレジ金で決めたスタートの数に合わせる必要がある。
このためには別に両替用のお金が入った金庫を用意する必要がある。
こちらは10万デジ用意した。
5000デジ札 4枚
1000デジ札 23枚
500デジ硬貨 50枚
100デジ硬貨 200枚
50デジ硬貨 200枚
10デジ硬貨 200枚
合計 100000デジ
両替用の金庫のお金の数は、日々枚数が変わる。
お釣りで渡すので硬貨が少なくなっていき1万デジ札が増えていくのだ。
金庫の1万デジ札が増えたらギルドに持っていって硬貨に変えてもらう。
ちなみに今日は給与支給日後だったので1万デジ札を使うお客様が多かった。
「ここまでちゃんとお金を合わせたことないよ。すごいね。マミ!」
アゼルは驚いて言った。
今までは、特にレジのお金の数を合わせたりすることはなく、なんとなくやってたらしい。
なんとなくやるので、けっこうな頻度で釣り銭切れが起きて困ったそうだ。
「これからは他のスタッフも入ってくるからね。これぐらい管理しておかないとね」
あたしは、ちょっと自信気に言った。
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9月26日(木)
メイド喫茶『オスティウム』
料金 1時間1980デジ 延長30分ごと950デジ
売上
日別 81990デジ
月別 1229590デジ
年別 1229590デジ
席数
28席
カウンター 6
テーブル 24
メニュー
オムライス(メイドのお絵かきあり) 1000デジ
オリカク 1500デジ
メイドドリンク 1000デジ
チェキ 800デジ
初心者セット1500デジ
カラオケリクエスト 1000デジ
カラアゲ 500デジ
メイドの心得
メイドの心得1。
お客様のプレゼントに遠慮はしない。代わりに全力で喜ぶ。
メイドの心得2。
お客様の事は、お客様から話をされるまでは詮索しない。
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