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1-1

(…知らない天井だ…!ってなんでぇ!?)


目が覚めるとそこは見慣れた1LDKのマンションではなく


(めっちゃ豪華!なにこれ!ベッドふっかふか!)


中世ヨーロッパの貴族の家みたいに豪華でゴテゴテした家具や素材の良いベッドでした


なんでぇ!?



困惑しているとドアの開く音がした


「失礼します、マリア様」


入ってきたのは古風なメイド服を着た銀髪蒼眼の美女


「…え。」

「起きられますか?3日も寝ていたのです、無理はなされませんよう。」

「ぁ、ありがと…。」


メイド服美女は、少し微笑むとお水をお持ちしますね、といって部屋を出ていった


ドアの閉まる音とともに一気に記憶が流れ込んだ


私、『マリア・リリス・アルメニア』の記憶が。



マリア・リリス・アルメニア

アルメニア侯爵家の次女で現在11歳の女の子

容姿は夜のような黒の髪に光に当たるとやや赤くなる瞳、そこそこ整った顔立ちだがひとつ上の姉や弟には見劣るため、コンプレックスと感じている

現在、公爵家の一人娘である『エレノア・レイリール・クラウジア』の取り巻きとしてサロンで名を馳せている


あーなんか聞いたことある名前だなぁ(白目)




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