2日目 クラス替えの話
私が所属することになった3年6組は昨日の日記にも書いた通り、ほとんどが面識のない人達だ。
まぁ、それは仕方がないことだと思うよ。
だって、私が通っている学校は1学年だけで200人以上いるんだもん。
その人数を1クラス35人ずつ全部で6クラスに分けなければならないから先生達も大変だよね。
3年間同じクラスになれる可能性は極めて低いし、それは運にすぎないのかもしれない。
かつては私は中等部最後の思い出をたくさん作って卒業したいと思っていた。
しかし、3年生の一部ではこんな噂が流れていたのを聞いてしまった。
「3年6組は問題児が多い」
「他のクラスの余り物」
「落ちこぼれクラス」
「このクラスの成績上位者や中位者が可哀想」
「そのクラスになった人はお先真っ暗じゃないのか?」
などと他にもいろいろと噂が流れていたよ。
私はそのような噂を信じたくなかった。
正直言って、まだ新学期が始まったばかりでクラス表が貼り出されて、実際にそのクラスの印象なんて分からないのに、なんでそのようなことが言えるの?
実際に私のクラスじゃないかもしれないじゃん!
それが私の本音だ。
実際に声に出して言うと私の印象が悪くなっちゃうから、この日記に書いて気持ちを落ち着かせよう。
でも、これらの噂は本当だったのは悲しかったな――。
2016/10/23 本投稿