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8日目(1ページ目) 教室にいたくない

 今日は珍しく日記を連日書くことができました。


 今朝、朝練が終わって柚葉と一緒に音楽室から教室へ向かっていたら、普段はあまり話したことがない白鳥さんが廊下にいたの。

 私が気になって彼女に「どうしたの?」と訊いてみたら、「大変なことになってるよ?」と答えてきた。


 最初は教室に入ることが怖くて、脚から徐々に全身が震え始めたけど、柚葉と白鳥さんと一緒に「教室に入ろう」と言ってくれたから、勇気を振り絞って教室(そこ)に入ったら……。


 私達は見てはいけないものを見てしまったような気がしたの。


 それは私の机の中に大量のゴミが詰め込まれ、その上はおそらく黒板消しで拭いたのかは分からないけど、真っ白にされていた。

 おまけにチョークで男子の字で『死ね!』とか書かれたり、椅子の上に画鋲がきれいに敷き詰められたりしたら、頭にくるよね?


「お前はゴミ集めが趣味なんかよ!」

「汚ねぇー!」

「ゴミ女!」


 クラスの男子にこのような言葉を言ってきた時、私は「止めてよ!」と泣きながら叫んだけど、やった方は物騒な言葉を言い放ってきたの。


 もう私は耐えられなかった。

 教室にいることに限界を覚えたから教室から飛び出したの。


 私はこう思った。


「私はこの先も生きていいのだろうか?」と――――。

2017/09/19 本投稿

2017/11/06 サブタイトル変更

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