始まりは・・・
今回はメインの部分には触れません。また、とても短いです。
2作品をゆっくり同時進行させていくので投稿は遅いと思いますが気長にお待ち頂けると幸いです。
そいつはある日空から降ってきた。
いや正確には突然、空に現れた。
真夏の気だるさは 何処に消え去ったのか、辺りはどこか冷涼さを帯びていた。
そいつは空中に浮きながら圧倒的な存在感を放ち、舐めるかのように地上を見渡しながら、ある一点で視線の動きを止めた。
目と目が合う、まるで 深淵のように底知れない、深く黒い瞳。蛇に睨まれた蛙、いや神を目の前にした人といった方が正しいか。俺はそいつから目を離すことができなかった。
金縛りに似た感覚で、硬く動かなくなってしまった俺の体は、まばたきをすることさえ忘れたようにただそいつを見続けた。
そいつはゆっくりと、太陽の光を遮るように俺の方へと近づいてきた。
近くで見ると、遠くでは分からなかった細かい部分までよく見える。
そいつは確かに人間のような姿をしていたが、三つはっきりと違う部分を持っていた。
背中には空を飛ぶために必要なのか、悪魔のような羽がゆったりと動いている。そして、その羽に似たような形状の角?が頭の近くに浮いている。また、しっかりとは見えないが、しっぽのような物も左右に揺れている。
だがしかし、目を惹くのはそこじゃなかった。
黒を基調とした際どい服装は、服としての役割を最低限満たしているのかも怪しい、ほぼ下着と言ってもいいようなものだ。へそや鎖骨、谷間などは丸見えの状態だ。
両胸は悪魔の手が揉んでいるかのようなデザインのもので隠されており、まるで 姦濫を誘うかのようだ。爪のような部分からは柔肉がはみ出し、最も隠すべき部分は少し爪の位置がずれてしまえばまろび出てしまいそうだ。
それにしてもでかい。圧倒的なまでにでかい。おっぱいが。
こんなおっぱいが存在し得るのかと思うほどにボリューム満点の乳房。
しかし、その存在さえ忘れさせるほどのものが俺の目の前にあった。
少年の俺の身長では正直おっぱいよりもそっちが視線の高さにあったのだ。
隠す気など更々ないかのように、ほぼ局部のみを覆った黒い下着。ソコへと視線を誘導するかのような 鼠蹊部の線が 淫猥な妄想をかきたてる。
いわゆるサキュバスのような姿をしたそいつは、ソコに熱い視線を浴びることを悦ぶかのように、 妖艶な表情で俺を見下ろしていた。
金縛りのように動かなかった俺の体だったが、目以外にもゆっくりと上を見上げるように動く部分があった。
ズボンの中にいながらも主張の激しいソレに気付いた女は、笑みをさらに肉感的なものにして俺の方へとさらに近づいてきた。
小5の夏、俺の前に突然現れたそいつは、
すっごいエロい女だった。
とりあえず、エロを全面に押し出していきたいなと思っております。シリアスな部分はたぶんないと思うので、まぁ気楽に見て頂けると嬉しいです。次からはちゃんと本編に入っていきますよ~