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八葉八家

5月17日(火)の投稿となります。


拙作『貧乳眼鏡っ娘の俺が異世界で無双するようですよ!?』もよろしくお願いします。

こちらは20時更新です。

http://ncode.syosetu.com/n1642dd/


もう一つ『笑わない少女は血薔薇と舞う』そちらもよろしければご覧いただけると幸いです。

こちらは21時更新となっております。

http://ncode.syosetu.com/n3647dh/




「初めまして、陸海くがみ そらさん。」

ニッコリイケメンスマイルが炸裂する寸前、あたしの前に立ちふさがる影が。

「悪いんだけど、ストーカーさんはお断りなんで。」と男前な態度であたしを庇うように洋子ちゃんがイケメンさんに話しかけた。

イケメンさんは苦笑して頭を下げてくれた。

「ごめんね。つい嬉しくて色々すっ飛ばしちゃったね。では改めて。」

そう言って姿勢を正しイケメンさんは自己紹介をしてくれた。

「僕の名前は一条いちじょう 日向ひなた私立八葉しりつやつば学園二年です。」

そう言ってイケメンさん改め、一条さんはこちらに微笑んできた。

近くで見るとまさに王子様っ!という風体だった。

周りにいる女子は軒並みその微笑みにやられている。

…一部男子の頬が赤いような?

「一条…八葉学園…もしかして、八葉八家の一条?」

と洋子ちゃんが尋ねていますが何でしょう?

「そうだよ。その一条家。」

洋子ちゃんの問いかけは正解だったようです。

さすが洋子ちゃん!

「私は空の友人の中司なかつかさ 洋子ようこ。それで?その一条さんが空になんのご用でしょうか?」

ちなみに未だあたしは洋子ちゃんの背中に匿われています。

あたしに用があるみたいだから、あたしが相手しないといけないんだけどなぁ。

「今日の所は顔見せかな?近くを通り掛かったものだからね。」そう言って校門側に止めてあるリムジンを目て指し示す。

そこにはお抱え運転手ショーファーさんが立っていた。

あれは、マイバッハかな?

光沢のある黒塗りのショーファーリムジンはうちの学校にはいささか不釣り合いだった。

「家まで送ってあげたいけどお友達が許してくれそうもなさそうだし。諦めるよ。」

そう言って悪戯っ子のような笑みを浮かべた。

あっ!?何人か倒れた!!

倒れた生徒を校舎まてま運んでいく人達を見ながら一条さんは別れを告げた。

「突然ごめんね。今日は帰るよ、また明後日のパーティーでね。空さん?」

そう言い置いてリムジンに消える一条さん…

って。えっ!?明後日のパーティー?

なにそれ?

あたしと洋子ちゃんは呆然と走り去るリムジンを見送っていた。





途中て洋子ちゃんと別れ家へと入る。

「お帰りなさいませお嬢さま。」

玄関に入るとそこには家に長年勤めてくれている執事の永瀬ながせさんが迎えてくれた。

「ただいまー永瀬ながせさん。お父さんいる?」

「旦那様なら少し前にご帰宅しておりますよ。」

ふむふむ、なら書斎かな?

「じゃあ着替えたら会いたいって伝えておいてくれる?」

永瀬ながせさんはお父さんに伝える為に書斎に向かった。

あたしも着替えよう。



着替え終えて、書斎の扉をノックする。

「入っていいよー」

そう言われて部屋の中へ。

それまで仕事をしていたのか、書類の束を机の上に置くとこちらを振り向く。

「どうしたの空?」

「あのねお父さん。聞きたい事があるんだけど。」

お父さんはニコッと微笑んだ。

「何かな?」

「あのね、今日学校で一条さんって人がきたんだけど。」

あたしがそう言うと突然お父さんが席を立って叫んだ。

「一条だと!?まさか一条の小倅こせがれかっ!」

おおっ!?突然の事にあたしは驚いた。

いつも優しいお父さんがこんな態度に出るなんて…

「あ、あのねお父さん。その時一条さんから明後日パーティーて会いましょうっていったんだけど、どういうこと?」

叫んだ事で落ち着いたのか、お父さんは椅子に座り直して頭を抱えた。

「くそ!あいつら諦めて無かったのか。」

そう言ってため息一つついてこちらに向き直る。

「いや、いい機会だ。空、お前に話しておくことがある。」

そう言ってあたしに椅子を進める。

あたしがその椅子に座ると、お父さんは話出した。

それはあたしの運命を変える話で…

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