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転校

5月26日(木)の投稿文になります。


退院やらでしばらく更新が滞るかもしれません。

せめて1日おきにはしたいと思っておりますが……

「実に言いにくいのだが……」

水都みなとさんがおずおずといった感じで話を切り出してきた。

その内容は……


「あたしの転校!?」


わく、王邪十八魔将おうじゃじゅうはちましょうが復活した今、あたしの通っている学校では防御に不安があると。

それならば、物理的にも呪術的にも守られた私立八葉学園しりつやつばがくえんのほうが守りやすいと言うことだった。


……あたしだけならいいけど、それは学校の友達にも被害が及ぶかもしれない事を言われてあたしは頷くしかなかった。


多分洋子ちゃんも同じだったのだろう。

なにか言いかけて止めていた。


お父さん達には、説明は済んでいるようで準備は終わっているだろうと言われため息をついてしまった。


「本当にゴメンね空さん」

日向ひなたさんは送ってくれるリムジンの中でしきりに謝ってくれたが別に日向ひなたさんのせいだとは思ってないので謝らなくていいですよ、とはいっておいたが。


その後家まで送ってくれて二人と別れる。


何事か考えている洋子ちゃんともそこで別れて家に入る。

リムジンは洋子ちゃんの家まで進んでいった。


家で待っていた両親に転校の事を伝えた。


「空か納得したならお父さん達は何も言わないよ」

と言って頭をなでてくれた。

すでに準備してあった学園の案内書で内容を見てみる。


あたしが入るのはもちろん中等部だ。

八葉八家やつばはっけにより設立された学園で現理事長は八葉家やつばけ八島やしま 星史郎せいしろうさんというらしい。

写真を見るとまだ若い感じだが、お父さんによると現在26才とのこと。

若いっ!


転校は月が変わってからという事で、それまでに皆とお別れをすまさなくちゃね……


一番悲しいのは、洋子ちゃんと別れる事だなぁ。

部屋に戻りベッドに倒れ込みながらこれからの事を思い憂鬱になる。


前世、これはいい。むしろどんとこい!


姫だった。これもいいだろう。


戦士じゃなくて守られ役……


な ぜ そ う な る ! !


あたしの妄想がっ! 闇の魔族の戦士の設定がっ!


考えてた妄想と違うのだけが問題だっ!!



とはいえ、それで変更出来る訳でもなく、この現実を受け入れるしかないのかなぁ……


あたしは、陰鬱な思いてもう寝ることにした。


イケメン8人に囲まれてキスをせがまれる夢にうなされながら……


うらやましい? なら変わってくれーーー!!

さよなら、朱の民の戦士アリアンロッド……


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