教室の男の子
なんか楽しくなっちゃって、テストそっちのけでかいちゃいました。これからもどうぞよろしくです!
俺は金尾狐太郎。昔畑中3年2組のいたって普通、平均的で特に特技もない平凡な男だ。ただし、一つだけ問題点があって俺は記憶喪失なのだ。全くもって記憶がないのだ。どうやら俺の親友だったらしい橋中修也によると俺が記憶を失くす前はクラスの自称{盛り上げ組}組長だったようなのだが全く覚えがない。
ちなみに盛り上げ組というのはクラスのお調子者集団の5人から結成されるグループのことで、メンバーは俺、修也、それと山田五郎、中西健太、八谷遼祐らしい。今は組長の俺が記憶喪失により崩壊しつつあるようだが。
そんなものを結成した覚えもなければクラスの人の名前だって思い出せない。俺にいったい何があったというのだろうか。
学校についた。ああめんどくさい。学校の授業など赤子の手をひねるようだなものだ。ここで学習するよりは家だ自主勉するほうがよっぽどいいのだが、なにしろ出席日数を稼がなくてはならないので嫌々ながら登校する毎日なのであった。
「おはーコタ!まだ記憶もどってない?」
「まだ。おはよう、修也」
「・・・そっか。」
修也は寂しげに席へもどった。
そんなこと言われても、思い出せないものは思い出せないのだ。しょうがない。ところで今日は先生が新任の教師になるんじゃなかったか?まあ、そんなことはどうでもいい。無駄なことを考えるよりは勉強をしたほうが全然よいのだから。だいたい出席日数を稼ぐためだけに学校へ来ているのだから、ついたなら勉強をするというのが利口というものだろう。それn
「キーンコーンカーンコーン」
うまい具合にベルが鳴る。こういう時ってむなしい。だいたい、なんでチャイムなのだ?わざわざチャイムにする意味なんてあるn
「おっはよーございまーす!!!」
イラッときましたぞ。今のはちょっとないわ・・・おい、新任教師反省しr
「今日から来ました新任教師、狐神白でえええええーす!!!今後よろしくおねがいね!!」
・・・ぐすん
「それでは出席をとります」
「赤原君」
「はい。」
「鵜川君」
「はい」
主席確認をする先生。とうとう俺のところまできた。
「次は・・・金尾君」
そういって先生はこちらを見た。と、一瞬。たった一瞬だけだけどあいつは尋常ではない殺気をとばしてきた。怪訝に思う俺。俺、こいつと初対面だよな・・・?だがここで先公におじけ付くのは俺のプライドが許さないのでとりあえず返事はすることにした。(と言いますか、まずみじんの恐怖も感じなかったわけなのだが。)
「はい」
こうして狐神と俺は出会ったわけなのだ。
そのあとはふつーに授業が進んで(授業というよりは歓迎パーテイーだったのだが。)授業後になる。そそくさと帰ろうとする俺。無理やり一緒に帰ろうとする修也。そこへ
「金尾は残りなさい。」
殺気を飛ばす狐神。睨み返す俺。おろおろする修也。
「橋中は帰りなさい。」
命の危機を感じ取ったらしい修也はくるっと回れ右してにげていった。
ほう、俺に何かするってのか?受けて立とうじゃないか。
放課後の恐怖の始まりだ。
まだまだ書きますよおお~♪