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隙間

なんとか0時に間に合いました!!

1話以降コロコロ下書きを変えていたので、

形にできた自分を褒めたいです。偉い!

「タオル持ってくるから、ちょっと待ってて〜」

「うん。お邪魔します。」


変なもの出しっぱなしにしてなかったよな…。

背中に時雨の視線を感じながら、

俺は濡れたカッパと靴下を脫いで洗面所に向かう。


引き出しから2人分のタオルを出して、

玄関に戻ると、時雨はさっきと同じ場所に

所在なさげな様子で立っていた。


「ありがとう」


そう言って、毛先から滴る水気を拭き取る

時雨の姿を目で追ってしまう。

伏し目がちの横顔が、どこか懐かしいと思った。


「花火…?」

「ん?」

「花火も濡れてるんだから、拭いたほうがいいよ。」


まっすぐとこちらに向けられた視線が、

少し恥ずかしい。


「そうだな。でも、この状態はもう

拭くっていうより、着替えた方が早くないか?

時雨、脱いじゃえよ。」


今俺、早口じゃなかったかな?

別におかしいこと言ってないよな?


そわそわした気持ちを紛らわそうと、

時雨でも着られる服がないか探すために

部屋に向かう。


後ろから時雨がついてくる気配を感じられなくて

振り向くと、彼はフローリングを見つめながら


「洗濯は、大丈夫…。」


と申し訳なさそうに断った。


「え、えぇ!?

でも、そのまんまじゃ風邪引くだろ」


記憶の中の時雨は、断らない男だった。


遊びに誘っても、忘れ物を借りようとした時も、

さっきみたいに控えめに笑って、

「いいよ」と言うはずだった。


「ごめん、花火。」

「へ?」


時雨の目が、一瞬俺を捉えた気がした。


「久しぶりに花火の顔見たら、

なんか…ついていきたくなっちゃって……。

でも、俺この後予定あるんだ。」


俺をまっすぐ見ているようで、見ていない、

その視線が心にひっかかる。


時雨に断られるのはなんだか新鮮で、

少し不思議な感じがした。

あらすじに、BLにおいて一番重要なこと(※諸説あり)を書き忘れました…。

私としては、受け視点で書いているつもりです。

何卒よろしくお願いいたします!

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