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変夏と陰スター

見ていただきありがとうございます>< 区切りが悪いので文字数を縮小してお届けしますのですよ!

 バスが発車してから一時的に高揚していた気分も落ち着いたのか、発車直後よりも車内は落ち着きを見せていた。

 俺とケバ子の前に座るカップルと思われる二人は、これから向かうプールのホームページと思われるサイトをスマホに表示させてレンタル用品等の記載を確認しているようだった。

 このように、浮足立ったりする者もいる中、前日に楽しみで眠れなかったのか、バス内では眠りこける者も見受けられた。


 そうして今回の相方であるケバ子は何やらパシャパシャと窓越しに写真を撮影してはスマホを弄り回していた。

 俺がその姿を見ている事に気付いたのかケバ子は俺の方を向き話しかけてくる。


「アンタ、写真とか撮らないの?」

「写真なんか撮ってどうするんだ?」

「イン〇タに載せたり~思い出みたいな?」

「ほぉ、しかしだな、俺は陽キャ御用達のイン〇タなんかやってない、陰スターではあると自覚しているけどな」

「は?」


 我ながら、自虐を含むレベルの高いジョークをかましてやったが、ケバ子はお気に召さなかったようだ。

 実際見せる相手すらいないのに写真なんか撮る理由が無い、スマホのカメラ機能とか必要ないしスクショくらいしか俺の写真フォルダには入っちゃいない。


「よく分かんないけど、はいっと!」


 ケバ子は俺に身体を密着させ、空いている左手でスマホを掲げてスマホのフラッシュを光らせた。


「俺なんか撮ってどうすんだ、いくら陰キャで湿度の高い場所に生えている苔のような存在の俺にだって肖像権は適用されるぞ」


 ケバ子は俺を無視するように、機嫌が良さそうな表情をしながらスマホを弄っている。思い出としてなら別に写真くらい構いやしない。


「うん、これでよし」


 ケバ子が何やら納得したような言葉を放った瞬間に、俺のスマホがポケットで振動して通知を告げてくる。

 スマホを確認するとケバ子からのメッセージが届いて俺はそれを開くと……

 先程撮った写真が添付されていた。


「一枚くらいそういう写真あっても罰当たんないっしょ?」


 写真のケバ子は楽し気な表情で隣にいる俺はなんというか……密着されている状況が気になっているのかカメラではなくケバ子の方へと恥ずかしそうながら何とも言えない表情をしていた。

 自分の写真なんか撮る機会が無いから分からなかったが、俺は普段こんな顔をしているのかと新鮮味があった。


「そうだな、イン〇タには載せるなよ?」

「流石に載せれないっしょ」


 隣にいるヤツの顔面偏差値が酷すぎて載せられないという事だな、理解した。

 陰キャである俺は自虐と理解力に長けているからな、想定内のダメージだ。


「これは思い出の方だかんね~」


 そう言ってケバ子は先ほど撮った写真を飽きもせずに眺め続けていた。俺はそんなケバ子を見て恥ずかしくなり大して興味もない窓の外をしばらくの間、見続ける事となった。


本日は短いですが、ここで終わりです><

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