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投稿遅くなり申し訳ありません。次回から気を付けます。
ぽつん、と、アナベルは部屋に一人でいました。カトレア様とは部屋の前で別れました。別室のようです。
……カトレア様は殿下方って言っていたよね?
しばらくアナベルが待っていると、
「やぁ。アナベル。」
ステファンが来ました。
「今日は話さなきゃならないことがあるんだ。」
「あらなーに?」
「カトレア嬢が公国の王子と正式に婚約したよ。明日には正式に発表される。」
「ふーん。それで呼ばれてたのね。」
「そうだけど。なにその反応。知ってたの?」
「カトレア様が前に求婚されているって教えてくれたの。」
「本人情報だったの!?一応、秘密情報なんだけど。」
「しゃべっていないから安心しなさい。ところで私を別室に呼んだわけは?続きがあるのでしょう?」
「そうなんだけど……。それが本題なんだけど……。」
「へぇ、何?」
「上手く言えないから、順番ゴチャゴチャになってもいい?」
「どうぞ。」
「カトレア嬢は公国に嫁ぐから、僕の婚約者候補からは外れた。ということで、アナベルは親の対立とかを気にしないで僕と婚約できる。」
……そこに本題があるってわけか。
アナベルはちゃんとステファンの言葉の奥にある意味をわかっていました。それでも、
「つまりどういうことか、ちゃんと言いなさい。大事なことでしょう。」
はっきり言って欲しかったのです。
「……アナベル。」
「なーに?」
「僕と、結婚してほしい。」
「もちろん。いいわよ。」
「いいの!?」
「ええ。でも、ステファンは我が家に跡取りが私しかいないの知っているでしょう?そこがどうなるか教えて?」
「えっと、実はもうクラルティ公爵には話してある。兄上から、兄上が王位を継ぐという言質を取ったから、僕は王家に残る必要がない。僕が公爵家に婿にいくんだ。」
数日前、ステファンが再び兄に会いに行くと、満面の笑みを浮かべた彼がいて、ステファンはそこでカトレア嬢の話を聞きました。そして、その場で言質を取り、公爵に連絡を取ったのでした。
「そして、跡取り問題も、ステファンの婚約者問題も解決するって訳?」
「そういうこと!」
「よくわかったわ。けど、自分の知らないところでそういう話が進んでいたのは気に食わないわね。」
「ごめんね?あっ、そうだ、この前の花輪の話だけど。」
「思い出したの?」
「うん、一応。正確には当時の日記を見たんだけど。」
「ふーん。まぁいいわ。それで、ご感想は?」
「……なんかむず痒い。」




