表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/3

1話〜赤い扉〜

さあ、本編スタートです!

いつも通り学校へ向かう途中。

今日も弟と2人で話しながら登校する。


瞬き。瞬間。

身体を圧が襲い、耐えきれず俺は地べたにうつ伏せに倒れた。


「うッ…なん…だ…?」


目の前の景色はガラリと変わり、見知らぬ場所、見知らぬ人…そして見知った弟の姿はない。

重い身体をなんとか動かし周りを見るが、先ほどまで隣を歩いていたジュンの姿はやはり見当たらない。


「ジュン…どこだ…。いや、ここは…どこなんだ?」


周りには俺と同じか、年の下の子供が大勢。

同じように圧に耐えきれずに横になっていた。


よく見ると1人、大人がいることに気づく。

長身で眼鏡をかけ、あまり見慣れない衣服を着た男が黙って俺たちを見つめている。

…しばらくすると、男は口を開いた。


「10分経った。今立っている者、横になっている者の中でも立てる者がいれば立ち上がりそちらの赤い扉へ行きなさい。」


男が指をパチンと鳴らすと、突然赤い扉が現れた。


「立て…ないことも…ないけど…なんだあれ…」


「早く行きなさい。10秒以内に動かない者は立てないと判断します」


男からの催促を受け、俺は動いた。

ここにはジュンはいない。

今現れた扉の先にある可能性は低いかもしれないが、ここにいないのなら先に進んだ方がまだ可能性はある。


そして、扉の先には…先ほどの男よりさらに少し背が高い筋骨隆々の男がいた。


「よォ、ガキども!これからしばらくは俺がお前らを鍛えることになる、呼ぶ時は教官とよべ!いいかァー?」


野太く快活な声で挨拶をしてきた教官…


「教官…て…鍛える…って…なんだ…?」

「ハッハッハ!動けるとはいえ流石にキツイか?教官ッてのはそのまんま、俺がお前らに様々なことを教える!そんで鍛えるってのはこの部屋に来た奴らはまず身体から鍛えるんだ!頑張りゃ俺みてェなマッチョになれるぞ!」


これが、俺と教官の出会いだった。


なんだコイツうるさいな…。

それが、俺の教官への第一印象だった。

いや、今も変わらないな、ずっとうるさいんだよなあ、教官は。

弟はどこへ?!

2人の兄弟を襲った悲劇!…とまでは言えませんがとりあえず!今!弟が!いない!

ていうか結局ここはどこなの!


次回、この世界について教官からお話が?

お楽しみに!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ