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よん

始めたばかりのアルバイトはあまり楽しいものではなかった。


ドラッグストアに男性が入店してきた直後にその日の気分はガラリと変わった。


男性が買い物を楽しんでいる間にも私の胸は高鳴る。


十分程度の滞在時間で結論をまとめあげ、私は告白した。


断られるかもしれないと思っていたのでOKされたときの喜びはとてつもないものだった。


その男性とデートをした。会話をした。一緒に笑った。もちろん、現実の世界で。


憧れの男性が現実化し一緒に過ごしているのだから毎日が幸せでないはずがない。


夢から現実に飛び出したみたいで不思議な感じもした。


付き合ってから夢では男性に会うことがなくなってしまった。


欲張りかもしれないけど寝ている間も想っていたい。


寝ている間も男性を感じていたい。


夢から男性がいなくなることなんて考えられなかった。


もう一度、男性が出てくる“夢みたい”

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