生きていくということ
かなり繊細な内容である上、自分でも迷いながら書いた文ですが、それでも読んでいただけると嬉しいです。
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人はいつかは死ぬし、それは突然やってくるかもしれない。
そういう言葉をよく聞きます。
その時はそうか、と思うかもしれません。
でも、きっと死は自分から遥か遠くにあるものだと心の奥底では思っている人も多いのではないでしょうか。
例えばテレビで事故や事件のニュースを見たとき、ネットでニュースが流れて来たとき。
そのときあなたは、そういうこともあるのか、世の中には怖いものもあるな、と思うでしょう。
さも液晶の向こうで起こったかのように。
もし、それが自分の身近なところで起こったとしたら――
――そういう想像をしてみたことはありますか。
それは大切な家族かもしれないし、親しい友人かもしれない。或いは恩師だって有り得る。
私はそのような想像をしたことはないです。
想像するだけで寂しくなる、悲しくなる。
その気持ちが自分の思っていることを代弁してくれています。
かつて、父の知人のお子さんは海外で偶然、災害に巻き込まれて亡くなりました。
海外でこのようなことがあったとニュースで聞いていても、遠い海外の話だと思っていました。
ところが、その話を家族から聞いて、急に身近な話に感じました。
ところで、凶悪犯による事件は、残念ながら無くなることはないと思います。
しかし、世界には70億もの人がいて、日本にも1億を超える人が住んでいます。
まさかそんな犯罪に、自分の知っている人が巻き込まれたなんて知ったら、どうなるのでしょうか。
もう何も考えたくなくなります。
でも、自分たちは巻き込まれずに生き残っていたのです。
死を身近に感じると、生きていることが、それだけで価値のあることのように思えます。
人がいつか死ぬのは避けようのない事実です。
怖いです。きっと何歳になっても怖いと思うでしょう。
でも、そこで何もしなければ生かされた意味がありません。
我々人間はここ、地球に何のために存在しているのでしょう。
それは誰にもわかりません。
でも一つだけ言うと、私は自分のしたいことをできないままいなくなることは嫌です。
これは人によってかなり違うと思います。
何事もなく平穏に終えたい人や、華々しいことをしたい人もいると思います。
とにかく、生きていくためには辛いことにだってぶつからなければなりません。
辛いことから逃げたいと思うことは仕方がないですが、思い詰めることがあってはならないです。
自分が言うのもなんですが、生きている人には生きる義務があります。
命を大切に生きていく。
それが生きていく、ということなのではないかと思います。
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最後になりましたが、このような文を読んでくださりありがとうございました。