四話 クエスト内容が酷過ぎる件
投稿時間間違えてました、すいません。
《前回のあらすじ》
防衛本部に出会いを求めるのは間違っているだろうか
終わった。俺の異世界生活は、終わった。大事なことなので二回言いました。
「あ、あの~九条さん?」
受付のお姉さんが話しかけてきた。
「……………はい、何か?」
「え、えっと…つ、次の作業に移りますね。防衛者登録をされた方は皆様職業を決められているのですが、九条様はどうされますか?選ばれた職業によって獲得可能なスキルが変わってきますのでご注意ください。尚、転職はその職業の最高位に到達しないといけませんのでご注意ください。」
そう言ってお姉さんが職業一覧を渡してきた。
〈職業一覧〉
[基礎職業]
┗[中級職業]
┗[熟練職業]
┗[最終職業]
┗M〈究極職業〉※その属する最終職業を全て獲得した際解放される
┗特〈特殊職業〉※誕生時から決定している
ファイター
┗ソードマン
┗ワンハンドソードマン
┗ソールダ―
┗ツーハンドソードマン
┗ヘビーソードマン
┗スタブソードファイター
┗ソードマスター
┗ランサー
┗パラディン
┗アサルトチャージ
┗スタッビングファイター
┗レンジャー
┗スロウラー
┗スローウィングファイター
┗ニアレストファイター
┗インファイター
┗ディフェンダー
┗シールドディフェンダー
┗ヘビーナイト
┗ハンマーウォーリアー
┗アックスファイター
┗M〈ウエポンマスター〉
マジシャン
┗アタリビュートマジシャン
┗フレイムマジシャン
┗ファイアーマギスター
┗アイスマジシャン
┗ウォーターマギスター
┗ロックマジシャン
┗ロックマジシャン
┗特〈スターゲイザー〉
┗プリースト
┗リペアマン
┗リカバー
┗ヒーラー
┗ドクター
┗フェアリーテイマー
┗フェアリーユーザー
┗フェアリーマスター
┗クレリック
┗ウィザードリング
┗ワイズマン
┗M〈スイートメモリーズ〉
[基礎職業]
┗[基本職業]
┗[第一次職業]
┗[第二次職業]
┗[第三次職業]
┗[最終職業]
┗M〈究極職業〉
〈不明〉あることは判っているが発見されてない職業
生産
┗農民
┗農夫
┗地主
┗市長
┗都市長
┗漁師
┗船頭
┗船長
┗船団長
┗鉱夫
┗鍛冶師
┗工作鍛冶師
┗武器職人
┗高級職人
┗汎用職人
┗不明
┗技師
┗科学技師
┗不明
┗不明
┗不明
┗魔法技師
┗魔法学者
┗魔導学者
┗錬金術師
┗商人
┗旅商人
┗旅団長
┗財閥員
┗財閥長
┗屋台商人
┗薬師
┗調薬師
┗不明
┗調理師
┗不明
┗不明
┗踊り子
┗舞踊師
┗不明
┗吟遊詩人
┗人形師
┗作詞家
┗道化師
┗大道芸師
┗遊戯団長
┗小間使い
┗使用人
┗秘書
┗執事/メイド
┗執事長/メイド長
うわっ、多すぎだろ。でも俺、筋力、魔力、持久力、加速力は全部平々凡々だし戦闘職の〈ファイター系〉〈マジシャン系〉は無理だろうな。せっかく異世界来たのに冒険できないとかひどすぎだろ。
「あの、すいません、俺の能力値って戦闘できますか?」
「え、えっと、それは…少し難しいかと…」
無理ってことですね、わかります。
かなりあこがれていたんだがな、冒険。仕方がないし、ほら、あれだ、不遇職が実は最強でした系。それなら…商人カテゴリの調理師シリーズが一番可能性がある。科学技師もいいが俺は頭が悪い。多分無理だろう。
「じゃあ、商人でお願いします。」
「かしこまりました、少々お待ち下さい。…はい、終わりました。えっと…適性があるのは屋台商人だけですね、自動進化させますか?」
「はい、お願いします。」
「かしこまりました…進化終了です。これであなたも防衛者です。中央広場にある依頼受付板へ行き依頼を選択、受注してもよいですし、職業に対応したスキルを熟練させ、上位互換職に更新してもよいかと思います。基本どんな方でもまずは依頼を受けますし、まずは中央広場へと行かれてはいかがですか?…ちなみに私はこの仕事に就いてまだ二か月しかたっておりませんので…粗相はありませんでしたか?」
「いえ、大丈夫です。」
「そうでしたか、ありがとうございます、ご健闘をお祈りします。」
「はい、ありがとうございました。」
さて、出ようか。
さて、受付嬢さんが言ってた中央広場へ行きますか。だけど道がわからない、そんな経験ありませんか?そんなときにはこれ『マップ』の出番です!このマップは一度都市に入ればその地形図が全て手に入るのです。防衛本部から貴族の愛人の家までも!
《検索結果:貴族の愛人宅で検索をしたところ15件の家がヒットしました。詳細を表示しますか?》
マジであるのかよ。ま、それは置いといて。
マップ、条件発動、王都、ラン
《王都の地図を表示します》
お、出た出た。えっと、中央広場は…ああ、これだ。って防衛本部の真後ろじゃねーか、これ発動する意味なかったな。
此処が中央広場か、さすが王都だ、かなり賑わっている。えっとクエストボードは…ん?たくさんあるぞ?なんでだ?
「すいません」
「なんだ貴様!俺に話しかけるんじゃねえ!」
おっと、いきなりはずれを引いてしまったみたいだな。運が悪すぎるのはここでも顕在か、orz
今度はまともそうな人に聞いてみよう。
「すいません、なんでクエストボードが複数あるのですか?」
「あなた、そんなことも知らないの?ふーんその服装を見るに 駆 け 出 し 防衛者じゃない?私は高貴なる貴族であり、防衛者ランクもBなのよ?」
うわこの人も外れかな?
「でもそうね…あなたみたいな後輩に教えてあげるのもまた高貴なる貴族の務め、教えて差し上げますわ。あちらのクエストボードがEランクのクエストボードですわよ?」
そう言って去って行った。ツンデレ乙としか言いようがねえ。
えっと、Eランクのクエストは…
迷子のペット探し
800フラン
薬草取り
城壁掃除
5マルク300フラン
オウム真理教へ入りませんか?
100マルク
最後の奴あれダメな奴じゃね?
こうして俺は薬草取りを受けることになった。
えっと、何をとってこれば…
麻
一株1マルク
カラスビシャク
一株500フラン
ケシ
一株6マルク
トリカブト
一株10マルク
バイケイソウ
一株15マルク
全部毒草じゃねーか、ああ、こんな異世界は嫌だ.