一話 異世界転性と目標設定
《前回のあらすじ》
あの忌々しい世界にお別れを!
いやーそれにしてもよく無事に転生できたな。
魔物とかの人外転生とかじゃなくて良かったわー
ああ、ほら、『Re:ありきたりなスライム転生のような名状しがたい何か』とかね。
まあ、体もほら、何も変わった所は無いーーーん?
⁉︎ない!?アレがない!?ど、どうゆうことだってばよ⁉︎
ま、まさか、これは、
『性転換』⁉︎『TS転生』⁉︎嘘だろ!い、いや待て、見た所、俺の胸は貧乳なんてレベルじゃない。無乳と言っても差し支えない。いや、触った所感触はあるんですけどね?顔が変わっていなければ男として過ごせる…筈だ。
うん?使ったのかって?ああ、使ったよ、あの感
《暗黙の了解により削除されました。》
…はっ!なんだ、圧倒的な逆らえないなにかによって時空が歪んだ気がする。
まあ、うん、スースーするしあんまり落ち着かない。性よ…はっ!これ以上はいけない。
さて、ずっと気になってはいたのだが、此処は何処だ?下は…なんだあれ、ミニチュアサイズの森?あれ?此処は異世界ですよね?などと考えていると…
パリン
ゑ?
すると、自分が乗っていた『何か』が無くなった。
さて、此処で問題だ。下はミニチュアサイズに見える森。つまり上空にいた俺を支えていた物が無くなった。さて、どうなるでしょう。
答えは簡単。正解は…
「うわああぁぁぁぁぁぁ__________‼︎」
そう。『落下』しかありません♪
物凄い速度で落ちて行く俺。転生直後に死ぬの⁉︎と思ったが、どうやら神は俺を助けたらしい。
地面スレスレで一回急停止。その後また落ちる。
ボチャン
…最悪だ。水たまりに落ちた。自分のお気に入りの服が濡れるのが分かる。神がいるのなら数回殴りたいね。性転換させられるし、上空から落とされるし。
…ああ、そうだ、自分の顔くらい確認しないとね。
そう思い、水たまりに顔を近づける。するとそこには、
ボーイッシュな女の子、かなり可愛い。歳も十六歳くらいに見える。焦げ茶色の髪からは水たまりの水だろう。少し水が滴っている。
…これが俺か?まあ、前世の顔の面影はあるが…ほぼ別人だぞ。
はあ、来た時にはかなりのハイテンションだったが、この姿で生きるとなると大変そうだ。
目標くらい決めよう。うん。それくらいないと生きる気がしない。
…よし、これだ。
自分の力で金を稼ぎ、どんな世界か知らんが力強く生きる。そして、ポテチ食べながらゲーム…とまではいかないが、せめて自堕落な生活を送りたい、いや送る。絶対に。
料理スキルがまだ出てこない…orz
また千文字程度…二千文字、書かせます。