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Σ(o''д''o)ハッ!! ♡

小説3 生変次元っ‼︎檻裏魔ッ‼︎




『侵入者だ、捕まえろ‼︎』


ん…?シンニュウシャ??

ラピトじゃないってことは、捕まらない、

でも、侵入者は、一体何をしにこの建物に入ったんだ??……



第1章 魂と身体の再会



俺は、気になって、覗いてみた。

あれ…?俺にそっくり!?…まさかドッペルゲンガー??(;´༎ຶД༎ຶ`)ガタブルッ

その侵入者は、警備員たちを、簡単に倒した。


『お〜いマジュいるぅ〜??』


なんで俺の名前知ってんだよー!

『んー一年ぶりくらいだねマジュ…

いや…未完成の俺……』

はぁ!何言ってんの??

『出てこいよ?そこにいんだろ??』

バレてんの??怖っ!!てか…此処じゃ見つかっても逃げらんねーな…

もしかしたら、出た方がいいのかも……!


『何??』

俺は勇気を振り絞って、物陰の外に出た…。

『おっ!本当に出てきてくれた!』

ドッペルゲンガー?は自分で呼んでおいて、俺が出てきたことにビックリしていた。


『なんかお前、俺にそっくりだよな、なんでだ??』

ずっと気になったことをついに聞いてしまった……。


ドッペルゲンガーは、間を置いて、微笑みながら口を開いた。

『それは、僕が君だからだよ?』

は?何言ってんのぉ、所詮俺のこと真似したニセモノだろ?

『意味わからないんだけど?』


だよね と言いたそうな顔をして、もう一度今度は、詳しく説明してくれた。

『んーとね…、顔とか昔と違うけど、僕の名前は昴、マジュをずっと魂として守っていたんだ。でもね、魂の中のマジュが、転生装置に入るとき、半分だけ、僕のところに逃げてきて、僕が転生された世界に死んだはずのおばあちゃんがいて、マジュをホンモノにする方法を教えてくれたんだ。しかもおばあちゃんは死んでなんかいなかった……。一時的にこっちの世界に来ていただけだったんだ。もうわかったと思うけど、おばあちゃんも魔の血を受け継ぐ者だったんだ…。それで…』


『あっごめん長く話しすぎたね』


俺は、内容がサッパリわかんなかった…。詳しすぎだろ…、

でも、途中で話しを止めないでほしかった。

『大丈夫、話し続けて?』

昴は、コクッと頷き、話し始めた。


『…でも、お母さんお父さんは、魔の血は流れていないんだ…。選ばれた者にしか流れていないらしい、今、人間界で、魔の血が通るものは、僕とおばあちゃんだけ…、でも、僕自身は、もう死んでいる…、だけど、僕自身でない僕は、生きている。それが、マジュ…君だ、』


昴って俺なの?で、俺は昴なの?

なんか頭がおかしくなりそう…


昴は、話しを続けた。

『今は、マジュと同じ姿形だけど、マジュの半分を届けたら、僕自身は、消滅する…、でも、魂であるマジュが意思を持っているということは珍しいこと…、お願いだ…僕が消滅しても生き続けて…』


要するに、俺を完全にして、昴は死ぬのか…、俺に兄弟ができたような気がしたになぁ……、

会ってまもないのに、どうして⁈

どうしてこんなに悲しくなるんだろ……、 そっか!



俺が魂ってことは、ずーと一緒だったってことなんだ。


『昴が、消滅しても、絶対生き続ける、そして昴をこの手で復活させる…その時は…その時はこんな場所じゃない素敵な何処かで、また…』

言葉の途中で昴が光りだした。


『ごめんマジュ、そろそろ消えるよ…素敵なところ探しといてね(笑)……そこでまたマジュと…』

昴が光りに包まれて、消えていった…。


第2章 神の称号


警備員たちは、まだ気を失ってる…

『今のうちに……』


俺は、柵を乗り越え、ひたすら走った…。

『人のいる所へ、人のいる何処かへ……、』


俺は、ラピトに見つからないように、魔法で出したパーカーのフードを深くかぶって4時間ずっと全速力で走っていた。


体力に限界がきて、地面に思いっきり横になった瞬間、地面が音を立てて割れはじめた。

『え何?どうしたの?え?え?』

どうしていいかわからなかったが、死ぬわけにはいかない…、

(地割れを止めなきゃ)

土地の一部が割れなくなるのだから新しい土地を作ればいい…、

俺は、魔隈舞、水球のringを作った…。それを、地割れた部分に叩きつける!


マグマを水が冷やし、綺麗じゃないが、新しい地面ができた。


『ふぅ…なんとか助かった…』



ガサッ

タッタッタッタッタッタッタッタッ



何処からか、誰かがこっちに向かってきてる音が聞こえた。

(あっ出てきた!)

すごい速さで近ずいてくる、誰?

もしかしてラピト?


『あなた、今、土地神魔法使ってたよね($*OωQ*◆)』

可愛らしい女の子が興奮気味に聞いてきた。ラピトじゃなかったε-(´∀`; )

『んーと、君誰?どうしたの?そんなに勢いよく……』

俺は、最近流行っているらしい困り顔をして聞いてみた。

女の子は、ハッとして喋り出した。

『私は、キャロル…6代目土地神です…。今、ウルフ属の方に追われております。理由は、この春、土地神交代を行なうんですが…土地神7代目がこないのです。エルセフさんに連れてくるよう頼んだのですが……、それで、ウルフ属の方が7代目の座を取り合って、まずは私を殺すと言いまして……』

少し涙目になりながら理由まで話してくれた…。

ん?エルセフさん?ってあの⁈どうしよう俺が殺しました〜なんて言えねーよ‼︎ん?7代目?エルセフさんも言ってた…も…もしかして!7代目って俺のこと??


『あの、キャロルさん…7代目のお名前は?』


『あ…愛乙音・フロマ・ジュ、です』

んー聞き覚えがあるなぁ〜…って俺か、なんとなくわかってたけど…、

『もしかしたら俺のことかもしんねーエルセフさんにもあって結構前まで一緒だったんだけど…しかも名前が一緒』


『丁度いいです。多分貴方が7代目です!もし違っても土地神魔法が使えるので問題はありません,』

キャロルさんは俺の手を思いっきり掴んでそう言った。

そして、再び口を開いた。

『さぁ、交代の時、宿れ新たなる力・権力・神の称号よ』


ヴ、目の前がマブい目がうようよする…こういうのって疼くっていうのかなぁ…、厨二病かよ←


『やっと、解放された…ごめんね、ちょっと体が変化するかも…新しい力とか色々で』

え?キャロルさん⁉︎随分姿が違うような……、って変化!!目がうようよするのは新しい力とかなの⁉︎


あれ?頭が痛い…力が入ら…ない…………




バタッ




第3章 黒猫 土地神に成る



『って…ジュ様………起きてマジュ様』

『んん〜……』

あーなんて寝心地が良いのだ…起きたくなくなるよ……、俺、今度こそ死んだのかな……

でも、誰かの声がするし…死んでるはずないか……

『グホホホホホホォー』

俺は、奇声を発しながら起きた。

『マジュ様、キャロル様が客室でお待ちです…』

ん?きゃろる?キャロル…?……キャロルさんか!

『はい、今すぐに用意します!』


メイドさんが、部屋を出たのを確認して、すぐに着替えた。


廊下を急ぎ足で歩いていたら、途中でさっきのメイドさんを見つけた。


『お待ちしておりました。マジュ様…客室は、こちらになります』

そう言って、ゆっくりとドアを開けた。

部屋には、スーツを着たキャロルと朝食だと思われるものがのったテーブルがちょこんと置いてあった。壁には、思わず見惚れてしまうほどの綺麗な絵画などが飾られていた。

『おはようマジュ、よく眠れましたか?』

可愛い女の子だったキャロルが、格好のせいか、清楚な女性という感じになっている、

『は、はい!お陰様で…んーと、実は昨日あったことあんまり…というか…全然覚えてないんですよね…笑……でも、キャロルさんに会ったのは、覚えてます!』

昨日のこと忘れるなんて……、

『ごめんなさい…』

キャロルさんは、何か思い出したのか、とっさに口を開いた。

『いやいやいや、謝らなくていいのよ?初めは、私もそうだった気がするから……』

キャロルさんは優しく微笑んだ。


(安心するなぁ)


『マジュ、変化の事なんだけど…、ちょっと肩出してもらえない??』


『か、肩デスカ??え?』

キャロルさんは、ハッとして顔を赤らめた。

『別に変な意味じゃないよ?へ、変化が見たいだけだからぁ!!』

キャロルさんは、やっぱキャロルさんだ!可愛らしい…

『ふふふっ…、可愛い…』

思わず声に出してしまった…。

『カァァ…ウゥ』

何か言おうとしているようだが声が出ていない、

キャロルさんは、息を思いっきり吸ったり吐いたりしていた。しばらくして、落ち着いたのかゆっくり喋り出した。

『マジュって、天然たらしだよね…笑 別に悪いわけじゃ無いよ 笑 顔も整ってるし…、あっ!本題にもどろーか?、はいっ‼︎肩出して?』


天然たらし…か…


なんかチクっとくるな……

俺は、上の服を脱いだ、

『あ…あれ?何これ?昨日まではなかったのに…』

肩には、昨日まではなかった、桜の花びらや木の形の桃色に光る刺青らしきものがあった。

『やっぱり…』


『やっぱりとは?』

やっぱりってことは、予想していたということ…なのか?

『あのね、マジュって1回封印されているじゃない?封印される前のことは、おぼえてる??』


『ごめんなさい、おぼえてないや…』


『いいのよ?おぼえてなくても、でもね、これってやっぱ知っておいたほうがいいことだと思うから…教えてあげる』

キャロルさんは、少しの間黙って、ゆっくり口を開けた。

『…これは、結構有名な話なんだけどね……、ある日のこと、日本という国で、咲夜姫が城から逃げ出したんだって、なぜ逃げ出したか…それは、ある国の刺客に死の呪いをかけられたから…きっと、パニックになってたのね……、でも、逃げても逃げても呪いは解かれない、死は一刻一刻と迫っている、とうとう力尽きた咲夜姫は1本の桜の木の下にいつの間にかに横たわっていた…。

隣をふと見ると、黒猫が苦しそうにもがいていた。

咲夜姫には秘密があって、瞳が回復、不老不死の秘薬だった…、咲夜姫は、もう自分に未来はないと確信したのか、瞳を自ら引きちぎると、その黒猫に飲ませたそうだ。

そして、やり切ったというような、スッキリとした表情で息を引き取ったという…』


『黒猫はどうなったのですか?』

咲夜姫の瞳を食べた猫はどうなったのか、俺はすごく気になっていた。

『…黒猫は、擬人化族で、私達のような魔族の形になれるの……、あなたは、擬人化黒猫族…別名 桜三毛猫の族長の生まれ変わりなのよ…黒猫自体は死んでいると考えていいわね……』

一瞬、悲しそうな顔をしていた、俺が見ていることに気がついたのかキャロルさんは、とっさに笑顔をつくって見した。



長いけど続くよ♪

ん…?シンニュウシャ??

ラピトじゃないってことは、捕まらない、

でも、侵入者は、一体何をしにこの建物に入ったんだ??……



第1章 魂と身体の再会



俺は、気になって、覗いてみた。

あれ…?俺にそっくり!?…まさかドッペルゲンガー??(;´༎ຶД༎ຶ`)ガタブルッ

その侵入者は、警備員たちを、簡単に倒した。


『お〜いマジュいるぅ〜??』


なんで俺の名前知ってんだよー!

『んー一年ぶりくらいだねマジュ…

いや…未完成の俺……』

はぁ!何言ってんの??

『出てこいよ?そこにいんだろ??』

バレてんの??怖っ!!てか…此処じゃ見つかっても逃げらんねーな…

もしかしたら、出た方がいいのかも……!


『何??』

俺は勇気を振り絞って、物陰の外に出た…。

『おっ!本当に出てきてくれた!』

ドッペルゲンガー?は自分で呼んでおいて、俺が出てきたことにビックリしていた。


『なんかお前、俺にそっくりだよな、なんでだ??』

ずっと気になったことをついに聞いてしまった……。


ドッペルゲンガーは、間を置いて、微笑みながら口を開いた。

『それは、僕が君だからだよ?』

は?何言ってんのぉ、所詮俺のこと真似したニセモノだろ?

『意味わからないんだけど?』


だよね と言いたそうな顔をして、もう一度今度は、詳しく説明してくれた。

『んーとね…、顔とか昔と違うけど、僕の名前は昴、マジュをずっと魂として守っていたんだ。でもね、魂の中のマジュが、転生装置に入るとき、半分だけ、僕のところに逃げてきて、僕が転生された世界に死んだはずのおばあちゃんがいて、マジュをホンモノにする方法を教えてくれたんだ。しかもおばあちゃんは死んでなんかいなかった……。一時的にこっちの世界に来ていただけだったんだ。もうわかったと思うけど、おばあちゃんも魔の血を受け継ぐ者だったんだ…。それで…』


『あっごめん長く話しすぎたね』


俺は、内容がサッパリわかんなかった…。詳しすぎだろ…、

でも、途中で話しを止めないでほしかった。

『大丈夫、話し続けて?』

昴は、コクッと頷き、話し始めた。


『…でも、お母さんお父さんは、魔の血は流れていないんだ…。選ばれた者にしか流れていないらしい、今、人間界で、魔の血が通るものは、僕とおばあちゃんだけ…、でも、僕自身は、もう死んでいる…、だけど、僕自身でない僕は、生きている。それが、マジュ…君だ、』


昴って俺なの?で、俺は昴なの?

なんか頭がおかしくなりそう…


昴は、話しを続けた。

『今は、マジュと同じ姿形だけど、マジュの半分を届けたら、僕自身は、消滅する…、でも、魂であるマジュが意思を持っているということは珍しいこと…、お願いだ…僕が消滅しても生き続けて…』


要するに、俺を完全にして、昴は死ぬのか…、俺に兄弟ができたような気がしたになぁ……、

会ってまもないのに、どうして⁈

どうしてこんなに悲しくなるんだろ……、 そっか!



俺が魂ってことは、ずーと一緒だったってことなんだ。


『昴が、消滅しても、絶対生き続ける、そして昴をこの手で復活させる…その時は…その時はこんな場所じゃない素敵な何処かで、また…』

言葉の途中で昴が光りだした。


『ごめんマジュ、そろそろ消えるよ…素敵なところ探しといてね(笑)……そこでまたマジュと…』

昴が光りに包まれて、消えていった…。


第2章 神の称号


警備員たちは、まだ気を失ってる…

『今のうちに……』


俺は、柵を乗り越え、ひたすら走った…。

『人のいる所へ、人のいる何処かへ……、』


俺は、ラピトに見つからないように、魔法で出したパーカーのフードを深くかぶって4時間ずっと全速力で走っていた。


体力に限界がきて、地面に思いっきり横になった瞬間、地面が音を立てて割れはじめた。

『え何?どうしたの?え?え?』

どうしていいかわからなかったが、死ぬわけにはいかない…、

(地割れを止めなきゃ)

土地の一部が割れなくなるのだから新しい土地を作ればいい…、

俺は、魔隈舞、水球のringを作った…。それを、地割れた部分に叩きつける!


マグマを水が冷やし、綺麗じゃないが、新しい地面ができた。


『ふぅ…なんとか助かった…』



ガサッ

タッタッタッタッタッタッタッタッ



何処からか、誰かがこっちに向かってきてる音が聞こえた。

(あっ出てきた!)

すごい速さで近ずいてくる、誰?

もしかしてラピト?


『あなた、今、土地神魔法使ってたよね($*OωQ*◆)』

可愛らしい女の子が興奮気味に聞いてきた。ラピトじゃなかったε-(´∀`; )

『んーと、君誰?どうしたの?そんなに勢いよく……』

俺は、最近流行っているらしい困り顔をして聞いてみた。

女の子は、ハッとして喋り出した。

『私は、キャロル…6代目土地神です…。今、ウルフ属の方に追われております。理由は、この春、土地神交代を行なうんですが…土地神7代目がこないのです。エルセフさんに連れてくるよう頼んだのですが……、それで、ウルフ属の方が7代目の座を取り合って、まずは私を殺すと言いまして……』

少し涙目になりながら理由まで話してくれた…。

ん?エルセフさん?ってあの⁈どうしよう俺が殺しました〜なんて言えねーよ‼︎ん?7代目?エルセフさんも言ってた…も…もしかして!7代目って俺のこと??


『あの、キャロルさん…7代目のお名前は?』


『あ…愛乙音・フロマ・ジュ、です』

んー聞き覚えがあるなぁ〜…って俺か、なんとなくわかってたけど…、

『もしかしたら俺のことかもしんねーエルセフさんにもあって結構前まで一緒だったんだけど…しかも名前が一緒』


『丁度いいです。多分貴方が7代目です!もし違っても土地神魔法が使えるので問題はありません,』

キャロルさんは俺の手を思いっきり掴んでそう言った。

そして、再び口を開いた。

『さぁ、交代の時、宿れ新たなる力・権力・神の称号よ』


ヴ、目の前がマブい目がうようよする…こういうのって疼くっていうのかなぁ…、厨二病かよ←


『やっと、解放された…ごめんね、ちょっと体が変化するかも…新しい力とか色々で』

え?キャロルさん⁉︎随分姿が違うような……、って変化!!目がうようよするのは新しい力とかなの⁉︎


あれ?頭が痛い…力が入ら…ない…………




バタッ




第3章 黒猫 土地神に成る



『って…ジュ様………起きてマジュ様』

『んん〜……』

あーなんて寝心地が良いのだ…起きたくなくなるよ……、俺、今度こそ死んだのかな……

でも、誰かの声がするし…死んでるはずないか……

『グホホホホホホォー』

俺は、奇声を発しながら起きた。

『マジュ様、キャロル様が客室でお待ちです…』

ん?きゃろる?キャロル…?……キャロルさんか!

『はい、今すぐに用意します!』


メイドさんが、部屋を出たのを確認して、すぐに着替えた。


廊下を急ぎ足で歩いていたら、途中でさっきのメイドさんを見つけた。


『お待ちしておりました。マジュ様…客室は、こちらになります』

そう言って、ゆっくりとドアを開けた。

部屋には、スーツを着たキャロルと朝食だと思われるものがのったテーブルがちょこんと置いてあった。壁には、思わず見惚れてしまうほどの綺麗な絵画などが飾られていた。

『おはようマジュ、よく眠れましたか?』

可愛い女の子だったキャロルが、格好のせいか、清楚な女性という感じになっている、

『は、はい!お陰様で…んーと、実は昨日あったことあんまり…というか…全然覚えてないんですよね…笑……でも、キャロルさんに会ったのは、覚えてます!』

昨日のこと忘れるなんて……、

『ごめんなさい…』

キャロルさんは、何か思い出したのか、とっさに口を開いた。

『いやいやいや、謝らなくていいのよ?初めは、私もそうだった気がするから……』

キャロルさんは優しく微笑んだ。


(安心するなぁ)


『マジュ、変化の事なんだけど…、ちょっと肩出してもらえない??』


『か、肩デスカ??え?』

キャロルさんは、ハッとして顔を赤らめた。

『別に変な意味じゃないよ?へ、変化が見たいだけだからぁ!!』

キャロルさんは、やっぱキャロルさんだ!可愛らしい…

『ふふふっ…、可愛い…』

思わず声に出してしまった…。

『カァァ…ウゥ』

何か言おうとしているようだが声が出ていない、

キャロルさんは、息を思いっきり吸ったり吐いたりしていた。しばらくして、落ち着いたのかゆっくり喋り出した。

『マジュって、天然たらしだよね…笑 別に悪いわけじゃ無いよ 笑 顔も整ってるし…、あっ!本題にもどろーか?、はいっ‼︎肩出して?』


天然たらし…か…


なんかチクっとくるな……

俺は、上の服を脱いだ、

『あ…あれ?何これ?昨日まではなかったのに…』

肩には、昨日まではなかった、桜の花びらや木の形の桃色に光る刺青らしきものがあった。

『やっぱり…』


『やっぱりとは?』

やっぱりってことは、予想していたということ…なのか?

『あのね、マジュって1回封印されているじゃない?封印される前のことは、おぼえてる??』


『ごめんなさい、おぼえてないや…』


『いいのよ?おぼえてなくても、でもね、これってやっぱ知っておいたほうがいいことだと思うから…教えてあげる』

キャロルさんは、少しの間黙って、ゆっくり口を開けた。

『…これは、結構有名な話なんだけどね……、ある日のこと、日本という国で、咲夜姫が城から逃げ出したんだって、なぜ逃げ出したか…それは、ある国の刺客に死の呪いをかけられたから…きっと、パニックになってたのね……、でも、逃げても逃げても呪いは解かれない、死は一刻一刻と迫っている、とうとう力尽きた咲夜姫は1本の桜の木の下にいつの間にかに横たわっていた…。

隣をふと見ると、黒猫が苦しそうにもがいていた。

咲夜姫には秘密があって、瞳が回復、不老不死の秘薬だった…、咲夜姫は、もう自分に未来はないと確信したのか、瞳を自ら引きちぎると、その黒猫に飲ませたそうだ。

そして、やり切ったというような、スッキリとした表情で息を引き取ったという…』


『黒猫はどうなったのですか?』

咲夜姫の瞳を食べた猫はどうなったのか、俺はすごく気になっていた。

『…黒猫は、擬人化族で、私達のような魔族の形になれるの……、あなたは、擬人化黒猫族…別名 桜三毛猫の族長の生まれ変わりなのよ…黒猫自体は死んでいると考えていいわね……』

一瞬、悲しそうな顔をしていた、俺が見ていることに気がついたのかキャロルさんは、とっさに笑顔をつくって見した。



長いけど続くよ♪

コメント 感想お待ちしています♪


違う小説も書き始めてるので投稿したらそちらもよろしくです。

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