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殺人鬼の脱走計画



第1章 訓練



俺は今から訳のわからない【訓練】をするそうです。

なんでかって?それは、世界一の殺人鬼育成し、計画の先頭に立つため、その殺人鬼になるのがこの俺…

なりたくないけどね……?


『この部屋入って?』

長い廊下の突き当たりに、大きなドアがあった…。

ラピトは、俺の肩をトントンと、優しく叩いた。


『わかった…』

少し怖かったが、ラピトがこっちをジーっと見てくるので部屋に入った…。


部屋には、何も置いて無く、無駄に広い部屋だった……。


『用意はいい??』

俺は、何も言わず頷いた。


『じゃ、いくよ?』

ラピトは、勢いよくレバーを引いた。


《ピピピピピピピピピピピピ》

〝訓練を始めます〟


天井に設置されていたスピーカーから、声が聞こえた。


《ミッション1》



ゴゴゴッという音をたてながら、床が開いた。

開いた床から、椅子に座った人が出てきた…。



『……エルセフ?なんでここに?』

なんでサリアの執事であるエルセフが、こんなところにいるんだ??

俺は不思議に思った。


『そう、エルセフだよ♪さっきも少し言ったけど…転生所に連れてきたのは、エルセフさ…、エルセフは僕を裏切ったんだ……。ふふ♡

だからね♪ミッション内容は、エルセフを【消す】こと、でなければ君の大切な物を壊す。以上』


『は?俺にエルセフが消せると思うか??サリアの執事なのだぞ!』


『そう言うと思ってたよ、ふふふ♡だからね前頭葉を撃った時、操作チップも一緒に撃ちこんだんだよ♪

前頭葉っていうのは、物事を考えたりするとこでしょ?だからそこさえ操れれば【脳を支配】したに等しい、簡単に言えば、撃ち込まれた瞬間君の身体は、僕の2つ目の身体になったのさ♪』


怒りと同時に、恐怖が込み上げてきた…。

『そんなこと信じられるわけないだろ……』


『ふふ♡じゃぁ早速操作しちゃおっかな♪』

ラピトは、手から【気の炎】を出し、俺の方を向いた…。

目があった、勘違いかもしれないが、ラピトの目が赤かった気がする…



あれ、身体が動かない…、なんで?

さっき言っていたことは本当だったのか…、嫌だ…エルセフを消すなんて…!


バタッ!!



第1章終わり


第2章 記憶を無くした殺人鬼



なんか、疲れた……、動いていないはずなのにおかしい…、俺は、目を開けた…。

見えるのは真っ白い天井…、

とにかく、何があったのかを確認するため、立ち上がった。


目の前の光景は、あまりに残酷なもので、

そこには、大量の血を流し倒れているエルセフの姿があった、壁に取り付けてあるテレビには、

無抵抗のエルセフを攻撃する、俺が映っていた…。

何があったかを思い出そうとしても、なかなか思い出せない…、ずっと考えていたが、頭が痛くなるばかりだ…。

ラピトが、きずかないうちに俺の隣にいた。

『おつかれ様!愛乙音♪』

ラピトは、笑顔でそう言った。

『何が、あったんだ??……』


『覚えてないのか…ふふ♡君が、僕の代わりにエルセフを消してくれたんだよ♪』

俺は、何を言っているかいまいち理解できなかった…。

『お前の代わりってことは、エルセフがおまえに何かしたのか!?』



ラピトは考えるそぶりをしてから口をゆっくりと開いた……。

『……君を、蘇らせている途中に、愛乙音について話し合った時にもエルセフと意見が食い違ってね、ガチの喧嘩になってね…、話聞くだけじゃ、くだらないだだの喧嘩にしか思えないけど、世界の運命を大きく変える大切なことだったんだ、要するに…』




『エルセフが邪魔だったんだよ』



その言葉で、3人であり2人きりの部屋の空気が凍った…。



それからということ、俺は、あまり聞きすぎないようにした…。

なんでかって?それは、怖いっていうのもあるけど、可哀想だからが本当の理由かな…、でもラピトが悪いのには変わりない……


【訓練】という名の【実験】をやり始めて1年と5ヶ月が過ぎた頃、愛乙音の感情は、恐怖で埋め尽くされていた……。

ミッション内容が、どんどんきついものになり、失敗することも増えてきた。

失敗するにつれて、お仕置きも、ハードなものになっていった…。

牢に入れられ、1ヶ月が過ぎた頃…

脱走計画を立てて、脱走するための力をためた…。


第3章 殺人鬼の脱走計画


脱走計画実行日当日


まず、ジェルの術式を使って、牢から出た…。

こっそり盗んだ、透明人族の秘薬を飲んで、建物を出た…。ここまでは順調、

『なるべく戦いたくないからな…』

ここからが問題だ、敵だと認識すると戦うという機能がオートになっている…

『なんとかこのチップをとんないとだね』

俺は、猫爪(能力)を発動させ、頭におもっいきり猫爪を突っ込んだ…。

物凄く痛い?というか…、痛みも感じられないほどだった。

回復スペルで、傷を治し血も止めた、痛みもおさまり魔力も脱走する時くらいに回復していた。

本出口には、監視カメラや、ゴツくて強そうな警備員数名の姿があった…。

『うわ…』

(ここは、監視カメラを加工して、警備員を倒すしかない)

俺はあらかじめ作っておいたフィルムをカメラのレンズに、隙間が出来ないようきずかれないよう…、気配を消して、慎重に貼った……。

『よし!』

Σ(o''д''o)ハッ!!…、気が抜けてつい声が出てしまった。


『誰かいるのかっ!』

俺は、すぐ物陰に隠れた……。





(しかも、秘薬の効果きれたよぉぉ

どうしよう……、)

今、見つかったら台無しだよ?下手したら地下室で監禁だよ?やだよ!そんなの…!!




ガタッ!!



『いるんだな、出てこい!!』


あれ?今のは俺じゃないよ、ここにいるのは、俺と、この警備員と…それから……、



➖ラピトしか居ない➖




(見つかる…ヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダ)



『侵入者だ、捕まえろ‼︎』


ん…?シンニュウシャ??

ラピトじゃないってことは、捕まらない、

でも、侵入者は、一体何をしにこの建物に入ったんだ??……





第3章終わり


読んでくださった方ありがとうございます!!感想など書いてもらえるととても嬉しいです٩꒰*´◒`*꒱۶ෆ͙⃛

これからも、よろしくお願いします!


1週間に一度投稿できたらいいなと思っております( ⁼̴̶̤̀ω⁼̴̶̤́ )

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