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運 -さだめ-   作者: 碧生
3/8

思い出②

-部活終了後-

オレとアイツは家が近かった。

というか、近くなった。

理由はオレが先月、新しい家に引っ越してきたから。

急いでアイツの後を追う。

「万里奈ぁっ!!」

オレがそう呼ぶと万里奈(まりな)は振り返った。

『あっ、あおちゃん…』

万里奈は気まずそうにこっちを向いた。

オレは走って万里奈の横へと向かう。

並んで歩きながらオレは万里奈に言った。

「さっきは…ごめんな。」

万里奈はうつむいたまま歩いている。

オレはその様子を見ると言った。

「なぁ、アイス食わねぇ?奢るからさ。」

「アイス」と言った瞬間万里奈の目は輝いた。


一度お互い家に帰り、3時に金岸(かなぎし)駅で待ち合わせをした。

万里奈の私服はとっても可愛かった。

短めの薄色デニムにショート丈の白いレースつきのトップス、足元は少し踵の高い焦げ茶のブーツ。そして手提げのハンドバックを持っている。


見とれるってこういうことなんだな、なんて思っていると

『どうしたん?』

とちょっと甘えた声で言ってくる。

「いや、なんでもねぇ。行くか。」

オレと万里奈は歩きだした。

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