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私と一緒  作者: マロ
5/12

もっと知って?

あの日から少し経って、さらに肌寒くなってきた。

彼と変わったことといえば挨拶ができるようになったことくらい。

もうちょっと仲良くなりたい…そう感じる。

「もっと知って欲しい、なんて、直接言えたら楽なのに…」


-放課後-

「美咲、今日ちょっと寄り道していい?」

「いいよ〜。何かあった?」私の親友は私のことをよく分かってる。

「ん〜何かあったていうか…ちょっと相談したい」

「いいよ〜時間あるし〜。」彼女がそう言い、軽く歩いた。


「あそこ座る?」

美咲が公園のベンチを指さした

「そうしよ〜」そう言うと、美咲が「ちょっと待って、飲み物買ってくる。」自販機を指してそう言った。

先にベンチに座り、相談事の整理をする。


「お待たせ。それで、相談事って?」そう言って暖かいココアを2本買ってきて1本飲めと言いたげな顔で渡してきた。

「ありがとう、美咲。それで相談したいのは、透くんのことなんだけど…」ココアを飲んで一息つく。

美咲は静かに聞いてくれている。

「うん…あと、透くんにさん付けをやめて欲しいなって。」

美咲は少し黙って「え、可愛い」「な、なに急に!?」突然の言葉に動揺する。

「言ってる時の顔可愛すぎて死人出るとこだった。」

「そ、そんな可愛くないよ…?ありがとうだけど。」

「透に見せたらイチコロだったよ」

「そ、そうかな…?///ってもう!!真剣に考えてよ!!」

私がそう言うと美咲は

「そうだね〜…陸と航と一緒になる時があるでしょ?

その時にさん付けしてきたら『翡翠でいいよ』って言えばいいじゃん。」

「良いけど…」「恥ずかしいんだよね?」私の気持ちを代弁して美咲が言う。

「頑張って勇気出して。告白する訳でもないし…大丈夫だよ。」私のほっぺを両手で抑えてきた。

「こんなに可愛いんだから!!」まるで私に言い聞かせるようだ。だけどお陰で勇気が出た。

「ありがとう。私、冬休みまでに絶対さん付け辞めさせる!!」美咲に言うだけでなく自分を鼓舞するために言った。

「あと私から、初詣一緒に行こう?どうせなら振袖とか着て、恋みくじとか引こうよ。」美咲の誘いに私は飛びついて「行く!!」冬の予定がひとつ決まった。


次の日、陸と透が一緒にいるところを見かけたから、声をかけた。「陸、透くん、おはよう。何話してるの?」

「おはよう。今?明日から冬休みだからそれについて、」陸が言う。「翡翠さん…おはよう。翡翠さんって冬休み何処か行くーー」「あの……透くん!!」タイミングが掴めず思わず遮ってしまう「さん付けしなくて翡翠でいいよ…?なんて。」2人は呆気にとられてるのかしばらく無言の時間が続いた。

「じゃあ…翡翠、って呼ぶね。」「うん。じゃあそれだけだから。またね、透くん。」言いたいことだけ言ってそそくさとみさきの元へ帰った。

「美咲、やったよ〜、勇気出してよかった」

そう言うと「ところで翡翠?」「なぁーに?」「連絡先は交換してるの?」そう言われてハッとした。

「まだ…」

明日から冬休み。今年の冬は後悔して過ごすことになりそうだ。

少し更新が遅れました。学業優先なので土日更新になると思います。(調子がいい時は平日更新もするかもです。)

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