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私と一緒  作者: マロ
4/12

少し好きになりました

体育はバレー。

体育館で、男女別れて行う。

バレーは、得意だ。

「バレーだね。翡翠にいいとこ見せれるから良かったじゃん。」そう陸が言う

「うん。ってなんで翡翠さん?そりゃ可愛いけどさ…」

「だって透、今日ずっと翡翠のこと見てるもん」

「…へ?」言われるまで自分でも気づかなかった。

僕は今朝から彼女のことを見てしまっていたのか。

「やば…怖がらせてないかな。」そう不安がるけど、

「大丈夫。さ、試合だよ」そう陸が言った。


「さすが、バレーだとこっちの分が悪いな!!」さっき戦った航が言う。

「いや、みんなよく動いてくれるし、トスも上手いから…」

そう言っていると、

翡翠さんにボールが行くのが見えた。

「ーーー危ない!!!!」

知らないうちに足が動き、叫んでいた。

何とかボールを返したものの、ネットカーテンに足を取られてしまった。「いてて…大丈夫?翡翠さん」

彼女にそう聞く。怪我は…なさそうで良かった。

「え...まぁ、うん。お陰様で。それより!!透くんこそ大丈夫…?」心配と不安が混じったような…そんな声だった。

言い終わったタイミングで「翡翠ーーー!!透ーーー!!大丈夫かーーー!?」航が体育館中に響く声で言ってきた。

「私は大丈夫だよ。透くんのお陰で、」良かった。僕が当たってもないみたいだ「よく取れたね、あんなボール」そう陸が言う。

「派手に転んでたなぁ」そう言う航の手をとる。

「いやあほんとね、ネットカーテンで滑っちゃって。」高揚してるのか、笑いながら言った。

「翡翠さんもありがとう。ぜんぜん大丈夫だよ」そう言った後の彼女の顔は、少しずつ赤くなっていて、それがとても、可愛かった。


「よくやったね、さすが。一日中見てるだけある」そう陸が言った

「や、やめろよ。陸らしくもない…」そんな会話をして、少し落ち着いた。

さっきは彼女を助けれて高揚してる自分と、彼女の目の前でコケて恥ずかしく思ってる自分がいたのに、今は彼女のことで頭がいっぱいだ。

「名前…初めて呼ばれたな」さっきのことを噛み締めるように言うが「そうだね。…確かに初めて見たかも」何か間があった気がしなくもないが、きっと気のせいだろう。

「…って居たのか陸。」

「うん。『名前…初めて呼ばれたな』ってところから」

「全部じゃないか!!このいじわるが!!」陸はたしかに大人しい。だけど偶にこういう時がある。

「良かったね。意識されちゃうんじゃない?」

「よせやい 」そう言いつつ、心の中では少し期待してるのかもしれない。


今日は翡翠さんを助けることができた。

それから、バレーで活躍もした。

なんだか今日は、憂鬱な体育が、楽しかった気がする。

彼女のお陰だ。

って、関係ないだろ。

早く寝よう…

次の日、何故かクマをつけた透の姿があったそう。

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