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77話 スタンピード

「それじゃあ、ちょっと早いけどジョーさんの所に行く?」

「散財したばっかりなんだから採集とかしなくていいの?」

「んー、じゃあ。ちょっとだけ採集していい?」

「うん、私は河原でスキル上げしてるから終わったら教えて」

「うん。それじゃあ、また後で」


短時間なのでスキルレベルが上がるとは思えないが優先順位としてヘイスト、アキュラシー、スローヒールの順で上げていく。

採集もまだ査定が済んでおらずいくらになるか分からない宝石類ではなく、価値が確定している薬草類を採集していく。

何度かローテーションをしてMPの自然回復が追いつかなくなってきたので採集を終了することにしてトリーネを迎えに行く。


「トリーネお待たせ」

「うん、もういいの?」

「MPが追いつかなくてね」

「といっても1時間ぐらいはやってたから十分かもね」



クイックを掛けロックスのホームを目指す。

クイックのスキルレベルはまだ3だがそれでも体感で分かる程度には移動速度が上昇している。


「ちょっと早いけど大丈夫だよね?」

「遅れるよりはいいんじゃない?」

「まぁ、そうだよね」


コンコンコン───。


「は~い」

「ビリーさんおはようございます」

「あら?もう来たの?」

「やっぱり早かったですか?」

「別にいいんじゃない?上がって」


リビングに通されソファに掛けて待っていると、欠伸をしながらジョーさんがやって来た。


「ふあぁぁぁぁ。思ってたより早かったな」

「すいません」

「いや、いいんだ。昼飯食ってから行けばいいぐらいに思ってただけだからな」

「はぁ」

「そんなにやる気なら早速行くか」

「ジョー。顔ぐらい洗いなさいよ」

「分かってるよ。ついでに着替えと準備もしてくるからちょっと待っててくれ」


ジョーさんとビリーさんが外したので小声でトリーネに話しかける。


「俺、装備とか全部アイテムボックスの中なんだけどどうしよう」

「今の内に出しちゃえば?」

「何が要るかな?」

「武器と防具があればいいんじゃない?」

「防具っても革の上着は着てるし、ズボンもブーツも履いてきてる。あとは手袋と武器だけだから、それはアイテムボックスから出しても問題ないよね」

「うん、それぐらいなら大丈夫よ」


「悪い、待たせたな」

「俺らが早く来すぎたんで」

「それじゃあ、ダンジョン行ってくるわ。夕方までには戻る」

「うん、いってらっしゃい。3人共気をつけてね」

「「はい」」「おう」


ロックスのホームを出てダンジョンへ向かうのだが。


「ところでダンジョンってどこにあるんですか?」

「まず、そこからか」

「すいません」

「まるっきりの初心者ってのを忘れてたな。ダンジョンは東門を抜けてちょっと行った所にある」

「へー、そんな近くにあるんですね」

「街の近くにダンジョンがあるんじゃなく、ダンジョンがあるから近くに街が出来たって所だけどな」

「あー、なるほど。でも、スタンピードとか大丈夫なんですか?」

「スタン?なんだそりゃ」

「あ、いえ。忘れてください」


やっべぇ、漫画の知識出したらこの世界には無いっぽくて藪蛇だった。


「それ何なの?教えてよ」


トリーネさん・・・聞くのは今じゃなくても良くないですか・・・?


「えっと・・・モンスターが増えすぎたりして、ダンジョンから出てくるみたいな感じのを言うんだったと思います」

「へ~、聞いた事ねぇな」

「そうゆうのがある所もあるって事よね?」


トリーネさん・・・喰いつきすぎです・・・。


「俺も聞いた事があるだけなんで詳しくなくて、どんなのか説明は出来ないんです。すいません」

「これから行くユーダリルダンジョンは人気だから増える前に狩られてるだけなのかもな」

「かもしれないですね」



「ほら見えてきたぞ。あれがユーダリルだ」


岩山らしき物が見えてきたが、あそこにダンジョンの入り口があるのだろうか。

ここからでは奥が見えないのでどうなっているか判別出来ない。


近づいて行くと岩山が縦に裂けており谷になった所に街道が続いている。

更に近づくとその入り口には門が設置されており両サイドには守衛まで配置されていた。


「身分証の提示を」

「ギルドカードでいいですよね?」

「おう」

「トリーネ、トリーネ」

「ん?なに?」

「身分証の提示だって」

「あれ?もう着いてる」


どうやらスタンピードの話を聞いてからずっとトリップしてたようだ。


「いいから早くギルドカードを出せ」


ジョーさんが俺とトリーネのギルドカードを受け取り守衛さんに提出した。


「よし、問題無いな。通っていいぞ」


守衛さんからギルドカードを受け取りアイテムボックスに仕舞う。

門をくぐり、奥へ続く道を進むと洞窟が見えてきた。


「そろそろ準備した方がいいですよね?」


アイテムボックスから手袋と杖を取り出し装備する。


「いや、まだ大丈夫だ」

「あ、そうなんですね」

「あの中に階段があって、それを下りてからだな」

「なるほど」




ついにダンジョンデビューだ。

ようやく俺のチートスキルが火を・・・吹かないな。

まず支援だし、バレたら厄介だし。大人しくダンジョン見学に徹しよう。



サブタイトル詐欺ですね( ´ー`)


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