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73話 ホーム トゥナイト

「それで、とりあえずどうしたらいいんでしょう?」

「お会いして話をするのが1番早いかと」

「どこに行けば会えます?」

「ロックスの方達は東門付近に住居を構えておりますので、そちらに行けばお会い出来ると思います」

「えっと、地図かなんか・・・って、地図見ても分からないか・・・」

「トリーネさんなら場所をご存知かと思いますよ」

「あぁ、なるほど」

「それではギルドカードの更新をしてまいりますので少々お待ち下さい」

「はい、お願いします」


さっきは忘れていたがただ待っているだけなのもなんなので。

再びナールさんの所へ行き査定がどうなっているのか尋ねる。


「まだみたいだよ?ボズがうんうん唸りながらやってたからね」

「って事は当分掛かりそうですね」

「期待せずに気長にお待ちよ」

「はい」


買取カウンターを離れ椅子に腰掛けようと思ったタイミングでシフさんが戻ってきた。


「サカグチ様お待たせ致しました」

「はい」

「こちらが更新されたギルドカードになります」

「はい、ありがとうございます。トリーネに頼んで行ってみますね」

「はい」

「それじゃあ、ありがとうございました」



ミルフェイユに戻ると、予想通り1vs1の熱い戦いが繰り広げられており話しかけても気付かれないのは目に見えているので終わるのを待つ事にした。

メディン婆さんに軍配が上がり、続けて次の対戦に移ろうとする既の所でストップを掛ける。


「ただいま」

「ん?あ、おかえり」

「トリーネが前に参加したロックスってパーティあるでしょ?」

「うん、それがどうしたの?」

「何かあそこから勧誘されてるっぽくて、話を聞きに行きたいんだけど場所が分からなくてさ」

「へぇ、良かったじゃない。それで、私に連れて行って欲しいって事?」

「うん」

「オセロ作ってる工房の近くの家でしょ?」

「あ、工房の近くなんだ」

「東門の近くとしか聞いてなくて」

「まぁ、いいわ。連れて行ってあげる」

「ありがとう」

「ナギト1人で行かせたら何か色々バレそうなんだもん」

「否定出来ない」



という訳で、ロックスが拠点としている住居にやってきたのだがモーリス親方の工房の並びにあった。


コンコンコン───。


「すいませーん」


「はい?あ、トリーネちゃんじゃない。どうしたの?」

「ビリーさん。何かナギトが話があるらしくて連れて来ました」

「彼氏君が?」

「いや、彼氏じゃないですけどね。何かジョーさんが話があるみたいで」

「ジョーが?何の用かしら?立ち話もなんだから入って」

「お邪魔します」「お邪魔しま~す」

「ジョー。トリーネちゃんの彼氏君が来たわよ~」

「ん?あぁ、わざわざ悪いな。冒険者ギルドで聞いてきたのか?」

「はい。パーティ募集の申請を出そうと思ったらジョーさんから話があるって聞いたんで」

「まぁ、とりあえず座ってくれ」


ここで作戦会議とかもするんだろうか。テーブルを囲む様にソファが置かれていた。

2人掛け用のソファを勧められたので俺とトリーネで並んで座る。


「俺の独断だから決定じゃないんだが、お前にウチのパーティに入って貰いたいと思ってる」

「俺ですか?トリーネじゃなく?」

「まぁ、ぶっちゃけ。2人でも良いし、どっちかだけでも良い」

「彼氏君って支援アシじゃなかったの?」

「はい、転職したばかりですけど支援アシストです」

「ほら、私とモロ被りじゃない」

「冒険者ギルドで聞いたんだけどな。鑑定とアイテムボックス持ってるらしいじゃないか」

「え?持ってますけど・・・俺の個人情報ダダ漏れじゃないですか・・・」

「いや、聞いたのはギルドカードに記載されてる情報だけだから心配すんな」

「ギルドカードに載ってる情報は聞いたら教えて貰えるわよ」

「そうなんだ」

「ふ~ん。アイテムボックス持ってるからポーターと兼任させようって事なの?」

「それもあるんだが。何となく気になってな」

「何となくでメンバー増やしてたら取り分無くなるじゃない」

「うーん。説明は出来ないんだが、それ以上の何かがある気がしてな」

「それ以上ねぇ」


「まぁ、そんな感じでメンバーの説得はこれからなんだが。出来れば2人いっぺんに来てくれる事を望んでる」

「ちょっと考えさせて下さい。トリーネとも相談したいですし」

「あぁ、急な話だからな。今すぐ返事をしろって訳じゃない」

「はい。すいません」

「まぁ、2-3日中には返事をくれ」

「はい、分かりました。返事をする時はここに来ればいいですか?」

「ここでもいいし、冒険者ギルドで言伝を頼んでもいい。任せる」

「分かりました。2-3日中には必ず」

「あぁ。色好い返事を期待してるぜ」



ロックスのホームを後にしトリーネと並んで歩く。


「俺としては出来れば受けたいと思うんだけど、トリーネはどう思う?」

「私は、工房に寄って親方と再戦したい」

「オセロかよっ」

「うん」

「いや・・・パーティに勧誘された話を・・・」

「そんなの好きにすれば良いじゃない」



いや、たしかにそうなんだけどさ・・・。

もうちょっと相談とか・・・入る前に条件を付けた方が。とか色々あるじゃん・・・。

こんな時までオセロなのか・・・トリーネは・・・。




いい加減オセロを引っ張りすぎな気もしますが、何やら話が動き出しそうな気配がしますね( ´ー`)

動くかどうかは期待せずに気長にお待ち下さい٩( ᐛ )و

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― 新着の感想 ―
[良い点] おいおい、ジョー鋭いな こういう勘の働く奴って強キャラ感あるよな [気になる点] ただ、いくら頼もしい連中でも、既存のパーティに加入させてもらうと、 命令を聞くだけで自分の自由に動けないっ…
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