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63話 露店

「と。まぁ、こんな所ですかね」

「はい。大体分かりましたので親方と試作品を作ってみてからミルフェイユにお持ちするかお呼びする事になると思います」

「はい、お願いします」



「トリーネ、説明終わったよ」

「がああああ、また角を取られちまった」

「ふふん」


うん、またガン無視だね。ちゃぶ台返しじゃないけど盤をひっくり返したらどんな反応するかな?ぶっ飛ばされそうだからやらなけど・・・。


「親方、親方。ナギトさんから指導を受けましたのでショーギの製作に入りますよ」

「ん?おう。あともう1回やったらな」

「親方?」

「う・・・、わーったよ。これが終わったらだ」

「ふふふ。大体のコツは掴んだわ」

「トリーネ、説明終わったから次に行くよ」

「えーー。まぁ、仕方ないわね」


「それじゃあ、お邪魔しました」

「勝ち逃げは許さねぇから2人共また来いよ」

「またオセロをやりに来ますね」

「お疲れ様でした。また暇な時にでも親方の相手をしに来てあげて下さい」



工房を後にした俺達は一先ず南北を渡る大通りを目指していた。

工房がある東門エリアからそのまま真っ直ぐ南門を目指しても良かったのだが。


「中の複雑な道を行くとナギトが覚えられないでしょ?」


との事だ。

全くその通りだから反論の余地もない。


「それにしても、あのオセロってゲーム面白いわね」

「めちゃくちゃハマってたよな」

「ショーギって言うのも同じぐらい面白いの?」

「うーん、将棋は盤上でやる擬似戦争みたいな感じって言うのかな?」

「ふ~ん」

「まぁ、好みもあると思うけど面白いと思うよ」

「試作品が出来たら私も工房に連れてってよね」

「うん。よっぽどオセロが面白かったんだね」

「あんな面白いの初めてよ」

「そっかぁ。この世界ってやっぱ娯楽が少ないのかな?」

「遊びのためだけに道具を作ってって言うのは中々ないわね」

「なるほどね」


そんな話をしていると南門が近いのかだいぶ回りの雰囲気が変わってきた。

喧騒と言うか活気があって下町と言った感じだろうか。市場があり、屋台では野菜を売っていたり雑貨を売っていたりファストフードのような物も売っていたりする。


「あんまりキョロキョロしてるとスリに目をつけられるわよ。っても、アイテムボックス持ちだから盗りようがないわね」

「俺お上りさん全開だった?」

「かなり。ね」

「気をつける」


目的地である南門に到着した。


「トリーネお腹空いてない?」

「お昼までまだ時間もあるから空いてないけど、気になる屋台でもあったの?」

「後学のために色々食べてみたいんだけど、実は俺も空いてない」

「なによそれ。だったら色々見て回りましょ。歩いてればその内お腹も空くでしょうし」

「そうだね」


まず、野菜などを扱っている屋台を見に行くと。ジャガイモや人参など日本でも良く目にする野菜ばかりで異世界的な野菜は見つけられなかった。

もっと、こう・・・抜くと悲鳴を上げる野菜とか見てみたかった・・・。


続いて見に行ったのは雑貨を扱っている屋台で、雑貨と言うか日本でもちょくちょく見かける路上でアクセサリーを売っている感じあのまんまだった。


「おにーさん、カノジョに指輪の1つぐらい買ってあげなよ」


と露店のおじさんに話しかけられる。


「へ?あぁ、今日のお礼に気になるのがあったら買ってあげるよ」

「え?いいの?」

「俺が買えるぐらいのだったらね」

「おじさん、知力上昇の付与されてるやつどれ?」

「知力なら、ここからここまでのがそうだな」

「う~ん。折角だからナギトが選んで」

「俺?俺のセンスに期待するなよ?」

「いいよ。任せる」

「んー」


ちょっとここで閃いた。


「鑑定」


ウィンドウには「銅の指輪 知力+1」とある。


「鑑定」


ウィンドウには「青銅の指輪 力+1」とある。


「おじさん、これ力が付与されてるみたいですよ」

「おにーさん鑑定持ってるのか。折角だから片っ端から鑑定してくれない?」

「流石に面倒臭いです」

「バイト代出すからさ」

「いや、この後も色々予定あるんで」

「そっかー。暇な時でいいから鑑定しに来てよ」

「考えておきます。この銅の指輪いくらですか?」

「銅貨2枚だよ」

「それじゃあ、銅貨2枚。これで」

「毎度ありー」



「トリーネ、気に入って貰えたらいいけど。これ」

「うん、ありがと」


正直に言う。「嵌めて」と左手を出されてどの指に嵌めるか悩むと言うシチュエーションを想像したが、そんな事は一切なく。

トリーネは普通に受け取り右手の人差し指に指輪を嵌めた。いや、装備した の方が正しいのかもしれない。


「アクセサリーにステータスのプラス補正とかあるんだね」

「普通の職人さんが作れば何個かに1個は付くみたいだから+1だとそこまで高くないんだけど」

「うん」

「+5とか超えたら一般人には手の届かない値段になっちゃうわね」

「最高でいくつまでプラスがあるの?」

「たしか+20までは確認されてて、噂だと+30もあるらしいのよ」

「それだったら+1を30個つければ+30に出来るし、安上がりじゃない?」

「アクセサリーは3つまでしか効果が反映されないのよ」

「なるほどねぇ」



ますますゲームみたいな仕様だなぁ。という感想を抱きつつ。

鑑定を使えば掘り出し物を見つけられるんじゃないかと企んでいた。



いつもお読み頂きありがとうございます。


サクサク書ける時と全く進まない時の違いが分からないのですが、煮詰まってる時も何か楽しいです( ´ー`)

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