6話 冒険者ギルドで無双
文章の書き方が毎話どころか話の途中からでも変わってたりしますが気にしたら負けです٩( ᐛ )و
大通りを歩いていると様々な看板が目に入るがどれも見た事もない文字で書かれている。
全く読めないのだが意識を向けるとなぜか意味だけが分かる。
すれ違う人達の会話だったり呼び込みの声も、全く聞き取れないが意識を向けると意味だけが頭に入ってくる。
すれ違う人からは視線をいただき、複数で歩いてる人達は俺の事を話題にしていただけているようだ。
うん、服だよね。
視線を集めつつも辺りをキョロキョロと見回しながら歩く事数分。目的の冒険者ギルドが見えてきた。
(やっぱ登録してる最中に中ランクぐらいの厳つい冒険者に絡まれて、それをアッサリとボコって注目を浴びるってのやりたいよねっ。Lv.342だしねっ。異世界転生でチート無双やっちゃいますかぁ。)
西部劇で見る様な扉をくぐり冒険者ギルドへ入る。
入ってすぐ右手には依頼ボードらしき物があり疎らにだが紙が貼り付けられている。
左手にはちょっとしたスペースがありテーブルや椅子が並べられており酒場も兼ねているようだ。
奥まで進むとカウンターの受付があり、そこでクエストの受諾や登録も行っているようなのでギルド職員と思われるお姉さんに話しかける。
「すいません。ギルドに登録したいんですけどお願い出来ますか?」
「・・・はい、それではこちらの用紙に記入をお願いします。代筆がお必要でしたら有料ですが承っております」
一瞬、ギョッとした顔をしたが直ぐに営業用スマイルになった辺りプロ意識の高さを感じるが。うん、服だよね。スウェット着心地いいんだけどなぁ。いや、もしかしたら裸足にスニーカーってのが良くないのかもしれない。チャラ神様が靴下も召喚してくれなかったせいか、あの野郎・・・。
「・・・あの・・・大丈夫ですか・・・?」
「あ、すいません。今から書きます」
「はい、赤で丸をしてある所が必須で、それ以外の項目は任意となります。スキル等知られたくない方も居りますので」
「はい」
(とりあえず必須なのが名前と・・・名前だけじゃん!その名前も偽名使えるだろうし何でもありじゃねぇか。んじゃサクっと書いちゃいますか。坂口凪斗っと。予想通り意識しながら書くと勝手に異世界の文字で書けたな)
「名前だけでも大丈夫ですか?」
「構いませんが、レベルやスキル、職業などパーティの斡旋やクエストの依頼をする際に信頼度が増しますので問題が無ければ書ける範囲で記入された方がよろしいかと思います」
「あー、なるほど」
(レベルは流石に天元突破しすぎだろうからやめとこう。スキルレベル書かなければ鑑定とアイテムボックスは書いても問題ないだろうし。鑑定。アイテムボックス。っと。んで・・・)
「え?職業って冒険者でいいんですよね?」
「へ?いえ、あぁ、まだ1次転職されてないんですね」
「えっと・・・1次転職って何ですか・・・?」
「えぇと、1次職には基本的にアシスト、マーシナリー、マジシャン、アクロバットとありまして専門の先生の指導を受け、テストに合格いたしますと1次職に就くことが出来ます」
「なるほど・・・んじゃ、これでお願いします」
「はい、ナギト・サカグチ様 スキルは鑑定とアイテムボックスをお持ちと言う事でよろしいですか?」
「はい、お願いします」
「それではお呼びするまでしばらくお待ちください」
「はい」
(あの野郎、1次職とか聞いてねぇぞ。どうせデカ狼に殺されるだろと思って先の事はめんどくさいから教えなかったとかだろ・・・やっぱ次会ったらしばく)
などと思いながら酒場エリアの方の椅子に腰掛けると。後ろから声を掛けられる。
「なんだ?お前その格好はよぉ」
(はいはい来ました。来ましたよー。無双させて貰っちゃおうかなー)
「あー、裸足にスニーカーは無いですよねぇ。俺も無いと思うんですけど色々あったんですよぉ」
「ちげぇ、服だよ服。その灰色のよく分からん服。変な服着てるわヒョロそうだわお前みたいなガキが来る所じゃねーんだよ」
(はいはい来ました。来ましたよー。んじゃサクっと煽って、殴りかかってきた所をレベルにモノを言わせた身体能力で躱し、カウンターでパンチを叩き込みますか。まぁ、死なれたら困るからボディにしとこう)
「まぁ、変な服っつーけどお前の顔よりはマシだし、ヒョロくてもお前みたいな雑魚よりは100倍強いと思うぜ?」
「あぁ?一遍死んで来いやガキがっ!」
(はいはい、来ました。来ましたよー。これをかわs)
バコォ───。
全く躱せる雰囲気すら無く右ストレートが俺の顔面に刺さり、受付カウンター近くまで吹っ飛ばされ見事に失神した。
ノープランかつ設定も考えずに始めた結果いい加減ネタが尽きてきそうですが、まだまだ頑張りたいと思います(´・ω・`) (´・ω..:;.:... (´:;....::;.:. :::;.. .....