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55話 マヨネーズ

「それでどんなネタなんじゃ?」

「一応、料理になるのかな?マヨネーズってソースなんですけど」

「ほう」

「俺が元に居た世界だとめちゃくちゃ人気もあって材料も手軽で簡単に作れるはずなんで、今度試しに作ってみるんで食べてみてください」

「そんな手軽で簡単な物が金になるかのう?」

「そこはちょっと考えがあります」

「ほう、言うてみい」

「今回の事で商業ギルドにツテと言うか繋がりが出来たじゃないですか」

「そうじゃの」

「商業ギルドでマヨネーズを試して貰って、受けが良ければどこかレストランとかを紹介して貰ってそこにレシピを売るんです」

「なるほどの」

「悪くないと思うんですけど、どう思います?」

「それじゃと単発で終わってしまうで勿体無くないかの?それに他にもネタはまだあるんじゃろ?」

「うーん。そうですね」

「オセロやらが落ち着くまでまだ時間はあるんじゃし、ゆっくり考えればいいんじゃよ」

「はい」


悪くはないと思うんだけど、メディン婆さんからすると効率が悪いっぽい。

そこまで急ぐ必要もないしもっと作戦を練るかな。


「ナギトって商人になるの?」

「いや、そうゆう訳じゃないんだけど。どうなんだろ?」

「どっちもやってる人って結構居るみたいだし、とりあえずやってみればいいんじゃない?」

「そうなんだ」

「行商をする時とか自分が冒険者なら護衛を雇わなくてよかったりね」

「あー、なるほど」

「他にも自分でお店を持ってて、採集とか討伐したモンスターの素材をそこで売ったりとか」

「そうゆうのもアリなのか」

「何でもアリよ」


「まぁ、とりあえずはアシストに転職してからだけどね」

「そう言えば、なんでアシストに決めたの?」

「う・・んと。俺ってなんでかファイヤボール使えるから。たぶん加護のおかげだと思うけど」

「うん」

「マジシャンでファイヤボールが使えるって普通だし、他の職でって思ったんだけど」

「うん」

「1発撃つたんびに倒れてたら意味ないしMPが要るのと、威力を上げるにも知力が要るから、知力に振る職って考えてアシストなんだけど、どうせなら知力に振りまくる支援の方がいいんじゃないかな?って感じ」

「意外と良く考えてるね」

「意外か・・・」

「うん。詰めが甘いイメージあるもん」

「何かそれ最近誰かに言われた気がする」


「いつまで喋っとるんじゃ、さっさと食べてくれんと片付かんわい」

「あ、すいません」「ごめ~ん」


2人共急いで食事を終わらせ洗い物や後片付けをする。


「ステータスって転職してから振った方がいいのかな?」

「どっちでもいいんじゃない?」

「そうなの?放浪者とマーシナリーだとマーシナリーの方が力の上がり幅が大きいとか、攻撃力の上がり方が、って言うのは無いんだ?」

「聞いた事は無いけど、職業による補正とかもしかしたらあるかもしれないわね・・・」


地雷と言うかスイッチを入れてしまったみたいでブツブツと呟きだしてしまった。


「それじゃあ、俺は部屋に戻るから・・・あ、そうだ。トリーネ」

「ん?どうしたの?」

「生活魔法もレベル3に上がってトーチもずっと練習してるけんだど、あれ以降1回も失敗してないから家の中でもトーチ使っていい?」

「そうね。1回試しにやってみて」

「うん「トーチ」どう?」

「ちゃんと練習してるみたいね」

「クリーンもライトもそこそこ使えるようになったよ、ウォーターはまだちょっと物足りない感じだけど」

「そうね。でも、気を付けて使ってね」

「分かってるよ」


確認を取るのを延々と忘れ続けたが、ようやくトーチの使用許可が下りた。

これで心置きなくロウソクを点けたり消したり出来る。


「それじゃあ俺は部屋に戻るね」

「うん、おやすみ」

「おやすみ」


部屋に戻り、ロウソクの火を吹き消す。ライトで部屋を灯し、トリーネも戻った事だし明日にでも冒険者ギルドに転職試験の申請を出しに行こうかと思ったが、ふとある事が気になった。

生活魔法のレベルアップの条件って発動回数なのか合計時間なのか、ゲームだと回数の方が多いと思うがモノによっては時間だったりもするから、どうなってるのか明日トリーネにでも聞いてみよう。

ライトを消し、トーチでロウソクに火を灯す。

うん、やっぱり自分で火を点けれるのって便利。毎回頼むのも面倒だったし、部屋でも1回消したらそれっきりなのも辛かった。

真っ暗なまま過ごさないといけなから、MPの自然回復を待ってる間に寝てしまうし色々と制限がキツい。

これで暗くなってからの光源も確保出来たし、本とか買ってみてもいいかもしれない。

この世界の常識を学ぶためと暇潰しにもなるし。どこで買えるのか、これも明日トリーネに聞いてみよう。

暇潰しになる事を考えるが、オセロの受けの良さを考えるとこの世界には娯楽が少ないのかもしれない。

無ければ作ればいいのかもしれないが一人遊びに向く物で自分が楽しめそうな物は浮かばない。



異世界転生モノの主人公達はどうやって知識チートしてるんだろう・・・。

ネットで検索も出来ないのにあれ程の知識を持つ主人公達に嫉妬する。そして、諦めてロウソクの火を吹き消し布団に入った。



マヨネーズ無双不発に終わりました(´・ω・`)

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