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49話 お座り、お手、おかわり。

▽・エ・▽

テーブル席に向かい合わせに座り。


「マリオンさんは普段どんなメニューを頼むんですか?」

「私は、サラダとスープとパンを頂く事が多いです」

「マリオンの嬢ちゃんはスープをおかわりするけどな」


とマグナスさんが爆弾を投下しながら現れた。


「で、注文は決まったか?」


マリオンさんは顔を真っ赤にし俯いて恥ずかしさからかプルプルと震えている。もしかしたら怒りからかもしれないが。


「マリオンさんは決まりました?」


声が耳に届いていないようだ。


「えっと、それじゃあサラダとスープとパンを2人前。あと肉って何かあります?」

「おう、ビッグボアの良い肉が入ったからな何でも出来るぞ」

「んー、それじゃあ、ビッグボアで串焼きとか出来ます?」

「おう、串焼きは何本にする?」

「2本でお願いします」

「サラダとスープとパンに串焼きだな」

「はい」


マグナスさんは厨房に戻って行ったがマリオンさんは逃避からまだ戻ってないようだ。


「マリオンさん」


ビクッとなってこちらを上目遣いで伺ってくる。なにそれ可愛い。


「勝手に注文しちゃいましたけど大丈夫でした?」


無言でコクコクと頷いている。仕事の出来るお姉さんって感じで、事務的な感じだったからちょっと怖かったんだけど。これがギャップ萌えってやつかっ。

良く見ると眼鏡が少し曇ってる、そんなに恥ずかしかったのか。

この人って意外と見てて飽きないかもしれない。


「おまたせしました。サラダとスープとパンです」


と、ニーナちゃんが配膳に来てくれた。


「あ、来たみたいですね。マリオンさん頂きましょうか」

「はい」

「串焼きはもう少し時間がかかるそうなでもう少しお待ちください」

「うん、ニーナちゃんありがとう」


ペコリと頭を下げ厨房に戻って行く。


「いただきます」「いただきます」


食べ始めるとさっきまでの恥ずかしさは吹っ飛んだのか終始笑顔で食べ続けている。

なるほど、食べるのが好きな人なんだな。


サラダを食べスープとパンが半分ぐらいになった時、串焼きをニーナちゃんが持ってきてくれた。

予想通り串焼きは焼き鳥サイズではなく。

それは串焼きと言うにはあまりにも大きすぎた。大きく、分厚く、重く。そして、大雑把すぎた。それは正に肉塊だった。


盛った。盛りまくった。そんなドラゴンを圧殺出来る程は大きくないが、それでもそれ1本でお腹いっぱいになるぐらいには大きい。

この世界ってどれも量が多いんだよねアメリカンサイズって感じ。まぁ、アメリカなんて行った事ないけど。


そんな串焼きもマリオンさんはペロっと平らげていた。

流石に全部は食べきれない気がしたので、まだ手を付けていない串焼きから肉を半分取り外し。


「すいません、ちょっと食べ切れそうにないんで半分食べて貰えませんか?」


と取り外した肉を乗せた皿を差し出すと、花が咲いたかの様な笑顔になりコクコクと頷いている。

何か餌付けしてるみたいで楽しい。何かに目覚めてしまいそうだ・・・。


マリオンさんは余裕で完食していたが、俺はやっとの思いで肉を詰め込み完食した。

トイレのために席を外し、戻るとマリオンさんが支払いを済ませてくれたらしい。ごちそうさまですっ。

マグナスさん、ニーナちゃんの2人に挨拶を済ませ金の稲穂亭を出てから。


「何かすいません、ごちそうになっちゃって」

「ギルドの経費で落ちるので問題ございません」

「まぁ、そうなんでしょうけど」

「それよりも、先程はお恥ずかしい所をお見せしまして・・・」

「あぁ、何か可愛かったですよ」

「え?かわっ・・・」


また俯いてプルプルしてる。可愛い。


「家もすぐそこなんでお見送りはここまでで大丈夫です」

「え、いや、ですが」

「今日はごちそうさまでした。良かったらまた一緒にどこか食べに行きましょう」

「え、あ、はい」

「それじゃあ、おやすみなさい」

「あ、はい。え、あ、えっと、商業ギルドのまたのご利用お待ちしております」


普段キッチリしてる分、予想外の事が起こるとテンパるっぽいなぁ。見てて面白い。



ミルフェイユに戻り、勝手口の鍵を開ける前にやりたい事があったのを思い出す。


「クリーン」


昼間、採集ついでにやっている生活魔法の練習でクリーンもやっているとは言え、やっぱり寝る前にスッキリしたいよね。

服をパタパタと叩き、クリーンで出た砂を下に落とす、落としきったのを確認してから鍵を開け勝手口をくぐる。

ライトを使いながら階段を上がり、2階にある自室へ入るなりスウェットに着替えた。


「あ~~、やっぱスウェットは落ち着くなぁ」


布団の上に横になり、今日も色々あったなぁ。と1日を振り返るが、そう言えばトリーネって明日帰ってくるのか。

今日は精神的に疲れたから明日もゆっくりして、何時に帰って来るか分からないけどのんびりしながらトリーネの帰りを待つかな。



と、いつまで暇に耐えられるか分からない予定を立て眠りについた。



(∪^ω^)わんわんお

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