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48話 金の稲穂亭で夕食を

フィリップさんと昼食を食べた時のサブタイトルが悔やまれる(´・ω・`)

「それじゃあ、将棋と言うゲームについて説明します。えーっと、出来れば紙とペンを貸して欲しいんですけど」


ギルドマスターが立ち上がり掛けたのを制止しマネージャーが紙とペンを用意してくれた。


「これで宜しいですか?足りなければまだありますので仰って下さい」

「はい、ありがとうございます」


1枚目の紙に9x9マスを書き、自陣敵陣に駒を書き込んでいく。

2枚目の紙に各駒がどう動けるかを書き込んでいく。

3枚目の紙に各駒の成った後の動きを書き込み。


「お待たせしました。それでは説明していきますね」


駒の動き方を説明しルールを説明していくのだが3人は一切口を挟まず、反応も乏しい。


「と。まぁ、ルールはこんな所ですかね」


やはり反応が無い。俺が説明に失敗したのか、ただの しかばね なのかどちらだ?と思ったその時。


「ふむ。まず駒の動きを覚える必要がありルールも複雑ですが、その分オセロよりも奥が深いのかもしれませんね」


と、マネージャーさんが反応してくれた。マネージャーさんありがとうっ。


「戦争を模したゲームでここまでのクオリティですから軍部にも売り込めるかもしれませんね」


あれ?サブマスターさんまで意外と好評価?


「オセロほど一般大衆向けではないかもしれないけど貴族や軍人には受けるかもしれませんね」


ギルマスさんも高評価っぽい。焦って損したな。そして、隣のメディン婆さんが鼻息荒く「どうじゃ見たか」と言わんばかりのドヤ顔してるけど貴方何もしてないですよね?


「そうですね。こちらのショーギと言うゲームも商業ギルドに委託して頂けるのでしたらメディンさんの最初に提案された条件で受けたいと思います」

「ふむ。その辺りが妥協案といった所かの。まぁ、それで良いじゃろ」

「それでは早速、計画書と契約書の作成といきましょうか」

「ナギトは先に帰っていいぞ。儂はまた遅くなるでの」

「はい、分かりました」


「ナギト君わざわざすまなかったね。これからも商業ギルドと君との関係が有益である事を願うよ」

「は、はぁ。よろしくお願いします」


ギルマスさんが扉を開け指示を出し。


「マリオン。ナギト君がお帰りだからお送りしてきてくれるかな」

「かしこまりました」

「そうだ。ナギト君は夕食は済ませたのかい?」

「あ、いえ。まだですね」

「マリオン、君のオススメの店でいいからナギト君をお連れして」

「はい、かしこまりました」

「いや、あの、そんな・・・」

「ナギト。タダ飯じゃから奢られておけ」

「はい・・・。それじゃあ、お願いします」


「気をつけて帰るんじゃぞ」

「はい、お邪魔しました」

「いつでも歓迎するから遊びに来てね」


扉を閉める直前にギルマスさんからそう言われたが、扉を閉めた後、聞こえるはずが無いのだが「はぁ~。あやつを1人で来させる訳がないじゃろ」とメディン婆さんの声が聞こえたような気がした。

幻聴なんだけど信用無いよね。まぁ、怖いから1人で何て来たくないけど。


商業ギルドを出て緊張したせいか普段凝らない肩が凝り首をポキポキと鳴らし、ふぅと息を吐く。すると後ろから。


「ナギト様、ご夕食ですがリクエストはございますか?」


そうだった。マリオンさんがご飯に連れていってくれるのを忘れてた。


「うーん、特に無いのでマリオンさんにお任せしてもいいですか?」

「はい、そうですね。高級なお店はあまり存じあげないので申し訳ないのですが金の稲穂亭などはいかがでしょうか?」


おう、そうきたか。昨日、行ったんだよなぁ。フィリップさんと一緒に行ったからあんまり食べた気もしなかったし、まぁ、いいか。


「俺もあそこ好きなんですよ。それじゃあ金の稲穂亭にしましょうか」

「はい」



無言で歩く。並んでではなく3歩後ろをマリオンさんが着いてくる。振り返ると目が合うが反応はない。

非常に気まずい。何か話題を振らなくては・・・。


「マリオンさんは金の稲穂亭に良く行くんですか?」

「はい。あのお店のスープが好きでして週に1度程は食べに行っております」


3歩後ろから並んで歩くようになった。だいぶ気まずさが緩和された。このまま話を振らなくては。

あぁ・・・また3歩後ろに後退した・・・。

話を振り並んで歩き、直ぐ様3歩後ろに下がる。そんな一進一退の攻防を繰り広げながら金の稲穂亭へ着いた。


「こんばんは」

「いらっしゃい。おう、ナギトか。ん?お前、昨日も来なかったか?」

「まぁ、そうなんですけど。ここの大ファンなんで。2人ですけどいけますか?」

「ん?泊まりか?」(ニヤニヤ)

「違いますよっ。食事です」

「だろうな。空いてる所に適当に座ってくれ」

「だろうな。って、そんなイジり要らないですよっ」

「マリオンの嬢ちゃんも昨日来てたし、2人共よっぽどウチの味が好きなんだな。はっはっは」

「あれ、そうだったんですか?」

「ナギト様こそ仰って頂ければ他のお店を提案致しましたのに・・・」

「お父さん、お客さんにまず座って貰ったら?」

「ん?そうだな。注文が決まったら呼んでくれ」


「マリオンさん座りましょうか」

「はい」



気を使い合った結果、マリオンさんと俺は2日続けて同じ店で食う事になってしまった。

美味しいから別にいいよ・・・・。



少しずつですが評価やブックマークをしてくださる方が増えてきました。ありがとうございます。

そんな方々に足を向けて寝れないと思い、立って寝ようかと思ったのですが、もしかしたらブラジルにもしてくださった方が居る可能性も無いとは言い切れないので、これからは逆立ちして寝ようと思います。

でも、もしかしたら宇宙にも居るかもしれないので気にせず寝る事にします٩( ᐛ )و

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― 新着の感想 ―
[気になる点] どの職にするのか気になるなぁ。なかなか引っ張るね 町に入って真っ先に冒険者ギルドに行ったから、 てっきり冒険者メインかと思ってたんだけど・・・
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